靖国神社の銀杏並木
会場が二松学舎大学というだけで、実際はかなりのレベルであった。藝能史研究會という学会の研究発表である。
これまでいくつもの学会に参加させていただいてきた。その都度得るものがたくさんあった。しかし、昨日はある意味ショックを受けた。
なにしろ発表者の学歴がものすごい。全員博士あるいは、博士課程在籍者である。なかには東大大学院博士課程在籍者もおられた。
レポートも凄かった。
一番最初に登壇された男性の博士課程在籍者は、続日本紀を史料にしながら、音楽と芸能の関係について発表されていた。恥ずかしながら、ボキ、これを読んでいない。だから、昨日Amazonに発注した。講談社学術文庫3冊であるけど。
東大大学院博士課程在籍者の女性は活弁の研究をされていた。プロの活弁演者としてマスコミにも何度も出てこられる方である。感動してきた。
他にも印象に残る方々がたくさんおられた。大学の准教授もおられたし、舞妓さんの研究もなされている方もおられた。
もっと驚いたのが、参加者のレベルも相当なものである。ほとんど、大学関係者なのではないのかと思った。
あまりに驚いたから、帰り際東京大会のトップに質問してきた。この方も大学関係者らしい。感謝を述べてから、千葉県で郷土史の勉強をさせてもらっているんですけど、藝能史研究會とは無縁なのでしょうか?とやったのである。そしたら、民俗芸能という分野もあるんですよ、会代表の山路興造先生はその分野の方ですからと答えてくださった。憧れの先生ですとボキは申し上げた。この先生があって、今があるからである。そしたら、なんと山路興造先生の大学の後輩・・・とか始まったから、とんでもないとも申し上げた。
恐ろしい。
逃げ出してしまった。
怖い!怖い!
行くときは、午前中に神田で古本を買っていた。西鶴の本である。なによりの楽しみである。お江戸の。昼食は、三省堂裏の中華店でランチ。
それから、神田から歩いた。
専修大学を通りすぎて、日本武道館、靖国神社と歩いていた。目当ての二松学舎大学は、靖国神社の南門脇にあった。初めて行った。この大学は、漱石も在籍したことがある大学である。漢籍を勉強したらしい。ボキも受験を検討した大学であったから、なんだか懐かしいような気持ちになった。
ともかくお世話になりました。
ありがとうございました。
それにしても靖国神社の銀杏並木は綺麗でしたな。
(@^^)/~~~