自民党総裁選挙
2018年9月21日(金)
自民党総裁選挙は、安倍氏が3選を果たしました。私は「権力票」が相当あったのだと推察しています。
21日の朝日新聞です。
石破氏が予想以上の健闘をしたというのが、大方の見方です。
大きな特徴として、議員と地方では双方の得票率に大きな違いがあるということです。
・国会議員 安倍氏81.2% 石破氏18.0%
・地方 安倍氏55.3% 石破氏44.7%
議員では、安倍氏が圧倒しているのに、地方では大きな差がないと言うことです。これこそ、私が言わんとしている「権力票」なのであります。
6年前の総裁選挙の時は自民党は野党でした。安倍氏や石破氏更に3氏が立候補した選挙になりました。
結果は、一回目の投票では規定数に達せずに決戦投票で安倍氏が総裁に選出されました。注目すべきは、1回目の地方の票です。安倍氏87に対し石破氏165と石破氏が2倍の票を獲得しています。6年前の選挙と今回の選挙を単純に比較する訳にはいきませんが、権力を持っていない時と持っている時の大きな違いが出たものと思います。
結局、安倍氏は何をするにも権力を使うしか生き延びる方途がないというのが私の分析であります。
口先の「謙虚に丁寧に」という言葉とは裏腹に、ますます傲慢な政治手法になるというのが私の見方であります。