水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

明日からスキー実習

2010年02月11日 | 日々のあれこれ
 スキー実習、修学旅行前の最後の練習日。
 運動部は今日は休みのところが多かった。
 たしかに前日練習でけがをしたりしたら大変だから懸命な選択だと思う。
 文化部が休みにする理由はないが、体調不良者もいるので、午前だけの練習にし、わたなべ先生にハウルの合奏をやってもらった。すこし曲になってきたという話を後できいて安心した。

 私の方は、1年生の幹部3人とともに、久喜高校での交流会に参加させてもらった。
 新入部員勧誘をどうすればいいかについて話し合う会だった。
 おかげさまで、我が部が新入部員獲得段階では一定の成果を毎年あげている。
 だからといって、自然に部員が集まる部になっているわけではなく、その時々の上級生が必死に勧誘した結果である。
 部員の獲得には貪欲になってなりすぎるということはない。
 ここで本気で勧誘できるかどうかというのは、お客さん状態の部員から、部の確たる一員へと変われるいい機会でもある。
 ほとんどが楽器初心者であるわが部は、1年目でなんとか楽器の扱いを覚え、3月の演奏会で唄ったり踊ったりしてはじめて人前に自分をさらすという経験をする。
 そして新入生勧誘で、入学生たちには半ば「うざい」と思われながら、ときには直接うざいと言われながらも勧誘という行為をすることで、やっと部員になっていくという過程を経る。
 こういうことにどれだけ一生懸命取り組めるかが、その後の部活ライフ、いや人生の財産になる。
 この時の様子を見てると、この子はすぐ社会人になっても大丈夫と思える部員もいる。
 ぎゃくにそのまま世に出たのでは不安な子たちには、ここで成長してほしい。
 失敗を畏れなくていい学校生活だから、恥ずかしいとか、みっともなくないかななんて気持ちを捨てる経験をしてほしい。 
 
 
コメント (1)
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