京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




京都府北部の「カトリック宮津教会」は日本で2番目に古い天主堂で
(現役で使用されている木造教会としては日本最古)
明治29年に建てられたフランス風ロマネスク様式の木造建築

建物の正面のモルタル仕上げの外観が印象的、他は全て板貼りの外壁
堂内は撮影禁止ですがフランスから直輸入されたという見事なステンドグラスが施されています。
 
通常、祈りを捧げる椅子が配置される場所が畳敷きになっているのが特徴的で、和洋折衷の聖堂としても有名

長崎の大浦天主堂と同じ明治中期の面影をとどめる貴重な教会の1つ
 



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京都府北部の伊根は天橋立から更に車で30分程の漁港で、映画「釣りバカ日誌」やNHKドラマ「ええにょぼ」などのロケ地にもなった所
海沿いに建つ舟屋と呼ばれる独特の民家は1階部分は船のガレージともいえる船着き場で2階部分が居室空間になり
その貴重な景観から重要伝統的建造物群保存地区になっています。
 
舟屋群の中には江戸時代から残るものもある

舟屋の2階をキッチンと温泉露天風呂が付いた宿泊施設
1階は船のガレージ部分をカフェスペースにした舟屋カフェ雅さん

入口を入ると奥はすぐ海へと続いています。
海側から見るとこんな感じ水面ぎりぎりまで海面がきています。
 
カフェスペースはエアコンがきいた室内と船着き場部分の屋外にもあり
ドリンクなどを楽しめるようになっています。

和菓子と抹茶のセット、最中は伊根町のゆるキャラふなやん
お茶を頂いていると海上タクシーと呼ばれる船がやってきました。

舟屋の歴史などを説明しながら湾内を周遊してくれます。
 
宝暦4年(1754年)から続く日本で一番海に近い造り酒屋「向井酒造」さん
若女将が杜氏をされていることでも注目をあびています。

代表銘柄は「京の春」、赤米を使ったフルーティな日本酒「伊根満開」は女性にも人気
 
舟屋ギャラリー&カフェ「伊根工房」さんは伊根焼きのお皿や置物が展示され
店内では中国茶なども楽しめます。

伊根町自体はお店はとても少なく高台の道の駅まで行くと食堂があります。
バス停で降りると伊根浦公園の前に無料の貸し出し自転車があるので
空いていれば湾岸をチャリで回ると便利!

海の京都観光エリアにアクセスする京都丹後鉄道=通称”丹鉄”の観光列車
くろまつ・あかまつ・あおまつ・とあります。写真はあかまつ
 
車内は木を多用したカフェ風のサロンカー、ソファー席もありゆっくり景観を楽しみつつ
地元のジュースやビールなども注文でき、お土産なども購入できます。

伊根までのアクセスは宮津または天橋立から丹海バスか遊覧船
車の際の駐車スペースは伊根浦公園の共同パーキング
 
道の駅「舟屋の里伊根」も広い駐車スペースがあり舟屋は遠景になりますが伊根湾を全体を見下ろすことができます。



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「観音寺」から車で20分程の所にある綾部の古刹「東光院」、紫陽花の隠れた名所です。
高野山真言宗派のお寺ですが、奈良法隆寺の荘園の1つであったことから
正式名称は「菅谷山法隆寺東光院」と号し、薬師如来像を本尊にお祀りしています。

開山は天武天皇の時代、白鳳2年(673年)という古い歴史あるお寺

仁王門から続く川沿いの参道や山の斜面には約2千株の紫陽花が続いています。
 
創建当時は七堂伽藍を備えたそうですが
現在はこぢんまりとした本堂が建ち山寺の風情漂わせています。
 



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京都府北部の紫陽花の名所として知られる「観音寺」さんは、関西花の寺二十五霊場の第一番札所でもあり
”丹波あじさい寺”として知られています。

約1万平方メートルの境内には100種1万株の紫陽花があるそうです。
山の斜面に咲く花を伽藍のガラス窓に映し眺めるのが人気
 
養老4(720年)年、法道仙人による開山と伝えられる古刹で
本堂は、天明4(1784)年に建築されたもの(京都府の指定文化財)

28日(日)にはあじさい祭が行われ作家で僧侶の家田荘子さんの講演もあるそうです。



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京都府は福知山市大江町の才ノ神の藤を見に行ってきました。京都市内からは車で2時間半位かかる所ですが
樹齢二千年というとてつもない年月を経た天然記念物の藤が山間に広がっています。

古木の樹から大きく広がる藤を支えるのは木製ではなく鉄骨で組まれた藤棚

まだ五分咲きといったところでしたが連休中には満開になるとか・・・

長く垂れ下がるノダフジとは違い山藤なので房は長くなりませんが自生の藤らしい力強さを感じます。

才ノ神の御神木であった欅に藤が絡み長い年月を経て現在のような姿になったようです。



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京都府北部は与謝野町まで行って来ました京都市内からはかなり距離がありますが天橋立から車で10分程の所
与謝野晶子の”与謝野”という姓はこの地に由来しています。
夏のひまわり畑が有名で15万本という数の多さに圧倒されます
  
見渡す限りのひまわり、ひまわり、ひまわり~そういう名前の古い映画がありましたね~悲しい話だけど・・・

今がちょうど満開という感じ
  
やや雲の多い青空でしたが、夏らしい風景が広がっていました。

珍しい品種も・・・ゴッホの絵にでてきそうなひまわり
  
ライ麦畑でつかまえて・・・じゃなくって!ひまわり畑でつかまえて

これこそ王道!へのへのもへじ案山子。 ↓かめんライダーに必ずなれます!(笑)
   
畑の中は迷路のようになっていて、一度入るとなかなか出てこれない

『京の七夕』ともコラボしています。   何故かキューリジャパン
  



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雪の京都を撮りたいところですが、市内はお天気も良く雪がちらほらする日がたまにあるものの積もる様子はなく
北部の天橋立まで行って来ました~松並木に雪が残っていなかったので真っ白な・・・とはいきませんでしたが
白い山並みに囲まれた海に浮かび上がる橋立は冬ならではの良い雰囲気でした。
  
記録的な豪雪にみまわれたという京都府北部も今は時々青空が広がりだいぶ溶けているもの街の中は凄い雪
駅の看板が埋まってました~家の屋根にも沢山の雪、文殊の知恵の輪も半分が雪の中

文殊堂にも寄ってみました

屋根はだいぶ溶けていましたが燈篭の上に積もった雪に積雪量の多さを感じられます。
山間部では2m積もった所もあったそうです。
  
お土産には冬の味覚、蟹が並んでました~

京都と天橋立を結ぶ特急「はしだて」、新しい車両になり乗り心地も良くなっています。

お土産に『丹後ばらずし』を買ってきました~鯖のそぼろを使った独特の郷土寿司、黒豆甘納豆をコーティングしたチョコも



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天橋立に行く前に舞鶴の「赤レンガ倉庫群」に寄りました。
映画やドラマのロケ地などにも使われる場所で、最近では「坂の上の雲」にも使われています。
  
それにしても凄い雪で、一応歩道が雪かきしてあるのですが人1人通るのがやっと・・・

赤レンガ倉庫は色々な形で利用されていて、その1つ「まいづる知恵蔵」には
京都精華大学さんとの共同事業で作られた「赤れんがマンガギャラリー」もあり
昭和後期以降の作品など2200冊が置かれています。
  
倉庫群とは少し離れた所に「赤レンガ博物館」ミュージアム

煉瓦の歴史や古いレンガなどがあり日本だけでなく外国の古いレンガ等も展示
  



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綾部の「安国寺」さんから更に車を走らせること約40分?舞鶴の「金剛院」さんです。
細川幽斎が植樹したと伝わる見事なもみじが有名で”丹波のもみじ寺”とも言われています。
紅葉はほぼ見頃といったところですが今年は枯れた葉が多く今日辺りがピークなのかもしれません・・・
三島由紀夫の小説「金閣寺」では主人公が舞鶴の成生(なりう)出身であったことからこのお寺の描写が出てきます。
清水の舞台を模して、空中にせり出した様に作られている「空御堂」
  
小説の中の一説にも出てくる左甚五郎作と伝わる優雅な姿の三重塔
(物語では脱走兵が女性を連れて逃げるという設定に使われていて悲劇的な感じがする所ではありますが・・・)

水上勉も同じ題材で小説「金閣炎上」を書いていますが、何故かこのお寺の事はでてきません
若狭出身である水上勉がどうして描かなかったのか少し残念ですが・・・

長い石段を上り本堂へ出ると右手に鐘楼があり、その更に奥へ歩いて行くと小さい滝があります。
足を運んだことのある人でないと表現できないと思える所なので
三島由紀夫は多分この場所を訪れていたのだろうな~?と勝手に推測しつつ金剛院の紅葉を楽しみました。
  



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京都市内の紅葉も良い感じになってきましたが、まだもう少し?といったところ
北部はだいぶ紅葉が進んでいるのではないと2つ程回ってきました。
1つ目は綾部のお寺「安国寺」さん、全国には安国寺という名前のお寺は沢山ありますが
足利尊氏、直義兄弟が各地に建立したと伝わっています。
この丹波の安国寺さんもその中の1つ、足利尊氏生誕の地と言われ産湯の井戸などが残されています。
  
山門をくぐると正面に藁葺屋根の仏殿があり素朴ですが風情ある境内

内部には重要文化財、木造釈迦三尊坐像が安置されています。
ゆいあげた宝髪の冠や胸につけた青銅製の飾り、彩色を施した美しい仏様
    
まだ青葉も少し残っていますがだいぶ紅葉が進み真っ赤に色づくものも多くほぼ見頃?
 

  


開山堂の横に尊氏の生母・清子と真中には足利尊氏、妻の登子の宝篋印塔(ほうきょういんとう)が並んでいます。
  
京都市内から車で1時間半位ですが高速を使って綾部安国寺ICで降りると直ぐ
平日は訪れる人もまばらで静かな境内、ゆっくり紅葉が楽しめます。

金剛院へ続く・・・



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