3大学平和発信コンサート 平和への祈り~愛と希望~
2013年9月23日(月)
|上智大学|東京音楽学校|エリザベト音楽学校|、この3大学共催という珍しい演奏会がありました。
上智大学の100周年記念事業として、広島出身の理事長が企画したものだというのです。地元広島のエリザベト音大が加わるのは、分かるとして、東京音大が加わったのは、一体どういうことでしょうか?理事長のお話によると、東京音大の学長も参加した暑気払いという飲み会の席上、理事長が学長へ提案して実現したものだとか・・。飲兵衛としては、「飲みの効用」という勇気付けられるお話でした。
それぞれ3大学の演奏が順次行われたのですが、メインは東京音大のベートーヴェンの交響曲第8番です。第7番と第9番の偉大な交響曲の間にあって、少々存在感が薄い感じがしますが、音楽は決して希薄ではありません。第7番と同じように、非常に躍動感溢れる音楽です。第1楽章の冒頭から、身体が身を乗り出して動くような衝動を感じます。あまり肩肘張った感じもなくベートーヴェンの交響曲の中では、一番楽しい曲ではないでしょうか。感動しました。
8番の生の演奏を聴くのは初めてかも知れません。新しい発見がありました。音楽的素養がないもので、表現するのが難しいのですが、途中気分転換するように、調性がちょっと変化するような部分があるのです。チェロの二重奏(といっても音程は同じだと思いますので、二重奏とは言わないのでしょうが・・。)がある部分もCDでは分からないことでした。
学生オーケストラですが、私にはプロのオーケストラとの違いは感じられませんでした。ホールが小さい(500人程度)ですので、音量的には十分でした。ただ、この曲で重要な役割をするファゴットの音が小さかったのが残念でした。
指揮者が、何と言って良いか!漢字で言うと楷書のような感じの指揮をする方です。大きな身振り、細やかな手の動きで、全パートに的確に指示を与えます。でも、最初からあんなに張り切らなくてもと思っちゃいます。スフォルツァンドを強調するあまり、指揮台が楽器の一部になっていました。勿論打楽器としてです。叩くのは靴です。(クックック →駄洒落のつもりです。)
この演奏会がわずか1000円也(もっと言うと、職場の厚生制度で500円割引がありましたので、私達二人で1000円也!)
私の生涯で忘れられない演奏になりました。1000円だからということではないですよ、あくまで演奏の内容でですよ。
・2013年9月22日、広島市中区「エリザベト音楽大学セシリアホール」。
分かりにくいですが、後ろの建物は、教会です。
私達が着いたのは開演ジャスト。95%程度の入りでした。
まずは、上智大学の理事長のお話から・・。
東京音楽大学の学長です。
地元広島のエリザベト音楽大学の理事長です。
プレトークがありました。
池辺晋一郎氏と言えば、→駄洒落です。駄洒落の玉手箱を自称する私が、期待しない訳がありません。どころか、司会をした、エリザベト音大の柳田理事長が、「駄洒落がいくつ出るでしょうか?」と向けるのです。
結局池辺氏から駄洒落はでませんでした。池辺氏によると、「駄洒落は、期待されて出すものではない。」のだそうです。煙に巻かれました。
小さい頃からカープファンということも言ってました。
肝心の話の内容ですが、「平和を願って音楽をすれば平和になるということではないが、音楽は平和を願う人を結びつける力になる。」という趣旨のお話でした。勇気付けられました。
トイレで出会いました。
私の長姉が芝居をしていまして、芝居の音楽を池辺氏に頼んだことがあると言っていましたので、その話をすると、「2・3回しました。」と覚えておられました。
指揮者の川瀬賢太郎氏ですが、どこかで見た名前だと思っていたら、2012年1月20日に班女を見た時の指揮者でした。(http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/c68c4503187f483c6886d590a04775f0)
合唱の響きって、ひょっとして、母親の胎内で聞こえる音ではないかと思ってしまいました。誰も経験はするけど覚えていないので、私の説を誰も否定できません。なんてことはどうでもよいことで、オルガンと合唱って合うと思います。感動しました。
前から2列目でしたので、後ろの方の合唱団がよく写っていません。
クリスチャンの学校ですので、マリア様かしら・・。
プログラムの中に入っていた醤油です。アサムラサキのファンになります。
上智大学からは、コーヒーのプレゼントがありました。
確か姪の娘が上智大学生だったような気がします。上智大学のファンにもなります。尤も、このような私がファンになると、学校側はフアン(不安)になるかも知れません。(アァー)
3大学の校章です。
上智大学の理念ですが、「Men and Women for Others,with Others」とあります。私の座右の銘「一人はみんなのために みんなは一人のために」と似ていると思います。