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キリスト教のリアル 松岡信司

軽い啓蒙書だが、目の付けどころが良い。牧師さんの給料はいくらなのかとか、キリスト教の葬式費用はどのくらいなのかとか、牧師さんは日常業務としてどんなことをしているのかとか、今まで気にもしなかった「キリスト教のリアル」に対する「へぇそうなんだ」というトリビアが満載で面白い。火葬場に行くと何故か仏教の様式が当たり前のようになっているが、そんな中でキリスト教徒の葬式も行われているというのも、初めて知った。それと同時に、一口にキリスト教と言っても色々な宗派があって随分バラエテイがあるということも分かった。教会と言えば、中学校の時に家の近くの教会の神父さんに英語を教えてもらっていたという思い出しかないが、そんな話はどこにも書かれていない。これも普及活動の一つとしてあの神父さんが個人的に工夫をしていたということだったんだと初めて知った。(「キリスト教のリアル」 松岡信司、ポプラ社)

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