NHK大河ドラマの「翔ぶが如く」をDVDで見始めている。
第3話まで見た。昨日の晩に。
ご存じ司馬遼太郎さんの作品から作られているドラマである。
17年前になるが、幕張に三年間出向していたときに、生き帰りの電車の中で読んでいた作家である。なにしろ往復四時間以上かかるのだから、随分小説を読ませていただいた。
司馬遼太郎ファンは世間にゴマンとおられるが、愚生はそんなに大ファンというほどではない。好きなことは好きであるが。上に「大」がつかないというだけである。
この「翔ぶが如く」も、中身は西郷隆盛であるから、全巻文庫本で読了したのだが。ちょっといろいろと違和感があって、ともかく批判的に読んでいた。鵜呑みにしないというのも、読書の基本であると思っているからである。
DVDの方は時代考証がためになる。確か、鹿児島大学の先生がやっておられたと思う。画面にも登場なされた。このあたりがいいのである。
なるほど、なるほどと拝見している
西郷隆盛には、人格的な影響の高さというか、そういう目に見えないチカラというものを感じる。資料もいくつか買って、ノートもとったことがあった。
学ぶべし、学ぶべしと思っていたからである。なぜなら、いろいろな人間関係の中での困難も確かにあったからである。
それでも、生きていかなくてはならない。生き延びていかなくてはならない。こうなると、真剣になる。当たり前である。生活がかかっているからである。
大西郷は、そのあたりが、あの明治維新を生き延びた人である。だから興味を持ったのであった。
終わり方が、彼は寂しい。
もったいないと思う。
それも、大西郷の「明るさ」「優しさ」であったのだろうか?
将門と一緒だと感じてしまったのだ。もっとも、こちらはNHKの大河ドラマの製作意図を忠実になぞっているだけであるが。
いろいろと考えさせられるDVDである。
※将門記を入手せり。県立図書館から。
第3話まで見た。昨日の晩に。
ご存じ司馬遼太郎さんの作品から作られているドラマである。
17年前になるが、幕張に三年間出向していたときに、生き帰りの電車の中で読んでいた作家である。なにしろ往復四時間以上かかるのだから、随分小説を読ませていただいた。
司馬遼太郎ファンは世間にゴマンとおられるが、愚生はそんなに大ファンというほどではない。好きなことは好きであるが。上に「大」がつかないというだけである。
この「翔ぶが如く」も、中身は西郷隆盛であるから、全巻文庫本で読了したのだが。ちょっといろいろと違和感があって、ともかく批判的に読んでいた。鵜呑みにしないというのも、読書の基本であると思っているからである。
DVDの方は時代考証がためになる。確か、鹿児島大学の先生がやっておられたと思う。画面にも登場なされた。このあたりがいいのである。
なるほど、なるほどと拝見している
西郷隆盛には、人格的な影響の高さというか、そういう目に見えないチカラというものを感じる。資料もいくつか買って、ノートもとったことがあった。
学ぶべし、学ぶべしと思っていたからである。なぜなら、いろいろな人間関係の中での困難も確かにあったからである。
それでも、生きていかなくてはならない。生き延びていかなくてはならない。こうなると、真剣になる。当たり前である。生活がかかっているからである。
大西郷は、そのあたりが、あの明治維新を生き延びた人である。だから興味を持ったのであった。
終わり方が、彼は寂しい。
もったいないと思う。
それも、大西郷の「明るさ」「優しさ」であったのだろうか?
将門と一緒だと感じてしまったのだ。もっとも、こちらはNHKの大河ドラマの製作意図を忠実になぞっているだけであるが。
いろいろと考えさせられるDVDである。
※将門記を入手せり。県立図書館から。