【紅葉を訪ねて歩こう会(その1)】
2013年10月26日(土)
地元の公民館行事として催された『恒例の秋の歩こう会』に参加しました。
今回は「癒しと清涼感を求めて早月川に上流、剱岳のふもとの馬場島へ」ということで、上市町の「眼目山立山寺(がんもくざんりゅうせんじ)」通称(さっかのてら)と剱岳の登山口、白萩川と立山川に挟まれて島のように見えることから付けられた「馬場島」そしておおかみこどもの雨と雪のモデルとなった古民家「花の家」の3箇所に言って来ました。
台風27号の影響か?朝からすっきりしないお天気、時折小雨が混じるお天気でしたが約50名の方々が参加しました。
その1 : 眼目山立山寺
その2 : 剱岳の登山口・馬場島
その3 : 立山川の紅葉
その4 : 白萩川の紅葉
その5 : 古民家・花の家
《その1 : 眼目山立山寺》
当山は建徳元年(1370年)に曹洞宗大本山總持寺第二祖峨山紹碩禅師の創設による屈指の寺で、眼目村は上市川扇状地の扇頂部平野および段丘上に位置し、咲花とも察花とも記されていました。慶長10年(1605)3代藩主前田利常が巡視した際、眼目山立山寺の由緒を聞き、察花の字を「眼目」にしてサッカと読むようにしたといわれています。本寺は正しくは眼目山護国殿立山寺(がんもくざんごこくでんりゅうせんじ)と称し通称(さっかのてら)と呼ばれています。
参道には、両側約100mにわたって幹周り約3mのトガ(もみ)が50本以上も立ち並んでいる県指定天然記念物の栂(とが)並木や町指定のギンモクセイなども見ることが出来ます。
参道入り口
最初は杉並木が続きます
そして県指定天然記念物の栂(とが)並木・・・樹年齢四百年、樹高約二十メートル、太さ約三メートルある。栂の木は北陸固有の呼称で、正式名称は樅(モミ)の木で能登地方に多く、總持寺祖院から三大将軍家光の寛永期、十六世拗山是越大和尚時代に植樹されたと伝えられる。(昭和三十三年県指定天然記念物)
立山寺山門
山門脇には六地蔵
三門へ続く参道
三門は400年前、左甚五郎の作と伝えられています
中雀門
鐘楼・・・梵鐘は大戦中に搬出されたが、昭和21年11月に新しく具された。鐘楼は二度の火災にも難を免れました
廻廊・・・33体の石佛観音像があります
銀木犀2本(昭和43年3月16日 町指定)・・・本堂の左右に植栽されており、本堂火災の折に樹幹が火傷しているため、それらの個所に防腐剤が塗られて、生育は旺盛で傘状にて繁茂し、枝張りは両方共に10メートル四方をしめている
ラカンマキ・・・樹齢が400年以上と推定されていて、中国が原産地で九州南部や沖縄に自生する常緑樹であり、県内で自生しているのは珍しい。
本堂・・・本堂は昭和9年の祝融のあと三十六世大法桃岳方丈の時伽藍竣工となる。しかし、昭和28年の火災の時伽藍から宝物を全部焼失してしまう
正面に本尊釈迦牟尼如来、阿難尊者、迦葉尊者、中央左右に十六羅漢
十二支守り本尊8体
座禅石への道
その2 : 剱岳の登山口・馬場島 へ続きます。