JBA講習会の初日は、全受講生対象のリハーサルテクニック、中級者対象の指揮法レッスン。
ふだんの指揮レッスンとはことなり、実際の吹奏楽曲をどう振るかという内容で、まずはピアノ伴奏でに練習だった。曲は「イギリス民謡組曲」。教程で学んだことを楽曲でどういかせるかが自分の課題ではあったが、いかんせん曲そのものへの予習が不足していた。
直前に車のなかでCDをくりかえし聴いたぐらいで臨んだことを後悔した。
遠方から、しかも毎年のようにこの講習会に出られてる先生も多いようで、そういう方は予習をちゃんとされてるように見受けられる。
次回また参加できるなら、受講料がもったいなくならないように、しっかり予習してきたい。
それでも、参加したことには意味があったはずだ。
「さらってないので合奏に出ないで個人練習します」という子が、けっきょく上手になっていかないのと同じで、合奏で案の定できなくて悔しい思いをして、その後必至でさらうのが大事だ。
ただ、ひとつ言えるのは、自分はできないにしても、他の先生方の振り方を見て、どこがどう悪いのはわかるようになった。これは成長ではないか。やべ、この年でまだ成長し続けてんじゃね?
もっと言うと、プロの方の棒をみると、そのあまりに上手さをため息がでるくらい感じられるようになった。
「勉強するとものの見方が変わるんだよ」と、ふだん生徒さんに繰り返し話していることを自分でも体感できているのだが、これって幸せと思っていいんだよね。