【初秋の栂池自然園(5)】
2012年9月9日(日)
標高2000mの9月は秋の草花と春や夏に咲いた花の果実で色とりどりでした。過去に撮った花と今回見た小さな実をあわせてご覧ください。
《栂池自然園の小さな秋》
オオバタケシマラン(大葉竹縞蘭)・・・花柄の途中に関節があり、そこでねじれています
タケシマラン(竹縞蘭)・・・果実はまん丸で、花柄はまっすぐです
キヌガサソウ(衣笠草)・・・真っ白な花から、後に赤みを帯びて、最後には緑色に変化します
サンカヨウ(山荷葉)・・・白色の花を数個つき、花後には濃い青紫の液果をつけます
シラネアオイ(白根葵) ・・・花後は扁平な果実ができ、秋にはじけてタネを散らします
ゴゼンタチバナ(御前橘)・・・石川県白山の最高峰「御前峰(ごぜんがみね_2702m)」で 始めて発見され、赤い実がカラタチバナを思わせることに由来しています
オオヒョウタンボク(大瓢箪木)・・・ ヒョウタンの名前は、 ヒョウタンボク. ヒョウタンボク. などと同じように2つの実がくっつき、ヒョウタンのように 見えることから
ハリブキ(針蕗)・・・葉がフキに似て大きく、全身に針があるための名
マイズルソウ(舞鶴草)・・・葉の形が、鶴 が羽を広げたときの様子に似ていることから名が付いた。秋には赤く熟した実を付ける
カラマツソウ(唐松草)・・・その花の形が唐松の葉に似ているのでカラマツソウの名が付けられました
ミズバショウ(水芭蕉)・・・水気の多い湿地にはえ、葉が大きくてバショウの葉のようだからついた
アカモノ(赤物)・・・アカモノと言うのは赤桃がなまったと言 われているように夏になると真っ赤な実を実らせます
シラタマノキアカモノの果実は赤く、本種は白い果実をつけることから別名シロモノと呼ばれています
エンレイソウ(延齢草)・・・茎の先に 3 枚 の葉を輪生し,その先から花柄を出して花をひとつつけます
ユキザサ(雪笹)・・・ユキザサの熟した実はガラス玉のように光沢のある赤になります
クルマユリ(車百合)・・・葉は輪生します
クロウスゴ(黒臼子)・・・へその大きな黒い実です
ハクサンオミナエシ(白山女郎花)・・・オミナエシより小さく、葉が、手のひら状に 切れ込んでいる。高山や山地の岩場に見られる多年草です
オオカメノキ(大亀の木)・・・和名のオオカメノキは丸い葉が亀の甲羅に似ていることから来たものです。
ニワトコ(庭常)・・・ニワトコは5月の終わり頃には熟し始めます。赤く熟して美しい果実です
ナナカマド(七竈)・・・材が硬く、燃えにくく、7回竈にくべても燃え残るため
その6 に続きます