四万温泉スーパー高齢者のバスツアーだった
昨日から群馬県の四万温泉に行っていた。格安バスツアーである。26人。最高年齢90歳。全員が60代以上。ドライバーとガイドは別計算。
しかし、まぁ~元気なお年寄りが多いことよ。アッシも含めて。まだまだ私なんぞ小僧っ子である。ガキそのもの。
しかも女性だけでツアーに参加したおば~ぁチャンが多い。それが実に愉快なのである。旦那のワルクチが、二日間聞こえてきたのだ。しかも漫才のネタになるほど、それが面白いのである。
たとえば、旦那が家庭で「アレ持ってきてきて」と依頼すると、ご自分の機嫌が良いときは「ハイハイ」と持っていってやるのだそうな。ところが、機嫌悪化の時は、「あ?アレって言ってもわからねぇよ」と反抗するのだそうである。楽しいジジババの生活ぶりである。
もっとある。
今回の旅行に旦那が「誰と行くのだ?どこに行くのだ?帰りは何時になるのだ?晩飯はどうするのだ?」と、聞いてきたのだそうである。あまりにもハラが立ったから「知らねぇよ!」と捨て台詞を吐いて、家を出てきたのだそうである。しかもである。それを聞いていた、おばあちゃんのお友達がユニークである。「だったら、ワシらが(そうなのだ、女性がこういう言葉を使うのである、ここらへんは)、一緒にあんたの家に行ってワシらと一緒に行っていただぁよと、言ってやっぺぇ」とのたもうたのである。
仰天した。大笑いをしながら聞いていた。聞いていながらメモもした。ネタになるからである。愉快である。実に愉快である。
中高年のバス旅行と漫談家の綾小路きみまろが良く言うけれども、今回は中高年どころか、スーパー高高年のバス旅行である。かなりのレベルである。年齢的に。しかも元気いっぱいである。
従って、まだまだ介護の世話にはなりそうもない方々ばかりである。
おじーいさん連中は、バスの中で、一升瓶をつぎっこして酔っ払っているし、まぁまぁ呆れるほど元気なのだ。これじゃぁ、福祉とか介護の必要はない。さらに、食欲も凄い。バスの中に若い女性がいたら、どうなっちまうんじゃいと思うくらいであった。もっともそんな若い女性は絶体に乗ってこないだろうけど。
元気なことはいいことだ。国家に迷惑がかからない。医療費が高騰しているなんて話は別世界のようなもんである。
私もあやかりたいもんだ。
マジにそう思った。90歳になっても元気でバスツアーに行けるだけの体力と元気を持っていたい。そうでなくちゃ生きてるおもしろみがない。
生きているってぇことは、面白いこと・楽しいことがたくさんあるってぇことである。少なくとも私はそう思っている。間違っているかもしれないが、それはそれで私のモットーでもある。
面白いこと・楽しいことが無くちゃ、人生つまらんではないか。
あまり小難しく考えないことである。アタマで考えてそれでもって、なんでも可能になるというのはあり得ないことである。
立派な大学を出ているからと自慢して、他人にバカにされない方がいい。学歴なんかで人生は左右されないからだ。トータルで勝負するのが、人の一生である。学歴よりも「器」をでかくした方が絶体によろしい。終わってみないとわからんではないか。
退職してみて初めて職業人としての過去がよくわかるようなものである。最初のスタートダッシュだけ良かったけど、後は恨み辛みの連続だというのではあまりにも寂しい。
もっともそんなことすら拘らないという方がもっとよろしい。
生きているうちは生きているし、死んだらそれで消滅するだけであるからだ。ジタバタしていたって、死んじまうのである。それまでは精一杯生きているしかないではないか。
今回のバス旅行ではそういうことを教えていただいたような気がした。諸先輩たちに。
元気なお年寄りになりたいものである。健康で、元気でいたいものである。
今日はこれで終わりにする。
20:15である。
明日老人大学があるから、寝ることにする。
(^_^)ノ””””