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女流阿房列車 酒井順子

最初から「東京地下鉄全線1日踏破」と、オタク度全開だが、1つ1つのお話がそれほど長くなくてあっさりしているので、たいして鉄道に興味のない普通の人間にも飽きずに楽しめる内容だ。どれも自分でやってみたいとは思わないような過酷な旅だが、少し条件を変えれば、ふと自分もやってみようかなと思う程度には面白そう。漫画の「鉄子の旅」とのコラボ企画は、「鉄子の旅」の方で既読だったが、こんなところで2つの作品が繋がっていたのかと思うと(まあ当たり前のような気もするが)、少しうれしい。(「女流阿房列車」 酒井順子、新潮文庫)

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