いつでも どこでも 誰でも
2019年6月6日(木)
「いつでも どこでも 誰でも」。
これは、私が勤めていた職場の人が、ホームレスになるリスクについて語った言葉です。
今私は、「引きこもり」について、同様のことを感じます。
私は、幸いに大学を卒業と同時に就職先があり、その後同じ職場で定年及び再雇用で働くことができ、生活を維持することができました。運が良かったと思います。
時代状況によれば、例えば就職氷河期であれば、正規職員での就職がままならず、非正規就労になったとします。経済的に結婚は困難となります。
私の資質からして、アルコールに依存する可能性大で、身体を壊します。頼る先としては親ということになります。
経済的に親に依存する訳でありますから、小遣いが十分にある訳ではありません。帰結として引きこもりになりますわな。
私の知人から聴いた話でありますが、学校卒業以来一度も働いたことのない人がいます。どうして生活してるの?ってことになりますが、親の資産であります。結婚もして子どもさんもおられ、裕福な暮らしをしているということであります。
先の私の仮の場合と比較してみて、私も裕福であれば、引きこもりなんかにはならなくて済むと思います。
ということは、引きこもり≒経済的自立ができてない、ということになるんじゃなかろうかと思います。
私は、中高年の引きこもりに生活保護を柔軟に適用すればよかろうと思います。えっ?生活保護って、経済的に自立できていないってことでしょ!→全くその通りです。しかしです、公的支援と私支援では、受ける身の人間は全く違う受止めをするのであります。飛躍しますけど、私支援では、その支援者と衝突する可能性が出て来るのであります。
公的支援の場合は、ケースワーカーという専門職の人が、就労支援等も行いますので、社会的自立に向けて可能性が拡がるのであります。
引きこもりの問題は、複雑な面があり、解決に決め手はありません。ただ、私は生活保護の適用が、もっとも効果的なのではなかろうかと思っています。