【珍しい鳥の仲間たち(3)】
石川、富山で撮影した過去の写真から「珍しい鳥(私的評価)」の野鳥をピックアップしてみました。
☆珍しい鳥の仲間たち(1) キジ目、カモ目、カイツブリ目、ミズナギドリ目、ペリカン目、ツル目
☆珍しい鳥の仲間たち(2) チドリ目
☆珍しい鳥の仲間たち(3) チドリ目、タカ目
☆珍しい鳥の仲間たち(4) スズメ目、ブッポウソウ目、キツツキ目
◎2024年12月31日 再編集18種・・・エリマキシギ、アカエリヒレアシシギ、ワシカモメ、ハシブトアジサシ、オニアジサシ、アジサシ、ハジロクロハラアジサシ、オジロワシ、オオワシ、ハイイロチュウヒ、ケアシノスリ、クマタカ の12種を追加しました。
◎2021年12月22日 編集6種
★エリマキシギ・・・NEW 雄の夏羽では目の上から耳状の飾り羽、くびからは、えりまき状の飾り羽を生じるが、その色は白色・青黒色も黒の横じま・灰黒色・白地に黒の横じま・など多様であるが、日本では雄の完全な夏羽は稀です。冬羽では雌雄とも、頭は淡褐色で黒い縦斑があり、体の上面の軸斑は黒く、羽縁が灰色、顔から胸は淡灰褐色で、腹部は白い。チドリ目 シギ科 エリマキシギ属。P290
★アカエリヒレアシシギ・・・NEW 夏羽では首が赤色になるので赤襟鰭足鷸(アカエリヒレアシシギ)と呼ばれています。冬羽は背側が灰色です。チドリ目 シギ科 ヒレアシシギ属。P295
★ワシカモメ・・・NEW 背や翼の上面は、青灰色、初列風切も灰色。頭部から胸にかけては白色である。嘴は黄色で他のカモメ類と比べると大きく、下嘴の先端がややふくらんでおり赤い斑がある。 チドリ目 カモメ科 カモメ属。P328
★ハシブトアジサシ・・・NEW 夏羽は頭上が黒く、体の上面は淡い灰色、体の下面は白色である。冬羽では頭上も白色になるが、眼の後方にわずかに斑状に黒色部が残る。他のアジサシ類と比べると嘴が太く、足が長めであることが特徴である。チドリ目 カモメ科 ハシブトアジサシ属。P337
★オニアジサシ・・・NEW 夏羽は頭上が黒く、体の上面は淡い灰色、体の下面は白色である。尾は灰色で尾羽の切れ込みは浅い。冬羽では、頭上に白色の羽が混じるため、白黒のまだら模様(ごま塩状)になる。嘴の色は赤色で、太く長い。チドリ目 カモメ科 アジサシ属。P338
★アジサシ・・・NEW くちばしはまっすぐで黒い。雌雄同色であり、頭、足、翼の先も黒く、のどと胸が白、他の体の部分はうすい灰色。幼鳥には背中や肩、三列風切羽に褐色味が入ります。また嘴基部が赤色となっています。チドリ目 カモメ科 アジサシ属。P348
★ハジロクロハラアジサシ・・・NEW 成鳥夏羽は頭、胸、背中、お腹は黒く、翼下面の雨覆も黒いです。翼上面の雨覆は白く、角度や状況によっては白銀色に見えます。腰から尾羽は白く、尾は浅い燕尾形です。チドリ目 カモメ科 クロハラアジサシ属。P352
★オジロワシ・・・NEW 全身が褐色で、尾は若鳥では褐色で、年を経るにしたがって白くなります。オオワシと比べると、ひと回り小さく、くちばしと足の色も薄い。タカ目 タカ科 オジロワシ属。P382
★オオワシ・・・NEW 日本のワシ、タカ類の中で最も大きい。尾羽が矢羽として珍重されたことなどから、数が減りました。オジロワシよりもくちばしが大きくて、黄色もいっそう鮮やかです。タカ目 タカ科 オジロワシ属。P384
★ハイイロチュウヒ・・・NEW 雄の体色は雌とは異なり、頭部と上面と尾が明るい灰色で、胸と腹は白く、上尾筒も白く、翼の初列風切の外側6枚は黒い。雌や幼鳥は頭部や体の下面は淡褐色の地に黒褐色の縦斑があります。タカ目 タカ科 チュウヒ属。P392
★ケアシノスリ・・・NEW 雌雄ほぼ同色で全体が白っぽく見えます。成鳥は喉から胸にかけて黒褐色の斑があり、腹から脇も黒褐色で白い斑があります。雄成鳥では尾は白く、黒褐色の横帯は2~4本、雌は普通1本あります。タカ目 タカ科 ノスリ属。P410
★クマタカ・・・NEW 成鳥は額から顔、頭頂にかけて黒褐色で、後頭には冠羽があります。淡褐色で黒褐色の斑がある。虹彩は橙色です。翼の幅は広くて、先は指状に開き、後縁にはふくらみがあります。タカ目 タカ科 クマタカ属。P418
★サルハマシギ・・・旅鳥として少数が干潟、水田、河口などに渡来する。シベリア北部で繁殖し、冬は東南アジアからオーストラリアに渡って越冬する。チドリ目 シギ科 オバシギ属。P285
★ヘラシギ・・・世界的稀少種で推定個体数1000羽以下で、稀な旅鳥として渡来する。へら状の嘴が大きな特徴です。チドリ目 シギ科 ヘラシギ属。P289
★ツバメチドリ・・・旅鳥又は夏鳥として農耕地、埋立地、干潟、草地などに渡来します。チドリ目 ツバメチドリ科 ツバメチドリ属。P300
★カンムリウミスズメ・・・留鳥として全国の海域に生息する。冬は本州中部以南に多い。ウミスズメ類では最も南で繁殖しています。チドリ目 ウミスズメ科 ウミスズメ属。P369
★ウトウ・・・北海道で知られている。日本でも北海道の天売島、大黒島、渡島小島、岩手県の椿島、宮城県の足島などで繁殖する(写真は富山県)。チドリ目 ウミスズメ科 ウトウ属。P373
★オオノスリ・・・冬鳥として主に西日本に稀に渡来する。脚の付け根から脛に掛けて暗褐色の羽毛があるのが特徴。タカ目 タカ科 ノスリ属。P412