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教養としての聖書 橋爪大三郎

本書は、30の書物の集まりである聖書を、創世記、出エジプト記、申命記、マルコ福音書、ローマ人への手紙、ヨハネ黙示録の6つの書物を解説しながら、全体を浮かび上がらせるという一冊だ。申命記、ローマ人への手紙の2つは、これまで読んだことがなく、内容を見聞きしたこともなかったので、大変面白かった。本書の最後に「後から別の書物が付け加えられることで前の書物が意味するところも変わってしまう」という話があり、これで聖書の構成というものがなんとなくわかったような気がした。(「教養としての聖書」 橋爪大三郎、光文社新書)

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