水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

一つの音を

2010年07月19日 | 日々のあれこれ
 一つの音を何種類に吹き分けられるか。
 音量を、pp、p。mp、mf、f、ff、に吹き分けられると、これで6種類。
 音の立ち上がりを、やわらかくするか、はっきりするか、鋭くするかで3種類。
 音の切り方を、ひびかせるか、ぶつっときるかで2種類。
 音色を、あたたかい感じにするか、スピード感のあるものにするかで2種類。
 今思いついただけで、組み合わせると72種類。
 こんなにあるのに、うちのバンドは音の種類が少ないという指摘をいつもいただく。
 演奏している側としては、まあまあ考えている部員が何割か、そこまでやってない部員が何割か、まったく意識無しが何割かという比率だろうと思う。
 だから総体としては、最初から最後までほぼ同じ吹き方でえんえんと吹き続けるに近い状態で、このバンドは最初から最後までmfだったという印象をもたれる状態になっている。
 ここをなんとか脱却したい。
 そうか、紙に書いてはりだそうかな。
  ①:発音はトゥーン、音量はf
  ②:発音はドゥー、音量はmp
 … というように。
 ここはみんなで③番で吹こう、次の小節は⑤番、というシステムをつくってみようと思い立った。
コメント
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