団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

心臓カテーテル検査

2007-12-02 17:56:43 | 健康・病気

心臓カテーテル検査

      
2007年12月2日(日)

 

 2007年11月22日(木)10:30、私は広島市内のT病院2階の、狭いベットの上にいた。心臓カテーテル検査を行うためである。
 
その検査を行うようになった経緯は次のとおりである。

1 ①私の母親が心筋梗塞でバイパス手術を受けたこと、②母方の兄弟姉妹が心臓病で亡くなったこと、③私自身、十数年前から胸の周りに「痛み」が時々起こり、何らかの心臓病ではないかと思っていたこと。
2 私が現在働いている事業所に、最近高性能のCTが設置されたこと。
3 上記経緯があり、10月15日に「念のため」CTで検査をしてもらったこと。「念のため」とは、私は毎年人間ドックを受けており、上記のことは担当医に説明していたが、特に精密検査を勧められるということはなかった。
4 CT検査の結果、担当の医師は、冠動脈に狭窄箇所があるので、T病院のH先生を紹介してくれた。
5 10月29日、T病院での心臓負荷試験等の結果、精密検査をした方が良いとのH先生の判断になったものである。

 従姉に医師がいるため、相談したら、大概の場合「ステント」(血管の部分を内部から広げる医療機器である。多くの場合、金属でできた網目の筒状のもので、治療する部位に応じたものを用いる)を挿入するということだった。

 21日に入院したが、医療スタッフもステントの挿入が前提の説明だった。
 結果は、冠動脈の支流の箇所に狭窄部分があるが、ステントを挿入する程ではなく、投薬(バイアスピリン:血を固まりにくく血行を良くし、血栓ができるのを抑える。メバロチン:血液中のコレステロールや中性脂肪の量を下げる。)と1年に1回の検査で様子を見よう、ということになった。

 正直、ほっとしたし、実は、ベットに上がる時、少々不安を感じた。医師の事前説明では、1万分の1のリスク(例えば、冠動脈が部分的に裂ける)があると言われた。

 母は、約20年前、心筋梗塞のバイパス手術を県立広島病院で受けたが、当時としてはその病院では、最年長(76歳)の手術だった。私の母は、私以上に不安な気持ちがあったと思うが、当時の私は、情けないことに、母の気持ちを思いやることができていなかった。つくづく人格的に未熟だったと思う。

 検査は、まず、右手首の頚動脈を切断するところから始まる。そのための麻酔をするために注射が3回程度あり、「チクッ」とする。
 次に、カテーテルを入れるのだが、その挿入感はなかった。
 造影剤を入れるとき、「身体が熱く感じるようになりますよ」といわれ、特に喉あたりと、睾丸が熱く感じられた。

 結果的に、検査のみであったため、ベットにいた時間は40分くらいで、身体的苦痛もなく、疲れるというようなこともなかった。
 頚動脈を切ったので、その部分を「圧迫する」器具を8時間程度付けたが、それが一番煩わしかった。

 2泊3日で、22日に退院し、早速、H先生と私に係わったスタッフに「礼状」を書いた。その最後の締めくくりは、次のとおりである。

 「最後に、私は今年ちょうど還暦ですが、これからの人生を生きていく上で、大きな楽しみができました。それは、1年に1度、検査のため、H先生におめにかかれることです。」

 心臓カテーテル検査を受けたのは、2007年11月22日。
 私の人生時計「16時55分40秒」 チン

コメント (2)
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