水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

10月3日

2008年10月03日 | 日々のあれこれ
 気温、湿度ともに実に気持ちの良い日だった。
 4限、5限、おれの声を聞きながら眠りに落ちていく子を見ると、注意せねばという気持ちの前に、どんだけ心地よいことかとうらやましい。
 そっち側に行っていいかな … と言いそうになる。

 夜、爽やかな風とまったく正反対の腐臭が漂うを感じる経験をした。

 マーチは上手だがポップスは全然だめとか、クラシックの曲はすごいけど、M8は吹けないバンドというのはない。
 もちろんある程度の得手不得手はあるだろうが、上手な学校は何をやっても上手だし、今のうちのバンドはまだまだ音そのものができていない。
 ラーメンはおいしいがチャーハンはまずい中華料理店もふつうはないし、その逆もまた真であろう。

 妻のもとに届いていた「ねんきん特別便」なるものを手にとってみた。
 もう完全にだめでした。腐ったスープで何を作っても、おいしくはならない。
 この特別便をなぜ出さねばならなくなったのかを、作った人がわかっていない。
 誰に宛てて出しているのかもわかっていない。
 これを、みんながきちんと記入して返信してくれると、ほんとうに思っているのだろうか。
 アリバイ的なこんな調査のために、また億単位の金を使って平気な人たちというのは、いったいなんなのだろう。
 しかも、まじめに記入して返信しようとする人は、返信用の封筒が小さすぎて入らないという事実にまた驚愕することになる。
 「あきれる」というのはこういうのだなあという経験をした。
 案の定、妻の何年かの教員時代の記録が抜け落ちていた。
 いくつか仕事を変わったなんてレベルの人が、ちゃんと登録されているはずがない。

 では、いろんな役所のうち、社会保険庁だけが突出してモラルを失った低レベルな集団なのだろうか。
 ちがうだろうなあ。農水省や国土交通省をみれば、同じ体質的をもつものであることはわかる。
 たまたまニュースにならないだけで、どこも同じことをしているのだろうと思う。
 公務員はおしなべて腐るのか? そうなる危険性はたぶん誰しももっている。
 じゃあ、民間はきちんとしているかと言ったらそうとも言えない。
 とくにつぶれる心配の少ない(と幻想を多くの社員がいだいている)会社は、腐りやすいだろう。
 いきなり日本人は、と一般化してもそう大きなな間違いではなさそうな今の娑婆である。
 
コメント
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