京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




京都府北部は天橋立にある籠神社(このじんじゃ)まで行ってきました。
元伊勢とも呼ばれるこの神社は伊勢神宮が現在の地に遷る以前に
一時的に祀られていたという故事からそのように伝承されています。

多くの参拝客でお参りするまでには長い行列ができていました。
門の前に飾られた大絵馬はねづみが福袋をかつぐかわいい姿。

門から中は撮影禁止ですが伊勢神宮と同じ五色の座玉が欄干に飾られています。
お守り授与など沢山の人が並んでいました。

鎌倉時代の作と伝わる国宝の狛犬が鎮座しています。
阿吽の顔つきやどっしりと構える足など他の狛犬とは違った趣があり最も日本的なものの1つだとも言われています。

天橋立はこの神社の参道だったのではないという説もあります。



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京都府北部、久美浜にある京都の料亭「和久傳」さんの施設「和久傳ノ森」は
広い敷地内に苗木が植樹され美術館や工房、レストランなどが建てられています。
 

工房ではれんこん菓子の西湖などが製造されていて
その様子をガラス越しに見学することができます。

美術館は安藤忠雄先生設計のシンプルなデザイン、窓が殆ど無いように見えますが光がうまく取り入れられています。
和久傳の会長さんが絵本作家の安野光雄(あんのみつまさ)さんのファンということで館内は
世界の風景や風物などを描いた優しい水彩画が展示されています。
 
6月3日までメアリ・ポピンズの原画展が開催され
もりのえほんの風景画なども展示されています。

繊細な水彩画が美しい「もりのえほん」は森の風景の中に動物などが隠れていて
大人が見ていても楽しい絵本です。(ミュージアムショップ等で購入可)

敷地の奥には工房レストランも併設され食事やスイーツなどが楽しめます。

桑の樹をイタリア語で”モーリ”というそうで、レストランでは桑の葉茶やシフォンケーキなども出されています。

暖炉があるスタイリッシュな空間

丹後の食材を使った料理や西湖など和久傳さんのスイーツも頂くことができます。
 

工房で製造された西湖をそのまま味わえます。

お土産にちりめんを買いました。
イラスト入りの桑の葉茶のペットボトルは美術館で頂いたもの

京都から車で2時間ちょっとと時間はかかりますが美術館にレストランと
穏やかな時間が流れ日常を忘れて心和む所です。
和久傳さんの会長さんが峰山出身ということで久美浜に施設ができたようです。



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神戸を本店するセレクトショップBshop系列が運営する「ホリデーホーム」
久美浜湾を見下ろすかぶと山の高台に建つお洒落なホテルです。

おとぎ話のような洋館が建っています。
部屋は全部で6つだけのシンプルなホテル。

敷地内にBshop店舗やレストランなどが併設されています。

普通のビショップよりも雑貨などが充実!
ホテルで使用されているオリジナルのパジャマやタオルなども販売されています。

 
 
人気のレストラン、レセプションガーデン

近海でとれた魚介や地元の野菜などを使った料理が提供されています。

広い敷地の中には季節の花などが咲き脱日常といった空間
 

京丹後は気温が低いので桜の開花はもう少し先のようです。



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蟹シーズンも3月末で終了ですが京都府北西部は丹後半島の間人(たいざ)に行って来ました。
間人港で水揚げされた希少価値の高い松葉ガニを間人ガニといいブランド蟹としても有名です。

間人ガニには緑のタグが付けられています。
 
いくつかの温泉宿があり蟹料理と温泉が楽しめます

オーシャンビューの温泉付き客室がおすすめ!
24時間いつでも入れるのでお部屋に温泉付いているのはやはり良いですね。

カニ鍋に焼き蟹、カニ刺し、カニみそ、カニ豆腐、カニ雑炊等々・・・蟹三昧です。
 

蟹雑炊になんとかいきつけましたがお腹いっぱいで全部食べきれませんでした

夕日が美しい間人港

間人と書いて”たいざ”とよむのは珍しい地名ですが
聖徳太子の母、間人皇后(はしうどこうごう)が乱を避けるためこの地に滞在し
その後この地を去る際、手厚いもてなしを受けた村人達へのお礼に間人(はしうど)という地名を与えましたが
畏れ多いと、皇后がこの地を退座したことから”たいざ”と名付けたられたそうです。

海岸の立岩近くにある間人皇后と幼い聖徳太子の母子像

立岩は日本列島が大陸から離れた約1500万年前頃に出来た柱状の玄武岩で周囲は約1kmもあり
この岩の前に立つと辺り一帯が不思議な空間に感じられる所です。



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文殊堂山門横のカフェ「カフェ・ドゥ・パン」さん、天橋立ワイナリーの系列店
オリジナルバンズに宮津名産オイルサーディンをサンドした「宮津バーガー」が珍しい

松並木や廻船橋が見える窓際席
 

カウンターで注文して受け取るセルフサービス方式で気軽に利用できます。
東京のスーパーなどでも見かける全国的に有名な竹中缶詰のオイルサーディン
 



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文殊堂門前に続く天橋立名物『知恵の餅』の店、何軒かありますが微妙に味が違います。
創業嘉応年間(1169年~1171年)の「彦兵衛茶屋」さん
関西TVなどでも取り上げられていた抹茶氷の中に知恵の餅が2個入った『知恵氷』
 



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天橋立の続きです。室町時代創建の智恩寺は”文殊菩薩様”(智恵の神様)をお祀りするお寺で
通称「文殊堂」と呼ばれ日本三大文殊の1つにも数えられています。 
 

”三人よれば文殊の智恵”でも有名で境内海側には
3回くぐると智恵を授かるという智恵の輪灯篭があります。
 
国宝、雪舟の「天橋立図」にも本堂や多宝塔が描かれています。

鉄でできた大きな湯船の手水鉢
 

記帳台の上にお昼寝中の猫ちゃんがいました。
 

丹後地方最大級の存在感ある三門!
 
本尊文殊菩薩像は通常非公開ですが駅から少し歩いた観光施設に
平成16年の23号台風で倒れた松の木で制作されたレプリカが置いてあります。



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松並木が続く天橋立は全長3.6kmの砂洲で、一本道の東側には砂浜が広がり夏は海水浴客で賑わいます。

遠浅ではありませんが海の水が綺麗でコバルトブルーが広がる海岸

海水浴を楽しむ外国人観光客がちらほらいました。

文殊側の陸からは小天橋と大天橋の二つを渡ります。

渡った所に日本三景碑が建っています。

説明は書かれていませんが寛永二十年『日本国事跡考』林春斎とだけ記されています。
江戸時代前期のの儒学者、林春斎によって書かれたこの著書のくだりに
天橋立、松島、宮島が出てきたことが発端となり日本三景という括りができたようです。

湾内には以外と大きな魚も入ってくるようで釣りをする人も・・・



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久しぶりの天橋立を訪れました。『海の京都』としても観光事業を進める京都府北部にある日本三景天橋立
京都市を除いて京都府内一番の観光地で沢山の外国人観光客も訪れています。京都市内から特急で2時間というところが
少しネックになりますが一度訪れる価値はあり!

橋立南側の文殊山の山頂の展望施設ビューランドからの眺めは
股のぞきをすることによって天と地が逆になり空が海に見え
龍が天に上るように見えることから”飛龍観”と呼ばれています。

何年か前に新しく展望デッキができて更に眺望を楽しめるようになってます。
 

広いデッキの上にくねくねとした曲がりくねった回廊式のデッキが続き更に高い位置から橋立を望めます。



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細川幽斎が京都の吉田山から移植したと伝わる樹齢300年の枝垂れ桜
京都府北部の瑠璃寺という小さなお寺にひっそりと且つ雄大に咲いています。

石垣の下から見ると1本の桜のように見えますが古木と若木2本の親子桜
樹齢300年以上とされる古木の幹は苔生した岩のよう・・・

かつてこの地に幽閉された公卿中院通勝を慰めようと当時城主であった細川幽斎が
京都の吉田山から桜が移し植えられたことから吉田という地名が付いたと伝わっているそうです。
お寺の境内はとてもこぢんまりとしていてのどかな風景が広がっています。

右が樹齢300年の古木、左が樹齢90年の若木
糸桜にも似た細く小さな花ですが紅の色が濃い(樹種は江戸彼岸桜)

因みに2004年に京都の吉田神社にこの古木からとった穂木が贈られ
大元宮前に植えられましたが今年は枯れてしまったのか若木に植え替えられているようです。



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