水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

今日も

2008年10月09日 | 日々のあれこれ
 ノーベル物理学賞に続いて、昨日は化学賞。
 日本人って、ほんとは偉いのね。
 この流れからすると、まちがいなく文学賞は村上春樹氏だな。
 
 村上春樹とは真逆の作品だが、湊かなえ『告白』は久しぶりに一気読みした。
 幼い娘を失った(しかもそれは勤務校での事件)ある中学教師(女性)のモノローグからはじまるこの作品は、章ごとに視点を変えてその事件を描写し、最後に「えっ!」という結末をむかえる。
 この作家の作品をとりあえずあと5こぐらい読んでみたいのに、まだこのデビュー作しか出版されていないという。もどかしい。

 
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対称性の乱れ

2008年10月08日 | 日々のあれこれ
 対称性の乱れとは何か。
「物質を形づくる粒子と、性質がさかさまの反粒子が、本来は対等であるはずなのに、崩壊のしかたが厳密には対等ではなくなる現象を指している」(by朝日新聞)
 この「粒子」と「反粒子」のイメージするために、「カツカレー」と「反カツカレー」を措定してみる。
 これが「半カツカレー」ならイメージしやすい。
 GOGOカレーには、普通盛りは「エコノミー」で、少なめの「ヘルシー」というサイズがあるので、さらに量が少ないのを「半カツカレー」とイメージすればよいのだ。ちなみに大盛りは「ビジネス」、超大盛りでトッピングも豪華なのは「メジャー」と呼称されている。
 では「反カツカレ-」とは何か。
 イメージするなら、すなわち「盛りそば」であろう。
 この2食はあきらかに対称性は乱れているといえるので、たぶんこの現象を説明しているのだ(全然、ちがうって)。
 それにしても、40年も前に考え出された理論が、その後理論的、実証的に証明されて、いまノーベル賞の受賞である。
 素粒子物理の世界には、これからどうなるかは南部に聞け、という言葉があったというが、かっこよすぎるぜ。南部先輩!
 そう南部先生はわが母校藤島高校の先輩であらせられる。
 母校からは総理大臣も出したし、Vリーグの監督もいる。短歌のベストセラーを出した後輩もいる。あとは全国金賞指揮者だけかもしれない。
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10月5日

2008年10月05日 | 日々のあれこれ
 多くの部員が「3出団体演奏会」にでかけた今日は、その演奏会の存在を知る前に購入していた「トゥーランドット」を観にでかけた。
 ちゃんとしたオペラを観るのはうまれて初めての体験だったが、なるほど、オペラは歌舞伎だと思った。
 欧米の人にとってのオペラというのは、どういう位置づけなのだろう。
 たぶん芸能としては上品というか、ハイクラスな娯楽なのだろう。
 それは今の歌舞伎も同じだが、もともとは大衆芸能だったという点も同じじゃないだろうか(はっきりいって音楽史をまったく知らないまま書いているので、的はずれかもしれないが、そんな気がしたので)。
 それから声の出し方が普通でないことも同じだ。
 音楽のゴージャスさに比べ、劇の内容自体はたわいのない、というか大衆的というか、はっきり言えば底の浅いものであることもたぶん似ていているんじゃないかなとも思った。
 それにしても歌はすごい。オーケストラもまあまあ。
 それに比して、舞台上の人々の立ち居振る舞い、衣装、大道具など何一つとってもあまりにチャチいことに驚いた。トゥーランドットを中国の人が観て肚が立たないのかな。
 だから、ものすごくもったいなかった。
 音楽だけを聴きたかった。字幕を観なければいいのだが、つい観てしまう。
 でも、いい音楽だった。けして聖なる境地のそれではない。
 凡人のおれでも理解できる範囲であり、まちがいなく俗に属するものでありながら最高の境地の美しさを有しているものだった。 
 
 
 
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10月3日

2008年10月03日 | 日々のあれこれ
 気温、湿度ともに実に気持ちの良い日だった。
 4限、5限、おれの声を聞きながら眠りに落ちていく子を見ると、注意せねばという気持ちの前に、どんだけ心地よいことかとうらやましい。
 そっち側に行っていいかな … と言いそうになる。

 夜、爽やかな風とまったく正反対の腐臭が漂うを感じる経験をした。

 マーチは上手だがポップスは全然だめとか、クラシックの曲はすごいけど、M8は吹けないバンドというのはない。
 もちろんある程度の得手不得手はあるだろうが、上手な学校は何をやっても上手だし、今のうちのバンドはまだまだ音そのものができていない。
 ラーメンはおいしいがチャーハンはまずい中華料理店もふつうはないし、その逆もまた真であろう。

 妻のもとに届いていた「ねんきん特別便」なるものを手にとってみた。
 もう完全にだめでした。腐ったスープで何を作っても、おいしくはならない。
 この特別便をなぜ出さねばならなくなったのかを、作った人がわかっていない。
 誰に宛てて出しているのかもわかっていない。
 これを、みんながきちんと記入して返信してくれると、ほんとうに思っているのだろうか。
 アリバイ的なこんな調査のために、また億単位の金を使って平気な人たちというのは、いったいなんなのだろう。
 しかも、まじめに記入して返信しようとする人は、返信用の封筒が小さすぎて入らないという事実にまた驚愕することになる。
 「あきれる」というのはこういうのだなあという経験をした。
 案の定、妻の何年かの教員時代の記録が抜け落ちていた。
 いくつか仕事を変わったなんてレベルの人が、ちゃんと登録されているはずがない。

 では、いろんな役所のうち、社会保険庁だけが突出してモラルを失った低レベルな集団なのだろうか。
 ちがうだろうなあ。農水省や国土交通省をみれば、同じ体質的をもつものであることはわかる。
 たまたまニュースにならないだけで、どこも同じことをしているのだろうと思う。
 公務員はおしなべて腐るのか? そうなる危険性はたぶん誰しももっている。
 じゃあ、民間はきちんとしているかと言ったらそうとも言えない。
 とくにつぶれる心配の少ない(と幻想を多くの社員がいだいている)会社は、腐りやすいだろう。
 いきなり日本人は、と一般化してもそう大きなな間違いではなさそうな今の娑婆である。
 
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10月2日

2008年10月02日 | 日々のあれこれ
 「 No Music No Life 」ってたまに聞くけど、今日漢文やってて「不 憤 不 啓」(論語)のようなのと同じ構文と思えばいいのかなとふと思った。

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