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光待つ場所へ 辻村深月
著者の本は5,6冊目になるが、短編集は初めてと記憶している。これまで読んだ長編作品の印象は、社会を揺るがすような大事件やあっと驚く派手な展開はないが、一人の人間にはかなりの大事件というストーリー展開の程良さ、なおかつジンワリと心を打つ内容、という感じで、読後の感想は、ストーリーの面白さよりも「登場人物への共感」の方が心に残る、という感じだったと思う。そのあたりは短編集ということでどうかなと思ったのだが、結論としては、短編においてもそうした印象は全く変わらなかった。短編と長編では全く見せる顔が違うという作家が多いように思うが、長編と短編の同質性というのがこの作家の大きな特徴なのではないかとすら感じた。読者は、短編集ということで、ストーリー的には長編よりもやや小さめの出来事を扱った内容でありことを覚悟するのだが、その辺の程良さは短編集でもあまり変わっていないという印象を持った。こうした短編1つ1つの充実度というのは、普通の短編集ではなかなかないものだと思う。(「光待つ場所へ」 辻村深月、講談社文庫)
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