団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

偽(話題)

2007-12-13 18:30:18 | Weblog
                偽(話題)

                           2007年12月13日(木)

 今日13日の中国新聞によると、「2007年の世相を漢字一つで表す年末恒例の「今年の漢字」に「偽」が選ばれ、日本漢字能力検定協会(京都市)が12日、京都市東山区の清水寺で発表した。」とある。

 その説明として、「ミートホープや「白い恋人」の石屋製菓、さらに不二家、赤福、船場吉兆など大手老舗で相次いだ食品をめぐる偽装を反映。また、政治資金や年金記録不備の問題も理由に挙げられている。」とある。

 私のブログも、これらの問題について書いたものがある。
①白い恋人・・12月11日付け
②船場吉兆・・11月16日付け、12月12日付け
③政治資金・・8月3日付け
④年金記録不備・・7月21日付け

 「今年の漢字」の話題に戻って、「偽」を「ぎ」と読むのか「にせ」と読むのかまでは報道されていないので分からないが、広辞苑を調べてみて、意味が完全には一致していないことを知った。

 「ぎ」は、①にせ。いつわり。自然でないこと。②対象と一致しない認識。誤った推理。
 「にせ」は、(「似す」の連用形から)①本物のように見せかけること。また、そのもの。②(接頭語的に)本物に似せた、また身分を偽った・・・の意味で用いる。
 とある。共通した意味は「にせ」ということだ。

 ところで、同日の朝日新聞によると、12日、橋下徹氏が大阪府知事選挙に立候補した記事が載っている。
①12月6日、橋下氏は報道陣に「2万パーセントも、何パーセントでもあり得ない」と立候補を完全否定。
②しかし、12月3日には、橋下氏は、古賀誠自民党選挙対策委員長と会談し、立候補の意思を伝えていた。
③そして、(「今年の漢字」を発表する)12日に大阪府庁で記者会見し、立候補を表明した。
 橋下氏の立候補に到る経緯は、「今年の漢字「偽」」にぴったりである。
「立候補を完全否定」したのは、「偽り」だったのですから。

 私は、橋下氏をTVの「タレント」としてしか知らないが、一口で言って、「弁解が多い」、「弁解が弁舌さわやか」という意味で、「言訳名人」という印象だ。

 大阪府知事選挙は、民主党が大阪大大学院工学研究科の熊谷貞俊教授を擁立する方針であり、私は熊谷氏の方が有力だと見ている。

 しかし、仮に橋下氏が知事になったとしたら、「言訳知事」という異名を持つようになるだろうと予想している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする