忖度は人の為ならず
2017年4月10日(月)
「忖度」が今年の流行語大賞になるとの専らの噂です。
「忖度」とは、広辞苑で、「他人の心中をおしはかること。推察」とあります。
森友事件で、「忖度」という言葉がよく使われています。果ては、良い忖度と悪い忖度がある等と、訳の分からないことを言い出す言葉音痴の方もおられます。
古今東西、忖度をすることは人類普遍の原理であると、私ゃ、思います。問題は、森友事件を巡って、忖度し、行政のルールをねじ曲げて不正あるいは不当な決定をしたかどうかということです。
こんな、ことは誰でも分かると思いますが、私が言いたいのは、一体その忖度は誰のために行うのか?ということです。
「情けは人の為ならず」という諺があります。ネットで調べてみました。次のとおりです。
・情(なさ)けは人(ひと)の為(ため)ならず 人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということ。 誤って、親切にするのはその人のためにならないの意に用いることがある。
結局自分の為に行うのですね。忖度も同じと思いますね。官僚が行うのは、決してヤベー首相の為ではありません。ヤベー首相は、「忖度なんかするハズないじゃありませんか!」とヒステリックに答弁しましたが、堂々と、「忖度は、情けは人の為ならずと同じように自分の為にする訳ですから、仮に忖度があったとしてもそれは、私の責任ではないのであります。」と述べればいいだけです。
何やら、辻褄の合わない訳の分からない話になりました。これも全て財務省の役人が文書を公開しないからであります。行政庁の長は一体誰なんでしょうか?その長が文書の公開を命令すれば、小心な官僚は全て公開するのであります。ただ、この長さんは、そのことが自らに振り架かってくることはよくご存知なんですね。歴史に残る隠ぺい総理として名を残すことになるでしょう。
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