【オダマキ(苧環) 】
野草 : キンボウゲ科 オダマキ属
花期 : 5月~8月
不思議な花の形をしています。花弁に見える部分は萼で、花弁は筒状の部分になります。
特徴的なのは花弁の後ろに距(細長い部分)が伸びることで、独特な花の姿になります。
ミヤマオダマキ、ヤマオダマキなど日本に自生もありますが、園芸では花色豊富なセイヨウオダマキが主流です。
最近は豪華な印象の八重咲きも多く出回ります。葉は3枚の複葉。株はロゼット状になり、背丈は矮性のものから高くなるものまで様々です
◎2024年5月15日 富山県にて 写真7枚 追加しました
◎ミヤマオダマキ(深山苧環) 2009年10月5日 写真1枚
名前の由来:距の突き出た姿が苧環(おだまき)という機織りに使う麻糸の糸巻きも形状によく似ていることからと深山に生える苧環(おだまき)のこと。
冠の外側は青紫色の萼片が5枚、内側は花弁で上半分は白色、青紫色の基部は長く伸びて距(きょ=後ろに飛び出た部分。)になります。
◎ヤマオダマキ(山苧環) 2011年8月22日 富山県にて 写真1枚
山の草原や日当たりの良い道端などに生える多年草です。オダマキの一種で、茎は開出毛が生えていて、葉は2回三出複葉で、小葉は扇形で粗く切れ込み、先端は丸い。
花は枝分れした茎の先に径約3センチの花を1個ずつ下向きに開く。花は褐紫色のものが多いが、黄白色の品種もあり、キバナノヤマオダマキといわれています。
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