団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

船場吉兆の不正表示(話題)

2007-12-12 23:22:44 | Weblog
              船場吉兆の不正表示(話題)

                           2007年12月12日(水)

 昨日11日の朝日新聞によると、「高級料亭「船場吉兆」による牛肉商品や菓子、惣菜の不正表示問題で、同社は10日、会社の責任を全面的に認める改善報告書を農林水産省近畿農政局に提出した。」とある。

 この中で注目は、この報告書では、「福岡市の店舗での賞味・消費期限改ざんについては、正徳社長の次男の尚治取締役が「指示したと言わざるを得ない」」と認めているのに対して、当の本人は、「「はよ売ってしまいなさい」などと厳しく指導したことはあるが、今も指示を否定している」ということだ。

 私は、11月16日付け「船場吉兆の虚偽偽装(話題)」で、「その責任者の湯木尚治取締役が、哀れな末路を迎えることになると予想している。」と書いたが、事態はその方向に向かっているようである。
 会社の公式の「報告書」を「否定」するのだから。

 一方、「大阪府警は、経営陣の立件を視野に・・関係者から事情を聴いて・・「会社ぐるみ」の隠蔽がなかったかどうかなどを調べている。」ということだから、いずれ、尚治取締役の「否定」は「否定」されることになるだろう。

 ところで、船場吉兆は、不正表示により、本物を使用したのと比較して、「濡れ手に粟」の「あぶく銭」を儲けているはずである。
 いったいこの「儲け」はどうなっているのだろうか。
 このことについて、船場吉兆からアナウンスがない。
 真に反省しているのなら、このことを明確にし、一人ひとりの消費者にお金を返すことは無理だろうから、何らかの方法で社会に還元するなどのことを行うべきではなかろうか。

 私には、船場吉兆の現状は、「凶」の「兆」に見える。
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