野草 : アヤメ科 アヤメ属
花期 : 5月~6月
シャガ(射干)に似ていてやや小さく易しい感じがするということでこの名前になったそうです。
ヒメシャガは、名前の通り、シャガを小さくしたような植物で、鉢植えに向く(正確には、シャガとは別種)。
北海道南西部~九州北部まで自生しているため寒さに強いが、冬は地上部が枯れる。
花色は淡青紫~淡桃~白色と幅があり、シャガに比べて花数が少ない。
◎2020年5月15日 富山県にて 写真5枚 追加しました
◎以前のヒメシャガより
【ニワハンミョウ(庭斑猫)】
昆虫 : 甲虫目 オサムシ亜目 オサムシ科 ハンミョウ亜科
大きさ : 15~19mm
時期 : 4月~10月
場所 : 北海道・本州・四国・九州
光沢がなく、暗銅色~暗緑色をしたハンミョウ(斑猫)。
上翅に白い小さな紋があるが、紋の形には変異がある。
人家のまわりから山地まで、広い範囲の地表で見られ、個体数も多い。
地面を徘徊し、他の昆虫を捕らえて食べる。
幼虫は地面に縦穴を掘って住み、成虫と同様、そばを通りかかる他の昆虫を食べる。
☆2023 ニワハンミョウ 2023年5月12日
◎2020年5月24日 写真8枚 追加しました
暗銅色系
暗緑色系
◎2020年5月19日 富山県にて 写真6枚 追加しました
暗緑色系
暗銅色系
◎2020年5月7日 富山県にて 写真3枚
暗緑色系
【ナミハンミョウ(並斑猫)】
昆虫 : 甲虫目 オサムシ亜目 オサムシ科 ハンミョウ亜科
大きさ : 18~20mm
時期 : 4月~10月
場所 : 本州・四国・九州・(沖縄)
ハンミョウ(斑猫)と称されています。
触角や脚を含め、全身が赤、青、緑などに輝き、きわめて美しい。
上翅には白紋がある。
日本では美しい昆虫の代表に「タマムシ」がいますが、タマムシと同じくらい美しい昆虫で、青赤緑の配色が輝き、白い斑点も入った複雑な模様です。
平地~低山地の林道上など、土が露出した地表で見られる。
とくに、川や池などの水辺環境に近い開けた場所で見つかることが多い。
鋭い大顎を持ち、他の昆虫を捕らえて食べる。
成虫は、4~10月に出現し、幼虫および成虫で越冬します。
☆2023 ナミハンミョウ 2023年5月11日
◎2020年5月24日 写真18枚
オスとメスの比較です
①大あご・・・・オスは大きく大部分が白い、メスはやや小さく半分ほどが白く先は黒っぽい
②前翅・・・・・オスの前翅の縁には白斑があるがメスには前翅の縁には白斑がない
③前脚・・・・・オスの前脚にはたくさんの毛が生えているがメスの前脚には毛がない
オス(♂)
メス(♀)
【オナガアゲハ(尾長揚羽)】
昆虫 : チョウ目 アゲハチョウ科
分布 : 北海道~九州
生息地 : 森林、林縁
時期 : 年2~3回、4月~9月
前翅長 : 47~58mm (開張)90~120mm
珍しさ : 普通 ★★☆☆☆ 珍しい
名の由来: 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、尾状突起が長い(オナガ)ので、名付けられました。
普通寒冷地では年2回、暖地では年3回の発生で、春から秋まで、北海道から九州の主に丘陵地からら山地の渓流沿いなどで見られるアゲハチョウの仲間です。
翅の裏側も表側も黒色ですが、後翅外縁に弦月形の赤斑が並んでいます。
オスは、後翅表の前縁に長楕円形の白斑があるので、識別できます。
ゆるやかに飛んでいますが、時々ツツジやアザミなどの花に止まるので、シャッターチャンスがあります。
幼虫は、ミカン科植物(コクサギ、カラスザンショウ、サンショウなど)を食べます。
☆2023 オナガアゲハ 2023年5月12日
◎2020年5月7日 富山県にて 写真8枚
◎2018年4月26日 富山県にて 写真8枚
【ミヤマカラスアゲハ(深山烏揚羽)】
昆虫 : チョウ目 アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科
時期 : 4~9月
前翅長 : 38~75mm
珍しさ : 普通 ★★☆☆☆ 珍しい
青緑色に輝く、美しいアゲハチョウ。
カラスアゲハに似るが、より色彩が鮮やかで美しく、前翅の表面に白っぽく輝く線が入っていること、後翅の裏面に白い帯があることで見分けられる。
山地性で、緑深い山奥の渓流沿いなどで見られる。アザミなどの花で吸蜜したり、地面で吸水していることが多い。
幼虫の食草はキハダ、カラスザンショウ、ハマセンダン。
☆2022 ミヤマカラスアゲハ 2022年5月25日
◎2020年5月14日 富山県にて 写真5枚 追加しました
◎2017年9月9日 富山県にて 写真6枚 追加しました
◎2013年9月10日 石川県にて 写真8枚
【ヒバリ(雲雀)】
野鳥 : スズメ目 ヒバリ科 ヒバリ属
生活型 : 留鳥または漂鳥
生息地 : 農耕地、草地など
時期 : 一年中(寒地では3~10月)
全長 : 17cm
その上空に天高く舞うヒバリの声、いくら空を探しても、「声はすれども姿は見えず」、眩しかったり首が痛くなって探すのを諦めた人も多いでしょう。
見つけられたとしても、空中で羽ばたく姿をぽつんと確認できる程度です。
全長17センチほどで全体が黄褐色で、頭、背、翼の上面には淡褐色の羽縁と黒褐色の斑があります。
中雨覆と小雨覆が赤褐色で、頭には短い冠羽があり、立てたりしまったりします。
後指の爪が特に長い。胸には縦斑があり、腹部にはありません。
腹部の脇には黄褐色部分がある。尾の両側は白色です。
☆2022 ヒバリ 2022年3月16日
☆2021 ヒバリ 2021年5月10日
◎2020年5月8日 富山県にて 写真6枚 追加しました
◎2017年5月8日 石川県にて 写真3枚 追加しました
◎2014年3月29日 石川県にて 写真4枚 追加しました
さえずり
◎2013年3月6日 富山県にて 写真3枚追加しました
今年の初鳴きを聞きました
◎2011年4月21日 富山県にて 写真5枚
【ヨシガモ(葦鴨)】
野鳥 : カモ目 カモ科
生活型 : 冬鳥
生息地 : 湖沼、河川、内湾など
時期 : 10月~4月
全長 : 48cm
雄鳥の頭部がナポレオンの帽子のような形のカモです。
雄鳥の頭は赤味を帯びた茶褐色で目から後ろは光沢のある緑色です。
喉(のど)は白くてその下に黒色の線があります。
体は灰色で羽の先の方は長くてたれているため、尾がたれているように見える。
嘴は黒色です。雌鳥は褐色で特徴がない。
◎2020年3月25日 石川県にて 写真8枚 追加しました
◎2014年1月3日 石川県にて 写真10枚 追加しました
オス
メス
◎2014年1月3日 富山県にて 写真7枚追加しました
◎2013年3月7日 富山県にて 写真8枚追加しました
◎2013年2月5日 富山県にて 写真5枚追加しました
◎2012年3月1日 石川県にて 写真11枚
ツーペアー
【ハチジョウツグミ(八丈鶫)】
野鳥 : スズメ目 ヒタチ科 ツグミ属
生活型 : 冬鳥または旅鳥
生息地 : 林、農耕地、河原など
時期 : 10~5月
全長 : 24cm
シベリアからサハリン方面で繁殖するツグミ類のうちツグミは極地方で繁殖し、ハチジョウツグミはそれより南で繁殖しています。
日本列島から南の東南アジア一帯で越冬するツグミに比べて中国の北の方で越冬するハチジョウツグミは日本は渡りのルートから外れているので比較的見られる機会は少ない個体です。
この鳥は個体差があり、一定ではなく頭は黒褐色で眉毛が白く、羽は黒褐色のものとそれに栗色がかったものがいます。
胸に黒斑がなく、赤褐色の斑点があるものが主流ですが、本来の個体は顔から胸まで綺麗に赤みを帯びています。
個体は胸が赤みを帯びているだけで、亜種ツグミとの中間体もある場合、明確な分け方は難しい。
中途半端なハチジョウツグミを「四畳半ツグミ」とか「六畳ツグミ」とか胸の赤さによっていろいろと俗に言われています。
◎2020年3月30日 石川県にて 写真5枚 追加しました
◎2020年3月6日 石川県にて 写真8枚 追加しました
愛想よしのハチジョウツグミがいました
餌はミミズ
◎2018年3月11日 石川県にて 写真2枚 追加しました
この個体は「四畳半ツグミ」かな?
◎2014年4月9日 石川県にて 写真5枚 +動画 追加しました
動画でお楽しみください。
◎2014年3月29日 石川県にて 写真7枚追加しました
◎2014年2月11日 富山県にて 写真4枚追加しました
◎2013年3月15日 石川県にて 写真5枚追加しました
◎2013年2月27日 富山県にて 写真6枚追加しました
◎2013年2月26日 石川県にて 写真3枚
参考・・・普通のツグミです