越中富山いろいろ紹介

高山植物の花から身近な野草の可憐な花を。また野山でであった野鳥を含め又北陸の祭りや観光スポットなど紹介。

柿の木の鳥

2009-11-30 21:37:11 | 出合った生き物たち
【柿の木の鳥】
2009年11月29日

一本の渋柿の木に3種類の鳥が来ていました。
最初にヒヨドリ、そしてオナガ、最後にムクドリ。チョッとの時間ですが鳥同士の柿の取り合いのドラマも・・・・。

◎ヒヨドリ(ヒヨドリ科・漂鳥)
頭部から胴体は灰色の羽毛に覆われるが、頬に褐色の部分があり、よく目立ちます。また、頭頂部の羽毛は周囲よりやや長く、冠羽となっている。翼や尾羽は灰褐色をしている。


◎オナガ(カラス科・留鳥)
頭部は黒色。からだの上面は青灰色。尾は同色で長く、からだの下面は灰白色です。


◎ムクドリ(ムクドリ科・夏鳥)
嘴と足は橙色。頭は黒色で、頬に白斑がある。体はほとんどが灰褐色である。尾羽は短くて黒褐色。


威嚇(オナガとムクドリが熟した柿を食べようと・・・)
オナガは羽根を広げ、ムクドリは首元の羽毛を広げています。⇒さあ、どちらが食べたのでしょうか?
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五箇山:菅沼合掌の一斉放水

2009-11-29 13:07:44 | お祭りや催し物

【五箇山:菅沼合掌の一斉放水】
☆世界遺産・菅沼合掌 2022年6月18日
☆『合掌の里の歳時記』へリンク

◎2003年11月9日 富山県にて 写真4枚
秋雨の降るしきる中、世界遺産の菅沼合掌造り集落で催されました。
午前10時に放送が谷間に鳴り響き、地元消防団員による一斉放水が約20分間続きました。
生憎のお天気でしたが茅葺の合掌造りの家々が水のカーテンの中に一味異なる風景を見せてくれました。



◎開始前、集落に沿って走る国道156号線には沢山のカメラマンが待っていました。


◎茅葺の合掌造りの家々と水のカーテン


◎手前から庄川、菅沼集落、国道156号線です

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海の貴婦人『帆船 海王丸』

2009-11-27 20:37:12 | 富山ゆるり旅(富山県)
【海の貴婦人『帆船 海王丸』】
射水市海王町の海王丸パーク

射水市海王町の海王丸パークに「海の貴婦人」として、親しまれてきた帆船海王丸を4月から11月までの期間に、計10回の総帆展帆行い、優雅な姿を披露してくれます。総帆展帆とは、約80名のボランティアの人達が1時間弱の時間をかけすべての帆を広げています。
 この帆船海王丸は昭和5年2月、公立商船学校11校のための練習船として姉妹船の日本丸とともに進水し、”日本の海の王者”の期待をこめて海王丸と命名されてます。その後、運輸省航海訓練所の練習船として活躍し、平成元年9月の引退までに、地球を約50周し、11,190名の若人を育てています。4本マスト、バーク型帆船の優雅な姿から”海の貴婦人”と称されています。

◎海の貴婦人『帆船海王丸』


◎ロープ一本を足場に作業中のボランティアの人達


◎前からの帆船海王丸


◎年の暮れ12月、夕日に染まる海王丸(バックは立山連峰です)


梅雨も明け、夏本番の8月 新湊市の海王丸パークにおいて夜8時から新湊まつりのイベントの一つ、花火大会が開かれました。午後4時過ぎから家族ずれをはじめ沢山の人達が、お弁当などを持って良い場所を探し、集まってきました。太陽が沈み薄暮になると海の貴婦人『帆船 海王丸』のイルミネーションに灯がともりライトアップされました。午後8時にライトアップの照明が消されると同時に、海上に設けられた打ち上げ場所から、一斉に花火が打ち上げられスタートしました。9時までの1時間に1,500発を超える花火が、海王丸の上空で綺麗な花を咲かせる光景はすばらしい物でした。

◎午後4時過ぎから家族ずれをはじめ沢山の人達が海王丸パークに集まり始めました。


◎『帆船 海王丸』のイルミネーションに灯がともりライトアップされました。


◎海王丸と花火


2003年 秋晴れの新湊・海王丸パークに2代目練習帆船・海王丸がやってきました。10月24日に入港し28日の出港までの5日間、親子の海王丸が見ることが出来ました。特に10月26日は初代帆船海王丸と現在の練習帆船海王丸の揃っての総帆展帆が行われました。海の貴婦人にふさわしい優雅な姿の帆船の同時展帆は海王丸パーク初の催しでした。

◎手前が2代目練習帆船・海王丸、奥が初代帆船・海王丸


◎各マストに実習生が登り総帆展帆の準備


◎マストのアップ写真です。


◎チョッと曇り空ですが新旧海王丸の同時展帆です。
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布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)

2009-11-25 05:38:52 | お祭りや催し物
【布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)】
富山県立山町芦峅寺

日本三霊山の一つである霊峰立山の麓、に、かつて全国から悩める女人が参集しました。白装束で朱塗りの橋を渡るその伝統の行事が『癒し』の行事として現代に再現されました。写真は2006年9月17日に撮った写真です。

 

布橋は、立山山麓芦峅寺地域の姥谷川に架かる木橋で別名「姥堂御宝前の橋」、「天の浮橋」などと呼ばれています。江戸時代、毎年秋彼岸中日に閻魔堂と姥堂、及びこの橋を利用し、女性の極楽浄土への往生を願って布橋灌頂会の法会が執行された。布橋灌頂会で女性の信者は、橋に敷かれた白布の上を目隠しをして渡り、悪人はこの橋から谷川に転落すると伝えられています。
 橋の長さは25間(25菩薩)、高さは13間(十三仏)、桁の数は48本(阿弥陀如来の四十八願)、敷板の数108枚(煩悩の数)、欄干の擬宝珠の数6個(六地蔵)釘数三万八千八本(法華経の文字数)など仏教思想に基づいて造られています。

◎3本の白布が敷かれた布橋


全国から訪れた参詣者たちは閻魔堂で懺悔の儀式を受け、そこで三昧耶戒を授かる。それが終わると宿坊の衆徒(引導師)に導かれ、声明曲や楽器の演奏で賑やかな中を衆徒と共に行道し明念坂を下り、布橋を渡ります。

◎明念坂の石仏群


◎宿坊の衆徒(引導師)に導かれ、明念坂を下ります。


◎『橋の向うに、新しい私がいます』(橋渡り儀式)・・・引導師から来迎師へ
 

◎来迎師に導かれて遥望館へ


◎橋渡り儀式


布橋を渡り終えると、衆徒(来迎師)に導かれ姥堂に入ります。姥堂では堂篭もりの儀式が行われ、扉を閉め切った暗い堂内での勤行ののち、扉が一斉に開けられると、まばゆい光が入り込み、まさに極楽浄土からの仏の来迎を擬似体験したといわれています。女性の参詣者は、この儀式に参加することによって来世の極楽往生を約束され、生まれ変わった気持ちで日常の生活に帰っていったといわれています。

◎姥堂儀式


◎曼荼羅音楽祭(聲明コンサート)


◎雅楽演奏と舞い


上の催し物は2006年9月17日に行われた布橋灌頂会です。
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富山の干し柿

2009-11-24 05:56:21 | 富山ゆるり旅(富山県)
【富山の干し柿】
南砺市 福光

称霊峰医王山に抱かれた砺波平野南西部の街、石川県金沢市に隣接し、古くから加賀文化の影響を受けてきた福光の秋の景色に干し柿つくりがある。福光の特産として三社柿(さんしゃがき)また福蜜柿(ふくみつがき)と呼ばれ医王山から吹き寄せる寒風に当てわらをがぶせた竹などで作られた「柿がき」というやぐらにところせましと天日干しされています。
近年では、ハウスなどでもありますが、このような伝統的な製法によりつくられた干し柿もあります。



◎医王山(いおうぜん)の山々から吹き寄せる寒風に


◎収穫作業


◎1個1個丁寧に吊り下げています


◎天日を十分浴びて


◎ハウスなどでも作っています


◎農家の庭先でも
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鳥の仲間達

2009-11-23 16:57:32 | 出合った生き物たち
【鳥の仲間達】
2009年11月22日撮影

昨日に引き続き鳥をUPします。
場所は環水公園と射水市の池多の田尻池に行ってきました。

◎環水公園のジョウビタキ(スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科)
15センチくらいの大きさで、つばさに白い斑のある小鳥。オスの胸から腹に掛けてすばらしいオレンジ色、頭は銀色に輝き、目から首にかけて黒い。メスは腰の部分がオレンジ色をしています。


◎環水公園のオオバン(ツル目クイナ科)
額の白いクイナです。池や河川などで見られ、水草などを水面でとったり、潜ったりして食べます。カモとは違った水かきを持ち、よく泳ぎます。


◎田尻池のキンクロハジロ(カモ目カモ科)
金黒羽白。金色の目と後頭部の冠羽が特徴の冬鳥。


◎田尻池のオナガガモ(ガンカモ目ガンカモ科)
冬鳥として全国の池や湖、内海などに渡ってくる。雄の尾羽は細長く、浅い水辺で逆立ちをして、餌を探しています。


◎田尻池のオオハクチョウ(鳥綱カモ目カモ科)
長い首を伸ばして飛ぶ白くて大きい水鳥で、ユーラシア大陸の針葉樹の森が広がるタイガ地帯で繁殖し、 日本へは冬鳥として渡来します。



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立山連峰遠望

2009-11-22 09:16:45 | 富山ゆるり旅(富山県)
【立山連峰遠望】

『雨晴海岸(あまばらしかいがん)よりの山々』

能登・立山シーサイドラインの起点で、岩礁と白砂青松の景勝地 雨晴海岸。
晴天の日、海上にそびえる立山連峰の姿は圧巻で、海岸線の向うに3千m級の山々がそそり立つ光景は世界でも数箇所しかありません。聞くところ「海面に望む世界三大景観」は、レマン湖より見るアルプスとアメリカ西海岸より見るロッキー、そしてこの一帯の海岸線より見る立山連峰だそう。
季節的には3千mの山々に冠雪があり、お天気の良い11月から4月の間、午後からの時間帯が個人的には好きな時期です。



また雨晴駅の前に、波打ち際にある松の美しい岩は義経岩。奥州へと落ちのびる源義経一行が突然の雨に遭い、この岩かげで雨宿りをしたという言い伝えから『雨晴(あまはらし)』の名が付いたと言われています。





『呉羽山展望台よりの立山連峰』

富山市中心部から神通川を挟んだ西側にある標高100mにも満たない山。山頂からは富山市街の上に立山連峰が見渡せて、ここから眺める風景も圧巻です。
晴れた日にはカメラマンがどっと押し寄せるくらいの撮影スポットとなっています。呉羽山の展望台の上に立って見渡せば、富山市の町並みの上に立山連峰がまるで箱庭のように、見ることが出来ます。
 あっ!あれが劔岳だ!とか 雄山が見える!とか、歓声とともに立山連峰をバックに写真を写している人達も。

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第八回 龍神の滝自然観察

2009-11-01 22:30:19 | 越中の山野草と温泉を楽しもう!
【第八回 龍神の滝自然観察】

2009年11月1日(日) 晴
『第一部 立山山麓家族旅行村から龍神の滝まで』

今回は県民カレッジ自遊塾の平成21年度の最終回。

お天気予報では午前中は晴れマーク、午後から冬型の気圧配置のため雨・雷の予報でした。午前9時に立山山麓家族旅行村に集合、そこから粟巣野スキー場の脇を通り、竜神の滝まで約1.5kmの散策でした。なおここは第4期森林セラピー基地として、北陸三県で初めて認定されています。

第一部 立山山麓家族旅行村から龍神の滝まで
第二部 途中で見かけた山野草
第三部 立山山麓の色ずいた実

◎途中であった猿(子ザルを含め集団で木の上や草むらにいました)


◎落差は40mで、牛首谷の上流にある龍神の滝。ここは水場でもあり、ベンチでゆっくり休むこともできます。


◎龍神の滝の下流200mにわたって岩肌の上を美しく滑るように流れる百間滑。夏の夕立の後に、龍がこの急流で遊ぶといわれています。涼しげで避暑に最適なながめです。


◎粟巣野スキー場から見上げたケーブルの美女平駅


◎周りの山々の紅葉





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第八回 龍神の滝自然観察 その2

2009-11-01 22:30:05 | 越中の山野草と温泉を楽しもう!
【第八回 龍神の滝自然観察 その2】

2009年11月1日(日) 晴
『第二部 途中で見かけた山野草』

第一部 立山山麓家族旅行村から龍神の滝まで
第二部 途中で見かけた山野草
第三部 立山山麓の色ずいた実

立山山麓はもうすっかり晩秋の気配。山々の木々は紅葉から落葉へ、花は赤や青の果実を実らせています。

◎ゲンノショウコ(現の証拠)の花と別名ミコシグサ(神輿草) ⇒ゲンノショウコの種は熟すと、御神輿の屋根に附いた飾りのような姿になります。




◎季節はずれのハハコグサが咲いていました。


◎ブタナ(キク科 エゾコウゾリナ属) ブタナとは、かわいそうな名前を頂いたものである。 名前の由来はフランス名の「ブタのサラダ」を訳したもの。


◎アキノキリンソウ(秋の麒麟草)日当たりのよい山地によく見られる多年草です。


◎アスヒカズラ・・・・ヒカゲノカズラは少し乾いた場所に普通に見られまが、アスヒカズラは冷温帯性のシダです。
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第八回 龍神の滝自然観察 その3

2009-11-01 22:29:52 | 越中の山野草と温泉を楽しもう!
【第八回 龍神の滝自然観察 その3】

2009年11月1日(日) 晴
『第三部 立山山麓の色ずいた実』

第一部 立山山麓家族旅行村から龍神の滝まで
第二部 途中で見かけた山野草
第三部 立山山麓の色ずいた実

◎ツルリンドウの実(山地の木陰に生えるツル性のリンドウ科の多年草です)


◎フウリンウメモドキの実((風鈴梅擬) モチノキ科 モチノキ属)


◎サワフタギ((沢蓋木) ハイノキ科)


◎ツリバナ((吊花) ニシキギ科)


◎ツルアリドウシ((蔓蟻通し) アカネ科)


◎マユミ((檀) ニシキギ科)


◎ムラサキシキブ((紫式部) クマツヅラ科 )


◎ヤブコウジ((藪柑子) ヤブコウジ科)
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