そりゃぁ邪道だとは思うケド、そこで日本が世界で一番トイレが快適だと知ったのも旅をしたからである。ヨーロッパですら、遅れている分野であるから。
図書館でいろいろな本を借りる。年金で暮らしているから当然である。
ボキは仕事人現役時代には、本を借りて読むということがあまりなかった。できることなら、自分の本にして書き込みたいからである。
ま、それはそれでいい。
最近、居住地の図書館でタイ語の本を借りた。知人の司書がいるのだが、カウンターに偶然座っていた。それで聞かれた。タイに行くのか?って。否、である。検討中なのは間違いないが。
中国語講座で一緒だった司書である。さらに、彼女は語学が堪能である。成田空港でトランジット・ボランティアをやっている。たいしたものである。日本に来た外国人を案内するわけである。来年度も募集中だけど。成田空港で。
それで、タイには3回も行っているという。いろいろと教えてくれた。
ボキが一番気になっているのが、トイレ事情。東南アジアの各国は、トイレ事情があまり良くない。
トイレに関しては、日本が世界一であるが。なにしろ、JALのビジネスクラスのトイレには、ウオッシュレットまでついているのだから。飛行機にすらである。こいつは感動ものである。
しかし、彼女曰わく、ホテルは良いとのことである。
微笑みの国だと言われているし。
なにしろ、最初の大学を卒業するときに旅行会社に決まりかけたボキである。面接まで行ってしまった。筆記試験は大丈夫だったけど。
驚いたのが、赴任地であった。面接で、「君にはチェンマイ支店に行ってもらうから」と言われたのである。
あ、これでボキは採用間違いないと瞬間に思った。いまなら分かる。ありがたいと思った。感謝である。
しかし、それからが惚けている。
「あの~~~、教育実習もやりたいのですけど」と言ってしまったのである。
5人くらいいた面接者が、顔を曇らせてしまった。
つまり、見事に落選である。
当たり前である。
ボキは、苦学していたから教育実習ができなかったのである。
だからせめて教員免許は欲しかった。
しかし、落選。不採用。せっかく二次試験までいったのにである。
当然であろう。やる気がないって評価されて、当然である。
それにしても、この時に、旅行会社に採用されていたら現在のボキはない。当然、九十九里浜に住んでいることもない。ずっと海外を転々としていただろう。もしかしたら、定年後はタイあたりで隠遁生活をしていたかもしれない。
人生なんて、選択・選択のオンパレードである。その時、その時の判断が決めてしまう。結果はわからない。どうなるのかということは。結果が分かっていて、人生を生きることはできないからである。
分からないからこそ面白いのであるが。
ヾ(@⌒―⌒@)ノ