「廃墟と再生」中西繁展
2013年9月1日(日)
久し振りに見た絵画展は、圧倒的な迫力でした。中西繁という方は、私は知りませんでした。妻の友人がこの「中西繁展実行委員会」に属しているものですから、その案内で見に行ったものです。
実行委員会代表の「ごあいさつ」には、次のように述べられています。
「世界各地の『正と負』の遺産を、ある時点、ある場面で切り取り、これだけのスケールで見せる画家は中西繁先生をおいて他に知りません。画家の平和への思いと人間に対する深い愛情、社会的正義に寄せる心を感じます。」
・2013年8月29日、広島市中区「広島県立美術館」地階県民ギャラリー。
注 この展示は9月1日17時までです。1日は11:00から作家による作品解説があります。早く見に行きアップしなかったことが悔やまれます。
ナチの強制収容所から始まります。
この強制収容者の蚕棚(より酷いですが・・)。ライフイズビューティフルという哀しい映画の場面を思い出します。
私が一番心を打たれたのがこの絵です。無念さがにじみでています。
チェルノブイリの事故従事者で55,000人が死亡していることを知りませんでした。この人達の英雄的犠牲がなければ、累乗的に被害が世界に及んだことでしょう。
絵というのは、一瞬にして、人々の心をとらえます。それが音楽との違いでしょう。もちろん、どちらが優れているかということではありません。
明日も続きをアップします。
この美術展は、写真撮影OKなのです。