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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

笑われても

2016年07月05日 | 学年だよりなど

 

    学年だより「笑われても」


 日米あわせての安打数で、ピート・ローズのメジャーリーグ記録を抜いたあとのインタビューで、イチロー選手がこう語っていた。


 ~ 「僕は子供の頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負はあるので、例えば小学生の頃に毎日野球を練習して、近所の人から『あいつプロ野球選手にでもなるのか』っていつも笑われてた。だけど、悔しい思いもしましたけど、でもプロ野球選手になった。何年かやって、日本で首位打者も獲って、アメリカに行く時も『首位打者になってみたい』。そんな時も笑われた。でも、それも2回達成したりとか、常に人に笑われてきた悔しい歴史が僕の中にはあるので、これからもそれをクリアしていきたいという思いはもちろんあります」 ~


 イチロー選手の対極にあるのが「こじらせ男子」だ。そのルーツは天宝年間(西暦750年前後)まで遡る。隴西に住む李徴という男がいた。自分はやれるはずだ、すごいはずだと思いながら、本当の実力がばれるのをおそれて、やりきれないままに終わった男。
 現代にも多く生息している。「おれ、まだ本気だしてないから」とか「やる気になったら、こんなもんじゃないんだけどね」と口にしながら、決してその本気を出そうとしないタイプ。
 本気を出しても失敗するかもしれないと恐れ、たいしたことない自分を他人から笑われるのを怖がり、けっきょく土俵には上がらずに他人に対する論評だけはしている。
 その人たちは無敗だ。なにせ闘ってないのだから。
 たしかに他人から笑われることもないだろう。しかし相手にもされない。
 様子をうかがっているだけより、派手にぶつかって砕け散る方が、よほどかっこいい。
 人に笑われるぐらいのことが、今のみなさんにとっては、ちょうどいい目標だ。


 ~ Impossible is just a big word thrown around by small men who find it easier to live in the world
  they've been given than to explore the power they have to change it.
 Impossible is not a fact. It's an opinion.
 Impossible is not a declaration. It's a dare.
 Impossible is potential. Impossible is temporary.
 Impossible is nothing.
  「不可能」とは、自らの力で世界を切り拓くことを放棄した臆病者の言葉だ。
  「不可能」とは、現状に甘んじるための言い訳にすぎない。
  「不可能」とは、事実ですらなく単なる先入観だ。
  「不可能」とは、誰かに決めつけられることではない。
  「不可能」とは、可能性だ。「不可能」とは、通過点だ。
  「不可能」なんて、ありえない。                        (byモハメド・アリ) ~

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