越中富山いろいろ紹介

高山植物の花から身近な野草の可憐な花を。また野山でであった野鳥を含め又北陸の祭りや観光スポットなど紹介。

シロオニタケ(白鬼茸)

2024-11-04 07:22:07 | 山野草(その他)

【シロオニタケ(白鬼茸)】

野草   : テングタケ科  テングタケ属
花期   : 夏~秋
名の由来 : 白色大型で、とげ状のイボが表面全体を被っている様子から付きました。

子実体は、全体が白色。

傘の下には、白色から淡いクリーム色をしたヒダが密に並んでいます。ヒダは初め白い膜でカバーされています。傘が開くと膜質のツバとなって茎に垂れ下がり、離れて落ちます。

茎は10~20センチメートルの高さで、根元は徳利のようにふくれています。

夏から秋、特に8~9月によく見ます。ほぼ日本全土に分布し、熊野町でもいろいろな山で見かけます。ブナ科のシイ、カシ、コナラなどの林やアカマツの混じった林の地面に生えます。

傘は直径9~20㎝の半球形~饅頭形~皿状、大きい錐状の疣を多数つけ、傘の縁に内披膜の残片が垂れ下がる。

疣は脱落しやすい

◎2023年10月1日 石川県にて 写真4枚 追加しました

 

◎2023年9月24日 富山県にて 写真2枚

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ツチアケビ (土木通)

2024-08-20 12:47:05 | 山野草(その他)

【ツチアケビ (土木通)】
野草  : ラン科 ツチアケビ属
花期  : 6月~7月
別名  : ヤマシャクジョウ(山錫杖)

落葉広葉樹林内やササ群落で生育するラン科植物でです。

ラン科植物として、また腐生植物(菌従属栄養植物)としては非常に草たけが高く、地上部には葉などは無く、地面から鮮やかな黄色の花茎が伸び、高さ1mに達します。

秋になると花茎の上部に果実がつきます。熟すると長さが10cmにもなり、茎を含めて全体が真っ赤になります。

まとまって発生することがよくあります。

◎2024年7月26日 富山県にて 写真4枚 追加しました

花から実に変わりました

 

◎2024年7月3日 富山県にて 写真4枚 追加しました

 

◎2023年6月23日 富山県にて 写真3枚 追加しました

まだ つぼみでした

 

◎2013年8月27日 富山県にて 写真3枚 追加しました
ツチアケビの実です







◎2013年7月16日  富山県にて 写真5枚追加しました
ようやく 咲き始めました・・・アケビのような小さな実もつき始めました












◎2013年6月25日  富山県にて 写真3枚追加しました
まだツボミでした








◎2013年6月18日 富山県にて 写真4枚
まだ ツボミです






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ササ(笹)の花

2024-07-01 11:07:03 | 山野草(その他)

【ササ(笹)の花】

野草    : イネ目 イネ科 タケ亜科 ササ属

花期    : 5月~7月

一般的にタケやササは開花周期が長く、時には大面積で一斉に開花し、その後は枯死してしまいます。更新のメカニズムは分かっていないことも多い植物です。

赤紫色の穂先から、風鈴の短冊のような黄色いおしべがぶら下がっています。穂の中から顔を出している白い羽根のようなものがめしべ(柱頭)です。

いかにも、おしべが風になびいて花粉が飛んでいきそうな花のつくりです。

竹や笹は60年あるいは120年に一度しか花を咲かせないという俗説があるくらい珍しく、そして、花を咲かせると枯れてしまいます。

◎2019年8月1日 富山県にて 写真3枚

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ハチク(淡竹)の花

2024-06-30 08:17:14 | 山野草(その他)

【ハチク(淡竹)の花】

野草    : イネ目 イネ科 タケ亜科

花期    : 4月~5月

竹の仲間ハチクが開花して竹やぶが枯れる・・・ハチクは花が咲いても実がならない、でも枯死して全滅するのではなく、根が残っていて同じ場所で復活すると考えられています。

一生に一度見られるかどうかの自然現象で花が咲くときは4月から5月と言われています。

ハチク(淡竹)は、120年周期で一斉に開花し、枯れてしまうと言い伝えられているが、タケの花の開花は60年から120年に一度(種類によって異なります)とも言われています。

 

◎2024年5月19日 富山県にて 写真7枚

黄色く垂れ下がっているのが「おしべ」で「めしべ」は緑色の頴(えい)の内側にあります。

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シロキツネノサカズキモドキ(白狐の杯擬き)

2024-04-07 11:57:43 | 山野草(その他)

【シロキツネノサカズキモドキ(白狐の杯擬き) 】
キノコ   : チャワンタケ目 ベニチャワンタケ科 シロキツネノサカズキ属
花期    : 春~初夏
発生環境 : 落葉広葉樹林内の落枝に散生、または群生し、不食とされています。
名前由来 : 名前の明確な由来は不明ですが、キツネが盃で乾杯している様子を想像します。
同属のシロキツネノサカズキよりも毛が短い。希少種。

小さな赤いコップ型のきのこでコップ状の傘の直径は1cm前後で、鮮やかな赤色をしています。
コップの外側にあたる部分にはたくさんの繊毛が生えています。幼い時はボール状ですが、成長すると口の部分が段々と開いて盃のような形になります。
ツカは白色または黄色っぽい色をしていて、細長い形状です。
傘の部分同様、細かい繊毛で覆われています。
母種としてシロキツネノサカズキというキノコがありますがモドキとは外見がよく似ています。 
ただし、シロキツネノサカズキは夏に発生するのに対して、モドキの方は早春が発生時期です。

◎2024年3月31日 富山県にて 写真5枚 追加しました

 

◎2017年4月13日 富山県にて 写真7枚


上から見ると










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ヤマネコノメソウ(山猫の目草)

2024-04-04 09:39:23 | 山野草(その他)

【ヤマネコノメソウ(山猫の目草)】
野草  : ユキノシタ科 ネコノメソウ属
花期  : 3月~4月
仲間  : ホクリクネコノメソウ、ネコノメソウ
名の由来: 山地に生え、果実が猫の目に似ていることから

湿った林内に生える多年草で、花茎は長毛を散生し、高さ10~20cmになる。
茎葉は長い柄があり、腎円形で互生し縁に平らな鋸歯があります。
苞は卵形で、萼裂片は花時に平開するが花後に直立します。
ネコノメソウが流れのそばに生えるが、ヤマネコノメソウはそれほどの水分は必要としていません。
花茎と葉柄にはやや長い毛が散生する。
茎の間に付く葉は1~2枚と少数で、互生します。
茎の頂端に輪生するように付く葉は中心部に至るほど小さく、色も黄緑色を帯びるようになる。
花は直径5mm程度、顎片は4枚で黄緑色。
花が終わると開いていた顎片が立ち上がって、猫の目を連想させる状態になる。

◎2024年3月27日 富山県にて 写真6枚 追加しました

 

◎2023年3月30日 富山県にて 写真7枚 追加しました



◎2021年4月7日 富山県にて 写真8枚 追加しました

















◎2017年4月10日 富山県にて 写真4枚  追加しました





茎の間に付く葉は1~2枚と少数で、互生します



◎2011年4月3日 新潟県にて 写真3枚 




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ホクリクネコノメソウ(北陸猫の目草)

2024-04-03 09:57:00 | 山野草(その他)

【ホクリクネコノメソウ(北陸猫の目草)】
野草  : ユキノシタ科 ネコノメソウ属
花期  : 3月~5月
場所  : 北海道-九州、 里-低山、水湧地
仲間  : ネコノメソウ、ヤマネコノメソウ
名の由来: 「ホクリク」は北陸地方を中心に分布することに由来します

中国地方の大山辺りから北陸辺りに分布、低山の水が滲み出す様な場所に生え、背丈5-10cmほどで群生する事が多い多年草。
黄色く色付く葉は、茎に付く葉ではなく、花の下に付く苞葉で、その上に萼が有り、花弁は無く雄しべと雌しべが有ります。
ネコノメソウの仲間は、その萼片やしべに違いが有る事が多く、ホクリクネコノメソウの場合は、苞は鮮黄色で、萼も黄色で直立しています。
4個の萼裂片、2本の花柱、8本の雄しべが有り、葯は暗紫色で葯が萼裂片より高く外に出ているのが特徴です。
よく見かけるネコノメソウは葯は黄色で、葉がやや幅広く、全体にずんぐりした感じがする。

◎2024年3月27日 富山県にて 写真4枚 追加しました

 

◎2023年3月30日 富山県にて 写真5枚 追加しました


◎2021年4月1日 富山県にて 写真3枚 追加しました







◎2017年4月10日 富山県にて 写真4枚 追加しました









◎2009年5月10日 富山県にて 写真1枚 追加しました



◎2009年4月11日 富山県にて 写真1枚 追加しました



◎2008年5月6日 富山県にて 写真1枚


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ネコノメソウ(猫の目草)

2023-04-13 11:18:10 | 山野草(その他)

【ネコノメソウ(猫の目草)】
野草  : ユキノシタ科 ネコノメソウ属
花期  : 3月~5月
仲間  : ホクリクネコノメソウ、ヤマネコノメソウ
名の由来: さく果が2つの裂片に深く裂け、裂片の先端に入る1本の縫線が昼間の猫の瞳孔に似ていることに由来しています。

北海道、本州の山地の湿ったところに群生する。走出枝をだし、高さ5~20cm。
葉は対生し、広卵形で長さ5~20cm、3~8対の鈍鋸歯があります。
苞は茎葉と同形で黄緑色を帯びていて、花は直径2mmほどで、萼裂片は直立し、淡黄色。雄しべは4個しかない。
さく果は2裂し、くちばし状で左右不同。(山に咲く花)

◎2023年3月30日 富山県にて 写真6枚 追加しました



◎2021年4月7日 富山県にて 写真5枚 追加しました







上がネコノメソウ、下が山ネコノメソウです



◎2017年4月10日 富山県にて 写真5枚 追加しました













◎2009年4月29日 富山県・石川県にて 写真2枚




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ホウキグサ(コキア)

2022-11-20 08:46:28 | 山野草(その他)

【ホウキグサ(箒草)】
野草   : ヒユ科(アカザ科) バッシア属
花期   : 8~9月頃に赤みを帯びた茎枝
別名   : ホウキギ(箒木)。コキアが一般的である


茎は直立、もしくは枝分かれして、はじめのうちは緑色をしているが、後に赤くなり、全体が球形から楕円形になる

8 - 9月頃に赤みを帯びた茎枝は、固くなる

葉は線状披針形である

夏から秋にかけて、葉腋から多数の淡緑色の花が束のように生えてくる

花は雄花と雌花に分かれており、雄花からは黄色い葯が出る。一方、雌花は深緑色で目立たない

果実は、宿存萼に包まれて、星形になる。

 

◎2022年10月15日 富山県にて 写真2枚

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シロガネヨシ(パンパスグラス)

2022-11-18 07:33:15 | 山野草(その他)

【シロガネヨシ(白銀葦)】
野草   : イネ科 シロガネヨシ属
花期   : 9月~10月
英名   : パンパスグラス


パンパスグラスは、南アメリカとニュージーランド、ニューギニアに分布するススキに似た多年草

花茎は多数が葉間から叢生(そうせい)して雄大な株になり、高さ1~3メートル。

葉は多数根生し、線形で長さ1~3メートル、幅約2センチメートル。

雄雌異株、花穂は円錐(えんすい)花序となる。

雄株の花穂は貧弱であるが、雌株のほうが長く、長さ約1メートル、絹糸状で銀白色の毛を密生する。

 

◎2022年10月15日 富山県にて 写真3枚

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マムシグサ(蝮草)

2021-05-10 16:09:37 | 山野草(その他)
【マムシグサ(蝮草)】
野草   : サトイモ科 テンナンショウ属
花期   : 5月~6月
別名   : カントウマムシグサ(関東蝮草),ムラサキマムシグサ(紫蝮草)

5 月頃に特徴のある花をつけます。
林の中に育ちます。
花のように見えるのは仏炎包(ぶつえんほう)で,この色が緑色のものはカントウマムシグサ,紫褐色のものはムラサキマムシグサです。

◎2021年4月22日 富山県にて 写真3枚 追加しました







◎2009年以前のもの






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メタセコイア

2018-12-12 08:41:05 | 山野草(その他)
【メタセコイア】
2018年12月9日

ヒノキ科メタセコイア属の落葉樹
和名のアケボノスギ

樹高は生長すると高さ25~30m、直径1・5mになります。
葉はモミやネズに似て線のように細長く、長さは3cm程度、羽状に対生し、秋に赤茶色に紅葉した後、落葉します。
雌雄同株で、花期は2~3月。
雄花は総状花序、あるいは円錐花序となって枝から垂れ下がります。
結実は多く、秋から冬にかけて無数の種が地表に落ちています。



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ツリフネ 3色

2017-10-04 08:53:19 | 山野草(その他)
【ツリフネ 3色】
2017年9月23日 石川県にて 写真8枚

ツリフネソウ(紫)、キツリフネ(黄)、シロツリフネが同じような 場所に混在して咲いていました。

黄色と紫色


白色と紫色


黄色




紫色




白色


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オオシラビソ(大白檜曽)

2013-02-25 07:15:49 | 山野草(その他)
【オオシラビソ(大白檜曽)】
高山  : マツ科 モミ属
別名  : アオモリトドマツ


本州中部地方以北の亜高山帯に分布するマツ科モミ属の常緑高木で別名アオモリトドマツといいます。
東北地方では、アオモリトドマツで呼ばれることが多い。
樹冠は、円錐形で、多雪地では下部の枝が大きく垂れ下がります。雌雄同株で6月頃に花をつけ、毬果は長さ約10センチの濃青紫色をした楕円形です。数年周期で、毬果がよく付く年があります。

◎2012年10月6日 立山:天狗平にて 写真1枚追加しました
オオシラビソとホシガラス



◎2012年9月9日 長野県:栂池高原にて  写真6枚
木の上の青黒い松ぼっくり状が雌花




オオシラビソの雄花
木の上のほうに青黒い松ぼっくり状の雌花をつけ、その下に茶色の雄花をつける


オオシラビソの球果


まだ若い木です


白馬大雪渓をバックに
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ヒカリゴケ(光苔)

2011-10-22 07:26:56 | 山野草(その他)
【ヒカリゴケ(光苔)】
高山:ヒカリゴケ科ヒカリゴケ属

1科1属1種の原始的かつ貴重なコケ植物である。その名が示すように、洞窟のような暗所においては金緑色(エメラルド色)に光る。
ヒカリゴケは自力で発光しているのではなく、原糸体にレンズ状細胞が暗所に入ってくる僅かな光を反射することによる。またレンズ状細胞には葉緑体が多量にあるため反射光は金緑色(エメラルド色)になる。
標高1700~2500mの亜高山帯の針葉樹林の洞穴や岩隙、 倒木の根の影など、涼しくうす暗い湿った環境に生育します

◎2011年10月21日 立山:八郎坂にて 写真4枚追加しました
少しづつアップ(接写)してみました。画像の中で茎葉体の葉と原糸体の光と比較してみてください









◎2011年7月2日 立山:八郎坂にて 写真5枚
淡い黄緑色がかった黄金色に光っているのがヒカリゴケ(コケ植物)です












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