越中富山いろいろ紹介

高山植物の花から身近な野草の可憐な花を。また野山でであった野鳥を含め又北陸の祭りや観光スポットなど紹介。

蟹淵(がんぶち)をたずねて

2011-06-30 07:05:20 | 日記
【蟹淵(がんぶち)をたずねて】
2011年6月29日
石川県能美市鍋谷町地内 蟹淵

標高268メートル、周囲約300メートル、深さ6.7メートルの蟹淵(がんぶち)は、能美市指定文化財 天然記念物で自然の宝庫として知られるとともに、古くから大蟹が棲む淵としておそれられて、また夏の渇水期には雨乞いの場とされるなど、人々の伝承の生きつく地です。
ここには通常 標高1000m以上の高地に生息するルリイトトンボや樹上で産卵するモリアオガエルなどが生息しています。

案内板


市天然記念物の蟹淵への案内図


名勝 蟹淵・・・池の前にあります


蟹淵のヒツジグサ・・・ルリイトトンボが乱舞しています


ルリイトトンボのカップル


モリアオガエルの白い卵塊


カラスアゲハ


オオアオイトトンボのカップル

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ルイヨウショウマ (類葉升麻)

2011-06-29 09:06:37 | 山野草(白花)
【ルイヨウショウマ (類葉升麻)】
高山:キンポウゲ科ルイヨウショウマ属
花期:5~6月
名前の由来:ルイヨウとは「類葉」、「升麻」はサラ シナショウマの漢名で、サラシナショウマの葉に似ているところからきています。


低地~山地の林内に生える多年草で、茎は枝分れしません。山地の樹林帯の中にひっそりと生えていますので、目にする機会の少ない植物です。
葉は2~3回3つに分かれる複葉で、小葉は先が鋭く尖り、縁には鋭く切れこむ鋸歯があります。
茎の先の穂状の花序に多数の小さな花をつけ、花は多数の雄しべと1本の雌しべ、それぞれ4枚のへら形の花弁と萼片からなっています。
果実は黒く熟し、柄は太く水平に伸びるようになります。よく似た仲間のアカミノルイヨウショウマでは赤い実がつきます。

◎2011年6月16日 立山:美女平にて 写真2枚


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エゾヒメイチゲ(蝦夷姫一華)

2011-06-28 08:11:21 | 山野草(白花)
【エゾヒメイチゲ(蝦夷姫一華)】
高山:キンポウゲ科 イチリンソウ属
花期:5~7月
別名:ヒロハヒメイチゲ(広葉姫一華)


低地~亜高山帯の明るい林内などに生え、茎の高さは8~20センチ。茎頂に、直径1.5~2.5センチの
白色の花を1個つけます。
花弁状のがく片は5~7個で茎葉(苞葉)は3個輪生し小葉は広披針形で、鋸歯があります。
ヒメイチゲに似るが、葉の幅が広いのでヒロハヒメイチゲともいいます。

◎2011年6月16日 立山:上の小平 写真3枚




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ヒメイチゲ(姫一華)

2011-06-28 06:15:50 | 山野草(白花)
【ヒメイチゲ(姫一華)】
高山:キンポウゲ科 イチリンソウ属
花期:5~7月
名前の由来:イチリンソウ属の中でも小さくて繊細な容姿から名前がついた


花びらはなく、がくが白色で花弁状に5個つき高さ10センチほどのかわいらしい花です。
山地の林内に生える多年草で葉は3出複葉で、細く不揃いな鋸葉があります。花弁状の萼片は5枚。
似た花のエゾイチゲはやや大型で萼片は普通6~7枚あります。


◎2011年6月16日 立山:上の小平 写真5枚








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ヒメイワダレソウを植えよう!!

2011-06-26 11:29:40 | 日記
【ヒメイワダレソウを植えよう!!】
2011年6月26日(日)
主催:自治会、環境保全向上対策協議会

子供の通る道沿いにヒメイワダレソウを今年も植える取組が行われました。
曇り空の中、村や団地の人や子供達が集まって道沿いの防草シートの空いた穴にヒメイワダレソウのポットの苗を植えていきました。

シートの横にポット苗を準備


植え込み開始です


子供達も混じりみんなで作業


苗が育つのがたのしみです


◎2011年6月14日 シートの設置をしました


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ウマノスズクサ(馬の鈴草)

2011-06-25 21:39:23 | 山野草(黄花)
ウマノスズクサ(馬の鈴草)
野草:ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属
花期:7~9月
名前の由来:熟して割けた果実が馬の首にかける鈴に似ていることから
花言葉:親切な人

花は先が斜めになったラッパ状をしており、基部の球形のふくらみが特徴です。花弁はなく、長さは3~6cmで、ガクの内部に逆毛が密生しています。葉は三角状の卵形で厚みがあり、長さ3~7cmです。
食草のウマノスズクサは食虫植物であり、毒があるともいわれています。
ウマノスズクサの葉は、ジャコウアゲハというアゲハチョウ科のチョウの食草となっています。

◎2011年6月25日 小松市中海にて 写真






ウマノスズクサ自生地の看板


ジャコウアゲハチョウの幼虫とサナギです




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自然博物園『ねいの里』

2011-06-22 18:38:33 | 日記
【自然博物園『ねいの里』】
2011年6月22日(水)
富山市婦中町 ねいの里

今日は“ハッチョウトンボ”を観にねいの里の水生庭園に行ってきました。
いました・・・日本最小のとんぼで、世界でも最小の部類にはいります。
その他、とにかく真っ赤 これこそが究極の赤いとんぼの“ショウジョウトンボ”など午前中しっかっりと見て来ました。

◎本日のお目当て・・・ハッチョウトンボ(オス)・・・体長約15mmです


◎真っ赤に成熟したショウジョウトンボ(オス)


◎モノサシトンボ(イトトンボ)・・・交尾するカップルです ⇒ ハートマーク!!


◎キイトトンボ・・・腹部と顔面が黄色いイトトンボです


◎ムギワラトンボ(シオカラトンボのメス)


◎キアゲハ


◎モリアオガエル




◎ウツボグサ・・・顔のようにみえませんか?・・


◎アサザ


◎コウホネ
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医王山(大池)の自然観察会(その2)

2011-06-21 06:11:00 | 越中の山野草と温泉を楽しもう!
【医王山(大池)の自然観察会(その2)】
2011年6月19日(日)
県民カレッジ自遊塾 《越中の山野草と温泉を楽しもう》 23年度・第2回
観察会コース : 医王山ビジターセンターから大池平散策

その1 ビジターセンターから大沼まで 
その2 大池平周辺からビジターセンターへ そして出会った生き物

お昼過ぎに大池平の大沼に着きました。ここには浮き芝が水面に張り出し、多くの伝説を秘めた大沼があります。またこの近くには大池平を周回する探勝歩道や三段になって落ちる三蛇ヶ滝や鳥のトビに似た形をしたトンビ岩など医王山を代表する景観が楽しめます。

◎木陰でお昼を食べる塾生の皆さん


◎大沼とトンビ岩です。トンビ岩の上で他の登山者が手を振っていました
 

◎ウリノキの花です・・・カールが綺麗ですね


◎イタヤカエデの新芽・・・新しい息吹が感じられます


◎大池平の曲水探勝コースで
サワハコベとサワオグルマとサルナシの花です
  

◎ツリバナとギボウシそしてヤブテマリ
  

◎ヒメウツギとキイチゴとクロバナエンジュとハルジオン
   

◎ウラジロヨウラク


◎途中でであった生き物たち
★アサギマダラ・・・日本で唯一「渡り」をする蝶です
春から夏にかけては本州等の標高1000メートルから2000メートルほどの涼しい高原地帯を繁殖地とし、秋 気温の低下と共に適温の生活地を求めて南方へ移動を開始し、遠く九州や沖縄、さらに八重山諸島や台湾にまで海を越えて飛んでいきます。


  

★ウスバシロチョウ・・・ハネは半透明で白く、黒い斑紋があります
ちょうど、ハルジオンの花の蜜を吸うウスバシロチョウのハネの下にハルジオンが透けて見えます。


★エゾイトトンボ


★キンモンガ・・・黒地に薄黄色の紋が目立つガで、昼間に活動し、翅を広げてとまっていることが多い。各地に普通に分布する。


爬虫類・・・苦手な方はクリック拡大しないでください
★ニホントカゲの幼体と毒蛇のヤマカガシ
 
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医王山(大池)の自然観察会(その1)

2011-06-20 12:13:21 | 越中の山野草と温泉を楽しもう!
【医王山(大池)の自然観察会(その1)】
2011年6月19日(日)
県民カレッジ自遊塾 《越中の山野草と温泉を楽しもう》 23年度・第2回
観察会コース : 医王山ビジターセンターから大池平散策

その1 ビジターセンターから大沼まで 
その2 大池平周辺からビジターセンターへ そして出会った生き物

医王山ビジターセンター(標高450m)に車を止め、ここから大沼(標高550m)まで整備された林道を歩いて行きました。通常では45分程でいける距離ですが、ゆっくりと林道際に咲いている山野草を観ながら2時間をかけてののウォーキングでした。目的地の大沼の周りでお昼をいただき、午後は大平平周遊コース(一周0.8km)の探勝歩道を回り(曲水探勝コースも含む)3時過ぎに医王山ビジターセンターに戻りました。
途中で見かけた山野草や、生き物(ルリイトトンボやアサギマダラ、ウスバシロチョウ)なども2回に分けてご紹介いたします。

◎医王山ビジターセンター(石川県)にて今日のお目当てとコースの説明。
大沼に向けて出発です


◎医王山ビジターセンター前の案内板
今回は赤い点のルートを回りました。右下が出発点です


◎ビジターセンター前の山野草
ミヤコグサとブタナとコナスビ
  

◎林道の入口地点の山側に咲いていた
コアジサイとエゴノキとコミネカエデの花
  

◎モウセンゴケのアップ写真です


◎イワガラミ
花の写真と岩肌のイワガラミ
 

◎白花が多い感じ
ヤマボウシとサワフタギとネジキの花です
  

◎アカマツの今年の松ボックリそしてシロバナニガナとハナニガナが並んで咲いていました
 

◎林道で山野草を観ている塾生の皆さん


◎ヤマツツジとオオコメツツジとクルマムグラ
  

◎ササユリが咲いていました・・・赤い色が濃いい花でした


その1 終わり ・・・その2 に続きます
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立山・弘法~美女平ルート(その6)

2011-06-20 07:41:48 | 自然散策クラブ(澄麗(スミレ)会)

【立山・弘法~美女平ルート(その6)】

『歩くアルペンルート・・・立山駅~黒四ダム』歩こう!!
2011年6月16日(木)

その1 弘法からスタート ツマトリソウやタテヤマリンドウ
その2 八郎坂入口付近  タケシマランやヒメイチゲ 
その3 八郎坂から大観台 白花イワウチワやムラサキヤシオ
その4 大観台付近    ツバメオモトやマイヅルソウ
その5 滝見台付近    ホンシャクナゲやユキザサ
その6 ブナ坂から美女平 アカモノやルイヨウショウマ

最終編はブナ平から美女平をめぐり、美女平駅までのコースです。
よく整備された遊歩道を進むと木々の中から野鳥の囀りがよく聞こえてきます。富山県内でも有数の探鳥コースの一つになっています。
ここではアカモノの群生やルイヨウショウマ、チゴユリなどを見ることが出来ました。

◎アカモノ(赤物)ツツジ科・・・山地帯~高山帯下部に生える常緑の小低木で、光沢があり、赤い実をつける。これを「赤桃」といっていたのが転訛したものといわれています 。この実は甘く食べられます


◎チゴユリ(稚児百合)ユリ科・・・低地~山地の林内に生え、茎頂に白色の花を1~2個下向きにつけます。


◎クロモジ(黒文字)クスノキ科・・・葉や樹皮に芳香があり、和菓子などに添えられる、高級爪楊枝を作るので有名です


◎ホウチャクソウ(宝鐸草)ユリ科・・・アマドコロやナルコユリ(鳴子百合)に似た花がつきます


◎ルイヨウショウマ(類葉升麻)キンポウゲ科・・・葉がショウマ(サラシナショウマのこと)に似ていることからの命名です。山地の樹林帯の中にひっそりと生えていますので、目にする機会の少ない植物です


◎ヒロハテンナンショウ(広葉天南星)サトイモ科・・・大きな特徴は葉が1枚でほぼ掌状になり,小葉にはほとんど柄がなく,全縁です


◎ギンリョウソウ(銀竜草)イチヤクソウ科・・・別名:ユウレイタケ。イチヤクソウ科の多年生の腐生植物


◎立山スギ「不老樹」・・・・幹周り=1,050cm、樹高=34m、立山スギ巨木NO873


◎美女平駅到着です・・・駅前の美女杉


◎立山ケーブルカーにて下山・・・館山駅到着です。左の軌道が立山カルデラトロッコのスイッチバックの軌道です


終わり

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立山・弘法~美女平ルート(その5)

2011-06-19 07:32:31 | 自然散策クラブ(澄麗(スミレ)会)

【立山・弘法~美女平ルート(その5)】

『歩くアルペンルート・・・立山駅~黒四ダム』歩こう!!
2011年6月16日(木)

その1 弘法からスタート ツマトリソウやタテヤマリンドウ
その2 八郎坂入口付近  タケシマランやヒメイチゲ 
その3 八郎坂から大観台 白花イワウチワやムラサキヤシオ
その4 大観台付近    ツバメオモトやマイヅルソウ
その5 滝見台付近    ホンシャクナゲやユキザサ
その6 ブナ坂から美女平 アカモノやルイヨウショウマ

桑谷(標高1380m)を過ぎる辺りから『下ノ小平(標高1330m)』になります。立山美女平・ブナ坂・下ノ小平は「森林浴の森・日本100選」に選ばれており、特にブナ平は樹齢200~300年のブナや、1000年近いといわれる立山スギの巨木が繁る自然林です。「悪城の壁」の真上あたりにある滝見台からは称名滝の全容を眺める事が出来ます。
ここではホンシャクナゲ、ナナカマド、サンカヨウ、ユキザサなどの花を見ることが出来ました。

◎滝見台から眺めた称名滝とハンノキ滝


◎開花前のゴゼンタチバナ(御前橘)ミズキ科・・・ゴゼンタチバナのつぼみといっても緑色をした4枚の苞がもうすぐ白くなり、よく見るゴゼンタチバナの花になります


◎皆さん何を撮っているのでしょうか?


◎撮っているのはホンシャクナゲ(本石楠花)ツツジ科でした・・・花は直径約5cmで枝の頂に数個の花を散房状につけ鮮やかな紅紫色です


◎ナナカマド(七竈)バラ科・・・材が硬く燃えにくく、7回竈にくべて も燃え残るためと言われています。
秋の紅葉時には果実、紅葉共に真っ赤に染まります。


◎悪城の壁の案内板・・・ここが約500mの大岩壁の最上部です


◎ヤシャビシャク(夜叉柄杓)ユキノシタ科・・・幹に直接葉が付く形が、夜叉の柄杓を想像させたのだろうか。ユキノシタ科スグリ属の落葉低木で、絶滅危惧種に指定されています


◎サンカヨウ(山荷葉)メギ科・・・「荷葉」とはハスの葉のことで、葉のつき方がハスに似ていて、平地のハスに対して山のハスということで山荷葉といわれています


◎何にみえますか?・・・・ブナ平の竜にみえませんか・・・自然のオブジェです


◎ヤマトユキザサ(大和雪笹)ユリ科・・・別名:オオバユキザサ。先端に総状の花序になり薄い緑色から白い花が咲く、茎が暗い赤紫色で茎に細かい毛が生えています




◎ユキザサ(雪笹)ユリ科・・・花の姿が雪の結晶、あるいは粉雪がついているように見え、葉の形が笹に似ているところから


その6 に続きます

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立山・弘法~美女平ルート(その4)

2011-06-18 20:53:29 | 自然散策クラブ(澄麗(スミレ)会)

【立山・弘法~美女平ルート(その4)】

『歩くアルペンルート・・・立山駅~黒四ダム』歩こう!!
2011年6月16日(木)

その1 弘法からスタート ツマトリソウやタテヤマリンドウ
その2 八郎坂入口付近  タケシマランやヒメイチゲ 
その3 八郎坂から大観台 白花イワウチワやムラサキヤシオ
その4 大観台付近    ツバメオモトやマイヅルソウ
その5 滝見台付近    ホンシャクナゲやユキザサ
その6 ブナ坂から美女平 アカモノやルイヨウショウマ

ようやく大観台(標高1470m)に付きました、ここからは弥陀ヶ原高原と弥陀ヶ原高原を深さ約150mにV字状に切れ込んだ称名渓谷とその末端から落ちる称名滝が眺められます。
ここからはツバメオモトやマイズルソウの群生など次第に咲いている植物の種類が変わってきています。

◎大観台より眺めた称名滝・・・右にネハンの滝(ハンノキ滝)も見えます


◎ツバメオモト( 燕万年青)ユリ科・・・名は葉がユリ科の万年青 〈オモト〉に似ていることと、濃藍色の果実を燕の頭に見立てたものといわれています


◎奇妙な形の木肌模様です


◎ツクバネソウ (衝羽根草)ユリ科・・・4枚の葉の中心部に黒い果実が付く様子を羽根つきの羽に例え たもの


◎マイズルソウ(舞鶴草)ユリ科・・・葉の形が、鶴が羽を広げて舞を踊っているように見えるので「舞鶴草」と呼ばれます


◎タチツボスミレ(立坪菫)スミレ科・・・日本に60種ほどあるスミレ科植物の中でもっとも普通に見られます


◎カタクリ(片栗)ユリ科・・・別名:カタカゴ。カタクリとタケシマランそしてユキザサのコラボ?です


◎タムシバ(田虫葉)モクレン科・・・別名を「ニオイコブシ」といい、花には芳香があり、早春に白い6弁花を葉に先立って 咲かせます


◎ギンラン(銀蘭)ラン科・・・花は通常あまり開かず、半開する程度のものがほとんどで。お花の後方下部に短い距が見えます


◎ヒガラ日雀)スズメ目・・・大観台にてさえずりを聞きました。


その5 に続きます

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立山・弘法~美女平ルート(その3)

2011-06-18 05:42:41 | 自然散策クラブ(澄麗(スミレ)会)

【立山・弘法~美女平ルート(その3)】

『歩くアルペンルート・・・立山駅~黒四ダム』歩こう!!
2011年6月16日(木)

その1 弘法からスタート ツマトリソウやタテヤマリンドウ
その2 八郎坂入口付近  タケシマランやヒメイチゲ 
その3 八郎坂から大観台 白花イワウチワやムラサキヤシオ
その4 大観台付近    ツバメオモトやマイヅルソウ
その5 滝見台付近    ホンシャクナゲやユキザサ
その6 ブナ坂から美女平 アカモノやルイヨウショウマ

大観台は高速バス道路から少し入った散策道沿いにある称名滝の展望台で、周辺は上の小平といわれ、植物の種類が最も豊かな場所です。
昭和44年に昭和天皇皇后両陛下が立山にお越しになった際、この大観台に立ち寄られたというお話があります。
ここではピンク色のイワウチワの花の中で1株だけ純白の白いイワウチワを見つけました。そしてムラサキヤシオツツジの鮮やかな色、そして残雪の残る遊歩道の片隅に咲くミズバショウ。イワナシやショウジョバカマなども今が盛りに咲いていました。

◎残雪の残る遊歩道を倒木の下をくぐりながら・・・


◎イワウチワ(岩団扇)イワウメ科・・・ピンクの淡い色が逆光に輝いています


◎初めて見たシロバナイワウチワ(白花岩団扇)イワウメ科・・・稀に白色の花をつけるものもあります


◎ショウジョウバカマ(猩々袴)ユリ科・・・山地で少し多湿なところにはえる常緑の 多年草です


◎エンレイソウ(延齢草)ユリ科・・・山地のやや湿り気のある林の中に生える多年草で、茎の先に3枚の葉を輪生し,その先から花柄を出して花をひとつつけます。褐色のものは外花被で,内花被はないことが多いです


◎イワナシ(岩梨)ツツジ科・・・亜高山の樹林内や 傾斜地に生える小低木です


◎ムラサキヤシオツツジ(紫八染躑躅)ツツジ科・・・一際目立つ赤紫のツツジが咲いています。 紫色の染料で8 回も染めたようなきれいな色だとして名付けられました


◎マルバウスゴ(丸葉臼子)ツツジ科・・・新枝の葉腋に赤みを帯びた淡黄緑色の花が1個ずつ垂れ下がってついて実は紫黒色に熟し食べられます


◎コシジオウレン(越路黄蓮)キンポウゲ科・・・別名をミツババイカオウレンと呼ばれるように、梅の花に似ています


◎ミズバショウ(水芭蕉)サトイモ科・・・この時期残雪の残る湿地で割いていました


◎立山スギの巨木が現れてきました・・・右下の写真を撮っている人と大きさを比べてください


その4 に続く

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立山・弘法~美女平ルート(その2)

2011-06-17 11:06:10 | 自然散策クラブ(澄麗(スミレ)会)

【立山・弘法~美女平ルート(その2)】

『歩くアルペンルート・・・立山駅~黒四ダム』歩こう!!
2011年6月16日(木)

その1 弘法からスタート ツマトリソウやタテヤマリンドウ
その2 八郎坂入口付近  タケシマランやヒメイチゲ 
その3 八郎坂から大観台 白花イワウチワやムラサキヤシオ
その4 大観台付近    ツバメオモトやマイヅルソウ
その5 滝見台付近    ホンシャクナゲやユキザサ
その6 ブナ坂から美女平 アカモノやルイヨウショウマ

その1に引き続き弘法からの遊歩道(木道)を進んで行くと高原バス道に出ます。標識には「八郎坂下山口:標高1580m」と記されています。バス道から別れさらに遊歩道を進むとタケシマランやヒメイチゲの群生を見ることが出来ました。

◎遊歩道より大日岳を望む


◎開花準備の終えたコバイケイソウ(小梅草)ユリ科・・・山地から亜高山の草地や湿地のような、比較的湿気の 多いところに生える。 名前の由来は、花が梅に似ており、葉が蘭に似ています


◎モミジイチゴ(紅葉苺)バラ科・・・別名:キイチゴ(黄苺)。モミジの葉に似ていることによる事から



◎ミヤマハタザオ(深山旗竿)アブラナ科・・・低山帯~高山帯の砂礫地や岩場に生える多年草です


◎ヒメイチゲ(姫一華)キンポウゲ科・・・花びらはなく、がくが白色で花弁状に5個つき高さ10センチほどのかわいらしい花です


◎ヒロハヒメイチゲ(広葉姫一華)キンポウゲ科・・・別名エゾイチゲ(蝦夷一華)白色の花を1個つけ、花弁状のがく片は5~7個です


◎ヒメタケシマラン(姫竹縞蘭)ユリ科 ・・・草丈は10センチ前後で、秋には赤い実を付け、茎は枝分かれしません




◎タケシマラン(竹縞蘭)ユリ科 ・・・ 高さ20-50cmの多年草で普通2つに分枝します。秋には赤い実を付けます




◎オオカメノキ(大亀の木)スイカズラ科・・・ブナ帯から亜高山帯にかけて 生育します


◎マルバマンサク(円葉満作)マンサク科・・・早春に 一番初めに「まず咲く」ところからとも、また木にたくさん花をつけることから「満作」 とついたともいわれます


◎カンアオイ(寒葵)ウマノスズクサ科・・・ハート形の大きな葉を 地に伏せて、その根元に、先端が3つに裂けた小さく堅い筒状の花(萼筒)を咲かせます


その3 に続きます

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立山・弘法~美女平ルート(その1)

2011-06-17 09:30:24 | 自然散策クラブ(澄麗(スミレ)会)

【立山・弘法~美女平ルート(その1)】

『歩くアルペンルート・・・立山駅~黒四ダム』歩こう!!
2011年6月16日(木)

その1 弘法からスタート ツマトリソウやタテヤマリンドウ
その2 八郎坂入口付近  タケシマランやヒメイチゲ 
その3 八郎坂から大観台 白花イワウチワやムラサキヤシオ
その4 大観台付近    ツバメオモトやマイヅルソウ
その5 滝見台付近    ホンシャクナゲやユキザサ
その6 ブナ坂から美女平 アカモノやルイヨウショウマ

今回は高原バスで弘法(標高1630m)まで行き、そこから遊歩道を美女平(標高977m)までの7.7kmの高山植物を見ながらのトレッキングをしてきました。お天気は風も無く薄曇でガスもかからず最高のお天気でした。
一部遊歩道の残雪を踏みしめながら途中で見かけた立山の植物 約45種類をシリーズ6回にわたってご紹介していきます。

◎今回の弘法から美女平までのトレッキングのコースです(青色の線)・・・歩くアルペンルート:トレッキングガイドより作成しました


◎立山の玄関口 立山駅より美女平駅まで立山ケーブルカーで


◎高原バスで弘法バス停(標高1630m)に。準備体操をしてトレッキングのスタートです。総勢11名


◎最初に見かけたチングルマ(稚児車)バラ科の花


◎バス停にはセイヨウタンポポ(西洋蒲公英)キク科・・・ここまで侵入してきていました


◎ミヤマハンノキ(深山榛木)カバノキ科の雌花と雄花・・・花後、松かさ状の小果実を結びます




◎イワカガミ(岩鏡) イワウメ科・・・群生も見ることが出来ました


◎ツルシキミ(蔓樒)ミカン科 ・・・果実は真っ赤な実がなります


◎アカミノイヌツゲ(赤実犬黄楊)モチノキ科・・・低山から亜高山に生える常緑低木


◎ワタスゲ(綿菅)カヤツリグサ科・・・花後の白い綿帽子のような綿毛がゆらゆら揺れるさまは,初夏の湿原の風物詩です


◎タテヤマリンドウ(立山竜胆)リンドウ科・・・ハルリンドウの高山型変種で,花の色が淡い花です


◎ツマトリソウ(褄取草、端取草)サクラソウ科・・・ 花の縁が薄い紅色に縁取られることから




その2 に続きます。

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