平成最後の敗戦記念日に寄せて
2019年6月13日(木)
音楽を通じた知合いのお父さまの手記です。
表題からして、強い意志を感じます。「敗戦記念日」。政府行事では「終戦」ですが、これは誤魔化しの表現です。我々日本人は、現実を直視しなければならないと思います。
この方は、1935年生まれの方です。幼い頃、家族で満州へ行き、お父さまと満州で生まれた妹さんを亡くすという戦争の犠牲家族であります。戦後のお母様のご苦労は察するに余りあるものがあります。そうです。戦争の悲劇は、「終戦」では終わらないのです。
安倍政権について、「アベノミクスの失墜、日銀の超金利緩和策、マイナス金利による地方銀行の破綻、北方4島の返還、北朝鮮の拉致問題、沖縄の基地問題、日米貿易問題、・・働き方改革等どれを取ってみても中途半端で達成可能なものは無い」と見事に見抜いておられます。
そして、最後に「現在の政権を早急に下野させ野党が一致団結して真剣に対処しなければならない。我々の出来ることは、貴重な一票を、僅かではあるが目標達成のため努力している政党に投じることだと思っている」とあり、来るべき参議院選挙、もしかしたらW選挙へ向けての力強いお言葉であります。
日本は、戦後平和憲法ができ、一人の戦死者も出していません。それは、この方のような先人達の犠牲の上に築かれたものだと思っています。そのことを敬意を持って、認識する必要があると思います。