越中富山いろいろ紹介

高山植物の花から身近な野草の可憐な花を。また野山でであった野鳥を含め又北陸の祭りや観光スポットなど紹介。

ドクウツギ(毒空木)

2011-05-02 08:39:09 | 山野草(その他)
【ドクウツギ(毒空木)】
野草:ドクウツギ科ドクウツギ属 落葉低木
花期:4月~5月
別名:イチロベエゴロシ(市郎兵衛殺し)、オニゴロシ(鬼殺し)
名の由来:毒があり、幹が空洞であるウツギ(空木)に似ている事から

トリカブト、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つとされています。
日当たりの良い山野や川原に自生します。茎は褐色で、基部から分枝し、高さ1mから2m程になります。
幹は丸く、小枝には4稜があります。新しい枝は赤みを帯びます。
花は4月から5月に咲き、果実は初め赤く、後に黒紫色に熟します。実は美しく、甘みもあるので食用と間違える事故が多発しています。

◎2011年4月24日 入善町墓の木自然公園にて 写真2枚


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メノマンネングサ(雌の万年草)

2011-04-16 07:09:04 | 山野草(その他)
【メノマンネングサ(雌の万年草)】
野草: ベンケイソウ科 マンネングサ属
花期:5月~6月
名前の由来:別種オノマンネングサ〈雄の万年草〉に対する名前

山地や海岸の岩上に生える多肉の多年草で、高さは10-15㎝に成ります。
茎ははって上部が直立していて、葉は円柱形で長さ5-12㎜程です。
上部で分枝した枝先にベンケイソウ科特有の黄色い星形の花を多数つける。
本種の高山型をミヤママンネングサという。


◎2011年4月3日 新潟市角田山にて 写真2枚


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コシノカンアオイ(越の寒葵)

2011-04-08 06:42:37 | 山野草(その他)
【コシノカンアオイ(越の寒葵) 】
野草:ウマノスズクサ科 カンアオイ属
花期:2月~5月

日本海側の山地の林下に見られる多年草。高さ15cm程度。葉は長さ10cm程度の卵状ほこ形で表面は緑色、ふつう斑紋はなく、光沢がある。春に開花。花は大きく、径4cm程度もあり、暗紫色。
 
◎2011年4月3日 新潟市角田山にて 写真3枚追加しました







◎2008年6月22日 瀬戸蔵山にて 写真1枚


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フユノハナワラビ((冬の花蕨)

2010-11-15 21:20:57 | 山野草(その他)
【フユノハナワラビ((冬の花蕨)】
野草:ハナヤスリ科ハナワラビ属 
花期:9月~11月

冬緑性シダ植物で下の羽状複葉を栄養葉、上の方を胞子葉と言います。粒々は胞子嚢で中に胞子が詰まっています。似たものにオオハナワラビやアカハナワラビがあります。緑色の葉とカズノコをひっつけたような特徴のある胞子葉を輝かせています。

◎2010年11月14日 南砺市桜ヶ池周辺にて 写真4枚
全体姿




胞子葉です


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テキリスゲ(手切り菅)

2010-07-12 09:18:34 | 山野草(その他)
【テキリスゲ(手切り菅)】
野草:カヤツリグサ科スゲ属
花期:5月~6月
名前の由来:葉や茎を触るとざらざらし、手などを傷つけることがあるので「手切り菅(すげ)」という名前がつけられた

日本固有種で、北海道の桧山、上川、本州、四国、九州に分布するスゲの仲間。山地の水湿地に生える多年草で、高さ30~70㎝の株になります。茎の上の方に長細い花穂を5~7個つけ、実は5~6月に熟す。

◎2010年6月13日 奥医王山にて
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オヤマボクチ(雄山火口)

2009-10-12 21:48:25 | 山野草(その他)
【オヤマボクチ(雄山火口) 】
野草:キク科ヤマボクチ属
花期:9月~11月
名前の由来:壮大で山に生える「火口(ほくち)」のとれる植物を意味する和名です。

晩夏から初秋にかけて低山や高原の草地や林縁で、アザミによく似た大きな頭花をつけた背の高い植物を見かけますが、これがオヤマボクチです。とがった頭花の総苞片はアザミを思わせますが、葉は楕円形で大きくアザミのようなトゲはありません。葉裏の綿毛を集めて火をつける「火口(ほくち)」にしたことからこの名前がついたといいます。日当たりのよい山野に生える多年草。高さ1~1.5mの茎は太くて紫色を帯びており、上部で枝分かれし、多少くも毛がある。茎の上部の葉は卵状長楕円形~卵形で小形だが、下部の葉は三角状卵形で基部は心形だ。縁には欠刻状の歯芽があり裏は白い綿毛が密生している。

◎2009年10月12日 写真1枚追加しました。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムシコブ (虫こぶ)

2009-10-08 06:00:41 | 山野草(その他)
【ムシコブ (虫こぶ)】

昆虫やダニ、クモが植物に寄生しタマゴを産みつけたた結果、植物の細胞が異常成長や異常分化を起こしてこぶ状に発育したものをいう。虫渋(ちゆうえい)ともいう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トチノキ(栃の木)

2009-10-07 20:50:08 | 山野草(その他)
【トチノキ(栃の木)】
野草(落葉高木):トチノキ科トチノキ属
花期:5月~6月

トチノキは落葉高木で、おもに冷温帯域の山地に生育し、高さ30mほどの巨木に成長する。沢筋や谷沿いなどの土壌・水分状態の良好な場所に多い。葉は大きく、5~7つに掌状に分かれております。5~6月に大型の房状花序を付け、白い花を咲かせ、花後のトチの実は大きなクリのようであり、灰汁抜きをすると食べられ、団子やせんべいなどに用いられています。

◎2009年10月8日 写真1枚追加しました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガマ(蒲、香蒲)

2009-10-02 05:53:23 | 山野草(その他)
【ガマ(蒲、香蒲)】
野草:ガマ科ガマ属
花期:6月~8月

池や沼などの水辺に生えていて、葉は高さ1~2mほどで、水中の泥の中に地下茎をのばしています。夏に茎を伸ばし、円柱形の穂をつける。穂の下部は赤褐色で太く、雌花の集まりです。穂の上半分は細く、雄花が集まり、開花時には黄色い葯が一面に出る。風媒花である。雄花も雌花も花びらなどはなく、ごく単純な構造になっている。雌花は結実後は、綿クズのような冠毛を持つ微小な果実になる。この果実は風によって飛散し、水面に落ちると速やかに種子が実から放出されて水底に沈み、そこで発芽します。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギンリュウソウ(銀竜草)

2009-09-28 22:21:25 | 山野草(その他)
【ギンリュウソウ(銀竜草)】
野草(腐生植物):イチヤクソウ科ギンリュウソウ属
花期:4月~8月
別名:ユウレイタケ、キセル
名前の由来:ギンリュウソウは、白色の草姿を銀の竜に見立てて名づけられました。

山地の林中に生える多年草で、高さ8~20cmで葉緑素をもたず、地下の塊茎をつたって共生する菌類から栄養分を得ています。やや湿り気のある. 腐植質の多い所に生えて寄生植物である。
全体が白色で、下向きに花を開くため茸(ユウレイタケ)とも呼ばれいます。

◎2009年9月28日 写真1枚追加しました。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クルミの実

2009-09-16 20:41:49 | 山野草(その他)
【クルミの実】
野草(落葉高木):クルミ科クルミ属
花期:5月~6月

胡桃。河川敷など、比較的肥沃な土壌を好む雌雄同株の落葉高木(20~25m)。樹皮は少し褐色を帯びた灰色で、老木になると縦に裂け目ができます。果樹として栽培されることもあります。梅雨前に花が雄花は垂れ、雌花は枝の先端に直立して咲きます。その年の秋に赤ん坊の握りこぶし大の核果が実り、核の中の仁の部分を食用とします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツノマタタケ(角又茸)

2009-09-13 18:12:19 | 山野草(その他)
【ツノマタタケ(角又茸) 】
野草:アカキクラゲ科 ツノマタタケ属
花期:5月~9月

桧(針葉樹)の倒木発生。高さ1センチほどだが鮮やかな橙黄色でよく目立つ。
高さは1cm以下にしかなりません。有柄で、頭部はへら形~扇形になります。にかわ質~軟骨質で、わずかな粘性を持ちます。食用には向きません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマブドウ(山葡萄)

2009-09-13 08:13:40 | 山野草(その他)
【ヤマブドウ(山葡萄) 】
野草:ブドウ科
花期:6月~7月

山地に普通に生えるつる性で雌雄異株の木本で、葉と対生して巻きひげを出し、ほかの木に絡みついて伸びる。葉は互生し、浅く鋭い鋸歯があり、裏面は褐色の綿毛が密生する。葉と対生して円錐花序を出し、黄緑色の小さな花を多数つける。果実は紫黒色で球形の液果で、果実酒、ジュース、ジャムなどに利用する。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アオツヅラフジ(青葛藤)

2009-09-05 21:04:45 | 山野草(その他)
【アオツヅラフジ(青葛藤)】
野草:ツヅラフジ科アオツヅラフジ属
花期:7月~8月
別名:カミエビ

つる性の雌雄異株の木本です。果実の表面に白い粉がふいています。別名のカミエビはこの白い粉をカビと見ているものです。エビはブドウの古名だそうです。
和名の「アオ」は緑色を意味しており、植物名で使われる場合は、色を示す場合と常緑か落葉かを意味する場合がある。アオツヅラフジの場合は、落葉であるので、1年目の茎が緑色であることによるのであろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カラマツ(唐松)

2009-09-01 21:01:54 | 山野草(その他)
【カラマツ(唐松)】
野草(落葉針葉高木):マツ科
花期:5月
別名:フジマツ(富士松)、ラクヨウショウ(落葉松)、ニッコウマツ(日光松)

カラマツはマツ科の中では珍しい、落葉性の高木。火山地帯に生育することが多く、荒れ地・痩せ地・湿地に生育し、本来の生育地は亜高山帯からブナ帯上部であると考えられる。各地の高海抜地域にに広く植林されている。樹高は30m近くになり、直径も1mを越えるものがある。葉は線形で長さ2~3cm。短枝では葉は円形に配列され、枝先などの長枝では螺旋状に配列される。花は5月頃に咲く。和名は葉の付いた様子が唐文様に似ているとの意味であり、落葉するので落葉松、富士山に生育するのでフジマツの別名もある。秋には黄葉し、春は新緑が美しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする