団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

2007東京モーターショー(話題)

2007-12-03 08:49:38 | Weblog
           2007東京モーターショー(話題)

                           2007年12月3日(月)

 今年のモーターショーで、私が一番注目したのは、トヨタの「IQコンセプト」だ。
(http://www.toyota.co.jp/jp/news/07/Oct/nt07_063.html参照)
 アナウンスされた内容で、一番の特徴は、前長が3メートル弱のボディ寸法である。乗車人数は大人3人子ども1人の合わせて4人だ。
 それ以上詳しい内容は、アナウンスされていないが、自動車専門誌の予想では、2008年の6月に、「トヨタ店」(トヨタのディーラーでは高級車を扱っている店)で市販するという。

 私は、シティコミューターとして割り切ったと受け止めているが、同じようなコンセプトの車は、ベンツが「スマート」という車を1998年に発売している。スマートには2人乗り、4人乗り、カブリオ(オープン)と車種が多いが、肝心なことに「成功」しているとは言い難い。他にはこの種の車を量販している自動車メーカーは、私の知る限りない。
   注 日本の軽自動車は「ちょっと」特殊な事情があるので同一に論じていない。

 その未知ともいえる分野に、トヨタが本格参入するのだ。
スマートのフォーツー(2人乗り)は、全長約2.5m。フォーフォー(4人乗り)は、同約3.8m。
 トヨタのIQコンセプトはその中間の同約3mで、前述の4人乗りとしたのだ。この車の「肝」は超高効率パッケイジングだ。

 トヨタの意図は、2台目需要で、軽自動車のように「貧乏たらしくなく」、セレブな奥様が乗っても「様になり」、「安全」で「超低燃費」を「売り」にするということだ。
 燃費が30km/ℓなら、拍手喝采だが、車重は安全対策等でどうしても800kgを超えるだろうから、28 km/ℓと予想する。

 それでも、大きな車(例えば、クラウンや7~8人乗りのミニバン)を所有している家が、低燃費でシティコミューターとして取り回しが良く、軽自動車より明らかに違う上質感のある車があれば、「買いたい」という需要もあるのではないか。
 
 私は、月間2,000台売れれば、成功と思うし、3,000台なら大成功だ。海外展開もするし、派生車も出すだろうから、これからの車に求められる、「省燃費」、「小型で安全性が高い」を満たす楽しみな車になるだろう。
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