もっとも2学期制の学校はすでに勉強がスタートしていることでしょう。わが県銚も今日から、試験です。午前中いっぱい。たいしたものです。のんびりスタートなんていう気はさらさらありません。空調の効いた教室で、静かな時間が流れていっています。
さきほどの始業式でも激励しました。自己満足しないで、自己限定しないで、自分に妥協せず、がんばりましょうと。学年別に呼びかけました。
3年生には特に、今学期で進路が決まりますから余計親心が出てしまいます。激励の連続でした。2年生には、ボーダーラインのことを言いました。自己の能力よりちょっと上にチャレンジしてみましょうと。1年生には、君たちの頑張りが中学生に評価されている、感謝していると言いました。
全学年とも、まだまだ向上のチャンスがあります。やるときに、やるしかないのです。そういうことで短い時間でありましたが、話をさせていただきました。
話をしながら、録音もしていました。自分の話を自己評価するためです。どれだけ分かりやすくやることができたか?ということです。教頭時代から全部やってきました。録音はすべて変換をして、ハードディスクに保存してあります。
工夫改善です。
それが自分をかえてくれます。
ワーズワースという詩人がいます。これは英語の授業で読まされた記憶がありました。あまりにも難しいので辟易していました。内容もよく・・・でした。休日は古本店をめぐることにしていますので、昨日も夕方回っていたのですが、あったのです。彼の文庫本(岩波)が。105円でした。さっそくぱらぱらと見てみると、イギリスの最も優れた自然詩人であり、自然のために自然を歌うことに一生をささげた、静観的態度の詩人であると書いてあって、買ってしまいました。105円ですもの。まったくこの機会を逃したら、悪い思い出があったから一生読まないかもしれませんし。「一人の少年」など実にいい。
若いときに難しい詩人だからと敬遠していたら、105円と言えども買うことは無かったかもしれません。
人間何がきっかけになるかわかりません。どんなことでも、注意を怠らず、油断せず、情報収集に努めて向上していってください。ついでに言えば、その「情報」の真偽は常に疑いつつ。もしかしたら「編集された情報」かもしれませんから。
中学生のみなさんのさらなる向上を銚子の地から願っております。