団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

増税時経済対策

2013-09-15 08:30:23 | 政治

増税時経済対策

 

2013年9月15日(日)

 

 14日付けの朝日新聞のトップニュース「増税時5兆円経済対策」の活字を見て、「冗談でしょう」と思いました。

 消費税増税は税収増を図るために行うのではないですか。5兆円もの「経済対策」なるものを行えば、税収がそれだけ減るので、何のために消費税を増税するかが分かりません。

 

 66歳にもなると、とかく何事も疑り深くなるもので、私はこれで、誰がほくそ笑むのか考えざるを得なくなりました。

 

 対策の骨子ですが、①低所得者向けの現金給付、②住宅購入者に対する現金給付など、国民に対するものもありますが、「近い将来に法人税を5%~10%軽減」というのがあります。先の低所得者等に対する対策は一過性のものですが、法人税減税は恒久的なものです。

 

 私には、これで消費税増税の本質が見えてきたように思います。消費税増税分は社会保障財源に向けるとおっしゃっていましたが、これは「真っ赤な大嘘」です。

 

 本質は、法人税減収分を消費税で穴埋めするということでしょう。これまでもそうでした。消費税課税以降の累計消費税額は、法人税減収の累計額とほぼ同じ金額でしたから。

 

 税は所得再配分の機能があり、「所得の多いもの→所得の少ないの」へということですが、この国の再配分は「所得の少ないもの→所得の多いもの」へ向かうようです。

 

 私が「ほくそ笑む」側でないことは、はっきりしました。(`ヘ´)

 

コメント
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