越中富山いろいろ紹介

高山植物の花から身近な野草の可憐な花を。また野山でであった野鳥を含め又北陸の祭りや観光スポットなど紹介。

トチバニンジン(栃葉人参)

2009-07-31 19:13:18 | 山野草(白花)
【トチバニンジン(栃葉人参) 】
野草:ウコギ科トチバニンジン属
花期:6月~8月
名前の由来:葉がトチノキの葉に似ていることから、トチバニンジンの名前があります。


トチバニンジンは、チョウセンニンジン(御種人参・おたねにんじん)と同じ仲間です。チョウセンニンジンは根が肥大するのに対して、トチバニンジンは根茎が肥大し、結節があります。根茎は横にはって、1年毎に1節増えていきます。それがちょうど竹の節のようで竹節人参(ちくせつにんじん)とも呼ばれています。
地上茎は単一で、根茎の先から真っ直ぐにのびています。 葉は掌状複葉で、5~7枚の小葉からなり、小葉の形は卵形から披針形、葉縁は鋸歯状です。

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トリアシショウマ(鳥足升麻)

2009-07-30 20:37:24 | 山野草(白花)
【トリアシショウマ(鳥足升麻) 】
野草:ユキノシタ科 チダケサシ属
花期:6月~7月

低地~山地の林内や林縁などに生え、茎の高さは40~100センチ。茎頂の円錐状花序に、長さ約5ミリの白色の花を密につける。花弁は5個で、へら状線形。花序の側枝はよく分枝し、短い腺毛を密生させる。葉は3回3出複葉で、小葉は卵形~広卵形。先は尾状にとがり、縁には二重の鋸歯がある。



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ハナヒリノキ(嚔の木)

2009-07-30 20:18:54 | 山野草(緑・茶花)
【ハナヒリノキ(嚔の木) 】
落葉低木:ツツジ科 イワナンテン属
花期:6月~7月
名前の由来:「はなひり」とは「くしゃみ」のこと。ハナヒリノキは有毒植物で、昔はこの葉の粉をウジ殺しや家畜用の駆虫剤にしたそうだ。また、この粉が鼻に入ると激しいくしゃみが出ることから、ハナヒリノキの名がついたとのこと。

山地に生える落葉低木。高さ30~150cmになり良く分岐する。若枝や葉、花序に細毛が密生。葉は長さ2~3cmで無柄。枝の先から10cmほどの花穂を出し、壺型の花を下向きに多数つける。



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ネジキ (捩木)

2009-07-30 20:01:56 | 山野草(白花)
【ネジキ (捩木)】
落葉低木:ツツジ科 ネジキ属
花期:5月~6月
別名:アカギ、アカメ、ヌリバシ
名前の由来:幹がねじれていることに由来する

樹皮は白っぽいが、若枝は紅色で光沢がある。葉は単葉で互生。葉身は卵形または広卵形。長さ3~11cm、幅1.5~6cm。葉の表面は緑色、裏面は淡緑色。葉縁は全縁で大きな波状。葉先は細長くよじれた鋭尖頭。 側脈は5~10対。
花は白色、筒形で一列に並んで下向きに咲く。花期には枝全体が白く見えるほど
たくさんの花が垂れ下がる。花が散ると花柄は上向きになり、果実は朔果。上を向いて熟す。



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ヒカゲノカズラ(日陰葛)

2009-07-30 18:37:09 | 山野草(その他)
【ヒカゲノカズラ(日陰葛)】
常緑性シダ:ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属
花期:7月~8月

北海道、本州、九州と広い範囲に分布するツル性のしだ植物。シダ植物だがある程度日の当たる尾根筋で見られる。 茎は地上を這い、茎の所々より根を出して広がり、群落を作る。初夏に所々で立ち上がる枝や胞子嚢穂を出す。





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ミヤマタムラソウ (深山田村草)

2009-07-29 22:45:09 | 山野草(白花)
【ミヤマタムラソウ (深山田村草)】
野草:シソ科アキギリ属
花期:6月~8月
別名:ケナツノタムラソウ

山地に生えて、高さは25~50㌢の多年草。茎には4稜があり、葉は3出葉または1~2回羽状複葉。穂状花序に淡い青紫色の花を咲かせる。軟毛が目立ち、2個の雄しべは花外へ突きだしている。アキノタムラソウに似ているが、軟毛が目立ち雄しべが長く花の中央に突き出すようになる(葯隔が突き出ている)のが特徴。




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ツルニチニチソウ(蔓日々草)

2009-07-29 20:44:03 | 山野草(青・紫花)
【ツルニチニチソウ(蔓日々草)】
野草:キョウチクトウ科 ツルニチニチソウ属
花期:5月~7月
別名:ビンカ、ツルギキョウ

強健で乾燥にも強く、庭園などに植栽されているほか、時に野化している。茎の伸び始めは立ち上がるがやがて匍匐し、地面に付いた部分からは発根して増殖します。ツルニチニチソウという名前のとおり長いつるが伸びて、春に淡紫色花が咲きます。光沢のある葉もなかなかきれいですが、斑入り葉の品種もあります。寒さに強く、性質も極めて丈夫で栽培しやすい宿根草です。

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テガタチドリ(手形千鳥)

2009-07-29 05:53:58 | 山野草(青・紫花)
【テガタチドリ(手形千鳥)】
高山:ラン科 チドリソウ属
花期:7月~8月
名前の由来:テガタ」の名は根が部分的に掌のように肥大することから名づけられた。

亜高山帯から高山帯にかけて分布するランの仲間で、大きさや花の色もさまざまですが、テガタチドリはその中では目立つ色の花をつけ、草丈も高いため、登山者の目にもふれやすいものの一つです。ハクサンチドリよりも花色は薄く、花弁は丸みがかっていて尖っていないので、きつい感じではなく、むしろ全体として穏やかな印象を受ける。







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タイツリソウ(鯛釣り草)

2009-07-28 22:55:53 | 山野草(赤・ピンク花)
【タイツリソウ(鯛釣り草) 】
野草:ケシ科ディケントラ(コマクサ)属
花期:5月~6月
別名:ケマンソウ(華鬘草)

和名は花がたくさん並んで垂れ下がったところを仏殿の装飾の華鬘(けまん)に見立てたものといいますが,タイツリソウ(鯛釣り草)の名前ががなるほどという感じがします。花は春に咲きます。

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タニウツギ(谷空木)

2009-07-28 21:56:13 | 山野草(赤・ピンク花)
【タニウツギ(谷空木)】
落葉低木:スイカズラ科 タニウツギ属
花期:4月~5月
別名:ベニウツギ

5月の山に登ると、必ず迎えてくれるウツギである。淡紅色の色彩が優しく、近くで見ても、遠くに群生しているのを見ても美しい。特に北山や比良山系では、必ずその姿を見ることが出来る。 必ずしも谷ではなく、日当たりの良い山道にも群生している。高さは3m程度までで、株立ちする。先の丸い雌蘂がラッパ状の花弁から突き出している。





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ヤグルマソウ(矢車草)

2009-07-28 05:56:57 | 山野草(白花)
【ヤグルマソウ(矢車草)】
野草:ユキノシタ科ヤグルマソウ属
花期:6月~7月
名前の由来:葉の形が、こいのぼりの竿の先端に付ける矢車に見立て、ヤグルマソウとの名前が付いた。

深山の湿り気のあるところに生える多年草で,群落を作っていることが多いです。
根出葉は5枚の小葉からなる掌状複葉で、葉柄は50cmに達する。小葉は倒卵形で先端が3-5浅裂する。花茎の高さは1mほどになり、短い葉柄をもった茎葉が数個互生する。先端に円錐状の花序をつける。花の色は、はじめ緑白色で、のちに白色に変わる。









 
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ヤマトキソウ(山朱鷺草)

2009-07-27 22:42:54 | 山野草(赤・ピンク花)
【ヤマトキソウ(山朱鷺草) 】
高山:ラン科トキソウ属
花期:5月~8月

山の日当たりの良い草原に生える。高さは10~30cm程度。トキソウよりも花は小型で上向きに咲くが、蕾と思ってしまうほど、あまり開かない。茎頂に、淡紅色の花を上向きに1個咲かせる。花がほとんど開かないのがヤマトキソウとの最大の相違点。葉は2枚に見えるが、下部のものが葉で花の下には葉に似た苞(苞葉)がある。葉はやや厚みがあり、長楕円形で長さは5~9cm。






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ダイコンソウ(大根草)

2009-07-27 21:11:28 | 山野草(黄花)
【ダイコンソウ(大根草)】
野草:バラ科ダイコンソウ属
花期;5月~8月
名前の由来:根出葉がダイコンの葉に似ていることから。

地や丘陵の林のふちなどに生える。根生葉は羽状複葉。頂小葉は広卵形でとくに大きく長さ3~6cm。普通3裂し、ふちに低鋸歯がある。側小葉は小形。茎葉はほとんど単葉となり、上部ほど切れ込みが少ない。茎と葉にはあらい毛がある。径1~2cmで黄色の花がまばらに咲く。花のあと花柱の先が強くS字状に曲がる。

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タカネヨモギ(高嶺蓬)

2009-07-27 20:32:36 | 山野草(黄花)
【タカネヨモギ(高嶺蓬)】
高山:キク科 ヨモギ属
花期:8月~9月

高山帯の草地に生える多年草で地下茎は太くて横に這い、茎はやや斜めに高さは20~50cmになり、若い時は白い絹毛がある。根生や下部の葉は長い柄があり、三回羽状に深裂し終裂片は線形になる。

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タンポポ(たんぽぽ)

2009-07-27 20:04:24 | 山野草(黄花)
【タンポポ(たんぽぽ)】
野草:キク科タンポポ属
花期:4月~10月

大きく分けると古来から日本に生育していた在来種と、近世に海外から持ち込まれた外来種がある。在来種は外来種に比べ、開花時期が春の短い期間に限られ、種の数も少ない。また在来種は概ね茎の高さが外来種に比べ低い為、生育場所がより限定される。夏場でも見られるタンポポは概ね外来種のセイヨウタンポポである。
見分け方としては花期に総苞片が反り返っているのが外来種で、反り返ってないのが在来種。在来種は総苞の大きさや形で区別できる。





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