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理系あるある 小谷太郎

「4ケタの数字をみると10を作りたくなる」「素数を見るとうれしくなる」等、理系の人の「あるある集」だ。一口に「理系」といっても、数学とか物理とかと、生物などでは随分そのひとの思考回路や習ってきた基礎知識は違うはずだが、そのあたりはうまくバランスをとって書かれているような気がする。あるいは、基礎的素養というのは周りの人が思っているよりも共通しているのかもしれない。私自身、「自分も以外と理系の要素があるなぁ」と思ったり、「やはり理系のセンスはないなぁ」と思ったりで一喜一憂、この本は読者の理系センス度合いのチェックに使えることは間違いない。着眼点の面白い異色の1冊だ。(「理系あるある」 小谷太郎、幻冬舎新書)

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