goo

福西崇史 ジャージ 東京ヴェルディ サッカー

元日本代表、元ジュビロ磐田のMF、福西崇史選手のジャージをあしらったコレクティブルである。つい先日引退を表明した。かつての名選手が消えていくのは寂しい。32歳での引退は早すぎる気がするが、世代交代もやむを得ないことかもしれない。ジュビロ磐田の選手というイメージが強いが、2007年にFC東京に移籍、翌年には東京ヴェルディに再移籍、いずれも「高い年俸」が契約更改のネックになったようである。昨今の景気の悪化は、おそらく様々なプロスポーツの世代交代を加速するだろう。ここにきて「ピンチはチャンス」という言葉がよく聞かれるが、若い選手にとって、景気の悪化というピンチは、高い年棒のベテラン選手に取って代わる絶好のチャンスであることは間違いない。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

できそこないの男たち 福岡伸一

生物学の解説書でありながら、ベストセラーの前作「生物と無生物のあいだ」よりもさらに叙情性を増したような本書。自らの体験、巧みな比喩、科学史的な記述が渾然一体として強いメッセージを放っている。生物の基本仕様としてもメス、そこから必要性に応じて作られた小さな改良型であるオス、なんだか寂しいが「そういうことだったのか」と首肯せざるを得ない。「アリマキ的人生」の章で語られるアリマキのオス、「余剰の起源」で語られるハーバード大学教授の哀れな最後とそこから著者が語る「使い走り」のオスと余剰の関係などは、特に哀愁を誘う名文だと思う。(「できそこないの男たち」福岡伸一、光文社新書)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )