水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

7月4日

2010年07月04日 | 日々のあれこれ
 ふだんの練習曲ではなくコンクールの曲で指揮をレッスンしていただいた。
 「グリエールは何年生まれですか?」
 「1800 … 」
 「1875年ですね。同世代の作曲家というとたとえば誰がいますか?」
 「 … 」
 「ダンシングシーンは、どんな場面ですか? 何人ぐらいの踊り?」
 「ええと、バレエのDVDとか見つからなかったので、よくわからないんです … 」
 「もう少し曲自体にイメージがないとだめですね」
 「すいません … 」
 「ダンシングシーンの最後の和音の動きはなんて言うんですか、これ(ジャーン、ジャーン)」
 「(あ、あれだ)アーメン終止ですね」
 「そうです」
 (へっへー。知ってるもんね。サブドミンナントからトニックにおさまるパターンね。部員に教えたこともあるもーん)
 「じゃあ、ここはどうふればいいですか」
 「へっ? ふ、振り方ですか」
 「じゃ、こう言いましょうか。アクセントはどっち」
 「アーの方ですか?」
 「そうですね。メンを強くしたら、剣道になってしまいますよ」
 なるほど … 。
 曲を分析して振るとはこういうことなのか … 。

 「フレーズをだして」「もっと唄って」
 「楽譜に書いてなくても何かやらなきゃ」
 「もっとおおげさにやらないと、絶対につたわらないですよ」
 ふだんの合奏のとき、自分が発している言葉がそのまま、自分にかえってきてるようだった。
 もっと本気で譜読みしないといけない、徹底的にやろうという思いにうちひしがれた。
 それにしても暑い。
 久喜駅のホームで缶ビール一本呑むことを、いったい誰がせめられようか。
 明日からがっつり譜読みしていくためには、今日はしっかりからだを休める必要があると思い、湘南新宿ラインで新宿へ。
 まだ観てなかった「シーサイドモーテル」に間に合ったと思ったら、満席だった。
 うそ!
 たぶん南古谷ウニクスだったら、土日でも5人いることは考えられない。
 さすが新宿だ。
 せっかくなので、スラックスとYシャツを買って、久しぶりにGOGOカレーを食し、学校にもどり少し採点という一日だった。
 
 
コメント
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