折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

バラへのあこがれと・・・・

2006年02月08日 21時08分47秒 | 立春
 
なんか、あっという間の1か月でした。
たいていが3日坊主、飽きっぽい私がここまで続けられたのが不思議です。

元旦に、一年の計を手帳にメモしました。

 TOEIC XXX点    (英語はもういいのに、会社にスコアを出さねばならないので)
 イタリア語検定3級 (その気で勉強してるん? 折節くん!)
 読書 50冊   (暮れから塩野七生さんの「ローマ人の物語XIV」を読んでるのですが、
              バラの本とすり変わっちゃって、まだ1冊も・・・・)
 ブログ開設      (開設だけなら、目標達成。でも・・・・)
 きれいなバラ     (・・・・)

年末にイングリッシュローズなどを植えたりして、
さてちゃんと根付いてくれてるんだろうかとか、
あまり根っこの部分なんて観察しなかったなあ、大丈夫かなあとか、
若い芽が出たままのスリット鉢の苗を買ったけど、
これから真冬を迎えるのに、どうなるんだろうとか。


                              (シャルロット ER)
不安いっぱいのスタートを切ったの中で、
ただ「きれいなバラ」って、手帳には記してました。

これが主語になり、目的語になり、
そうして自分のもう一つの世界が、
いっぱいに広がってくれたらという願いがあったんでしょう。


                        (コンテ・ド・シャンボール OD)

ブログを通じで、これまで夢にも思わなかった世界が、
そこかしこにあることも知りました。
美しいものを美しいと感じることのできる感性は、
結局のところ、常に美しいものに接していないと
磨かれないような気がしています。
それは自分から進んでもっと探していかないと、
手に入れることができないもののようです。

この1か月、私はブログを通して、優しい「まなざし」にたくさん出会うことができました。
たとえば、一輪の花にそなわっている美しさは、
その優しさを通してこそ、初めて輝きを放つことを知りました。
花を木々を愛しむ素直な心がなければ、
輝きという美しさの根源は感じることができないんですね。


                        (十数年来のバラ・品種不明オレンジ色の花)

それは、私にとっては結構新鮮な驚きでもありました。

この方のブログをクリックしてと・・・・その瞬間!
  ~パソコンのオペレーションそのものは無機質に手が、指が、憶えている行為ですけれども~

その先に広がるのは、それこそ花いっぱいの、
そしてそれ以上の慈愛というか、純度100%の優しさに包まれた世界です。
私は、そこに心躍らすこともできるし、気持ちを休めることもできるのです。

さあて、次の1か月はどうなりますやら・・・・。
趣味の園芸は、どこまで続く。

「きれいなバラ」 あこがれを求めてるのだから、やるだけのことはやってみようか。

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ふたつの出会い

2006年02月07日 21時45分05秒 | 立春
 
もう彼これ30年くらいの付き合いのあるピアノ曲があります。
ショパンの練習曲集(エチュード)で、イタリアのマウリツィオ・ポリーニの演奏です。

最初聴いたのは、レコード盤の方でした。
今は当然CDですが、いつも机の上に置いている1枚なんです。

夕べしばらくぶりに聴きたくなって、スタートを押そうとして、
そうだ、クラウディアに似合う曲があると思ったんです。

何十年も聴いているくらいですから、
いつも新鮮な心地のする味わい深い曲ばかりなのですが、
とりわけこの1曲と言えば、作品25の第1番です。

ショパン自身の解説が載ってます。

『近づく嵐を避けて、牧童が安全な洞窟に避難している。
遠くで風や雨が吹きすさんでいるが、
彼は静かに笛をとって優雅な旋律を吹いている』

ですから、この曲には「牧童」という副題が付いているようです。

私には、この曲の分散和音の移り変わりが、風の吹き渡る様子に思えます。

風は当然目には見えないのですが、
たとえば初夏の緑の草原をうねるように渡る風。
あるいは、秋の日にきらきらと照り映える湖面を渡る風。
そうした、あくまでもやさしい風のエチュードとでもいう雰囲気で、
いつもいつも聴いていました。



いま、このプリムラ・ポリアンサ・クラウディアも、ほとんど花開いた感があります。
そして、この花びらにもやさしい風が、かすかに吹き渡っているように思えます。

どこまでもうすい花びらの色も、曲の流れに、風の流れに合わせて、
ひらひらとほんの少し変わっているような錯覚を起こしそうでした。

この曲に出会い、その後いくつもの時の流れを経て、この花と出会えたことが、
何よりも代えがたいものだと実感しています。

(写真の出来がもうひとつですが、実際に近い色になるよう、ストロボなしで撮りました)
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これもプリムラ

2006年02月06日 21時11分38秒 | 立春
 
☆ プリムラ・シネンシス ☆

これもプリムラさんです。
この冬は私の家は、プリムラ・ファミリーで
たいそうにぎやかになりました。

園芸店に行ったら、入荷したばっかりだとか、中国原産の新品種とか。
なんだか、いつもそう言われているみたい。
サクラソウ科ですってね。
 

  
白い花が私の好みであることが、
いまさらのようにはっきりわかりました。
きりがないのに。

ということは、白いバラにもそのうち手を染める?
えっ、そんなこと・・・・!

マダム・アルディ アルバ・セミ・プレナ グラミス・キャッスル
来シーズンをちゃっかり狙って、このうちどれか白系統を・・・・。

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由布岳です。

2006年02月05日 16時48分24秒 | 立春
  
今日は朝から青空、でも風は真冬の冷たさです。
ふと思いついて、歩いて5分程のビューポイントに行ってきました。

朝8時、ほんとうに久しぶりに由布岳(左、笠雲)が望めました。
右側のピークは鶴見岳、手前の濃い山が高崎山(お猿さん)。
今日は、別大マラソンをやってました。
右側はずっと、別府湾に国東半島となります。
天気さえ良ければ、眺望はよろしい方かと思います。
  

  
「由布岳です」(メイコさんの声)の朝の連ドラ「風のハルカ」では、
湯布院側からの眺望ですから、大分市とは反対側(山の向こう側)になります。
けさは冷え込んだので、少しシャッター押しただけで、指が凍えて痛くなりました。
 

 
帰ってみると、朝の陽射しをあびて、黄色のクロッカスが開花していました。



朝日によく映えています。
愛らしいとはこのことです。

バラの方では、スカボロフェア(ER)の新芽がたくさん出てきています。



先のやや黒ずんだ部分は、あとで剪定しておきました。
この調子で頼みますよ!

そうそう、こないだ金曜日の朝の紅茶のこと。

家内はルピシア(LUPICIA)のネットで、好きな紅茶を注文しています。
以前は、私が出張の際のおみやげの定番でした。

東京だと品川(高輪店)で、大阪は梅田の阪神百貨店(他に知らないから)。
大阪の場合、たいていリーフパイ(別のお店)と紅茶のセットで、はい、おみやげ!
こればっかし、何年も・・・・。



この「TSUGARU」(Flavored Tea)は、年末に届いた「福袋」の一品だとか。
3000円(送料別)で、いくつかの種類が山ほど(?)入ってお買い得なんだそうです。
ほのかなりんごの香りが上品で、気に入りました。

商品情報では、『青森名産・サンツガルのアップルティー。甘さを抑えたさわやかな味。
<価格> 450円/(50g S 袋入)』・・・・安くておいしいのですが品切れ中みたいです。

今日は、私のお気に入りのマグカップ(有田)で記念写真。
当然、マグカップは私のコーヒー専用ですが。



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春は名のみの

2006年02月04日 12時39分41秒 | 立春
 
雪の舞う立春。
ここ九州も、昨日の節分から一気に震え上がっています。

そして、そんな中で庭の水仙もやっと咲き始めました。
1週間前のつぼみが、待たせたなあって。

「水仙」といえば、高校の英語のリーダー(今はそんな科目なし?)で
習ったというか、やたら暗唱させられた記憶があります。
ワーズワース(William Wordsworth)の有名な、
私なんかはもうこれしか知らないという詩です。

 Daffodils

  I wandered lonely as a cloud
  That floats on high o'er vales and hills,
  When all at once I saw a crowd,
  A host of golden daffodils;
  Beside the lake, beneath the trees,
  Fluttering and dancing in the breeze.

  (句読点など適当、あとはほとんど忘れました ・・・・ あらっ?)

この詩の強弱のリズムがすばらしく、そして
この「フラタリン エン ダンスィン」のとこが大好きでした。

(私の英語の発音は笑われます。
 さすが長崎出身、オランダ訛りですねとか、中国語に聞こえたとか。
 イギリス人にも中国人にも通じない英語・・・・出島の和蘭商館勤務です、冗談!)

雪が止む気配がないですね。
でも日が射して来たようですが。

では「早春賦」の3番。
立春寒波にふさわしい歌(?)です。

  春と聞かねば知らでありしを。
  聞けば急かるる 胸の思を
  いかにせよとの この頃か。
  いかにせよとの この頃か。

この「春」のところを「薔薇」と置き換えたら、
私の今の偽らざる思いになります。

クロッカスが開花直前の気配です。
この寒さで、咲いていいものか戸惑っているみたいです。
  





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フレックス・タイムの効用

2006年02月03日 12時59分57秒 | 大寒

 
今朝は、フレックスタイムで1時間の時差出勤。

だから、支度にもゆとりがあって、
紅茶党の家内が、珈琲等の私に
フレイバー・ティーを入れてくれました。

   TSUGARU 

うん? ほのかにりんごの香りが。
なるほど、落ち着いた味わいです。
どうも、結構なお点前でした!

それでも、まだ時間があって。
そうだ、ミニバラがまた開花しているってなわけで、
朝の光の中で撮ってみました。



先日も載せてますが、

  オプティマ家(?)の「ラブリー・プリンセス」 3人姉妹の真ん中の姫です。



濃いピンクが、頬紅か口紅のよう。
お化粧なんか、しなくてもいいよ!

今日は、節分。

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水彩絵の具

2006年02月02日 12時43分16秒 | 大寒
 
☆ プリムラ・オブコニカ ☆ 

先月に一度ご紹介しました。

若干実際の雰囲気とは違うかもしれませんが、
水彩絵の具でさらっと描いたような花弁のイメージ。
そんな花に、よく惹かれるようです。

この花は、第一印象で選んだ記憶があります。
ややクリーム色がかったホワイトに明るい紫ですね、これは。

この2種類のカラーがそれぞれの花で主張しあいながら、
微妙なバランスを保っているようです。
それがこの花の個性だと思います。

この花たちも、冬の日々をより豊かなものにしてくれています。
ありがとう。


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楽に寄す(音楽に寄せて)

2006年02月01日 12時38分16秒 | 大寒
          (富士山の画像は「デジタル楽しみ村・転用フリー写真集」より)
 
「音楽に寄せて」(An Die Musik)のカテゴリー名は、
シューベルト(Franz Schubert 1797-1828)の歌曲から採らせていただきました。

                      (堀内敬三 訳詞)
  楽の音(ね) わが悩むとき
  心を訪れては
  温き愛を充てつつ
  清らかなる境に
  わが身を伴いぬ      
             

私にとって好きな音楽は、
CDを聴こうとBSで楽しもうと、
ショパンの幻想即興曲でもモーツァルトのヴァイオリン協奏曲でも、
なごり雪でも川の流れのようにでも、
カラオケ、鼻歌なんであれ、
みんな宝物なのです。

・・・・で、なぜ富士山かといいますと。

この曲は、淡々とした8分音符のピアノ伴奏に乗せて、
最初はおさえて次第に高まりゆく、そんな曲想です。

それはちょうど、富士山の西側の裾野から頂きにかけて、
ゆるやかになぞって描いて行くみたいに、私には感じられます。
たとえが、あんまりでしょうか?

「あーたまをくーもおのー♪」と、歌を取り違えた訳ではありません。

このシューベルトの歌曲のイメージを花にたとえると、ありました!
大好きな色彩のコンビネーション、ホワイトと濃いグリ-ンです。
花の名前は知らないのですが・・・・。


                      (ハンガリー・パンノンハルマ修道院 2005年6月)
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