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戦場カメラマンの仕事術 渡部陽一

TVでおなじみの戦場カメラマンによる新書。戦場カメラマンといういかつい肩書と柔和な語り口のギャップが面白く、よくTVで見かける著者だが、本当のところはどうなのか、厳しい戦場での仕事をこなすタフマンなのか、それとも自分の持っている戦場カメラマンという職業に対するイメージが間違っているのか、そのあたりに興味があって、読むことにした。読んでみて感じたことは、戦場カメラマンという仕事は、仕事そのものも、その環境も非常に厳しいものであることは疑いもないが、それを生業とする人の性格とは別問題であり、一般的なカメラマンとしては、人の懐に飛び込んでいけるような柔和さがむしろ武器になる、あるいはそうでなければ一流にはなれないということだ。本書の後半は、著者が師と仰ぐ先輩カメラマンとの対談が掲載されているが、これが秀逸だ。特に最後の対談は、最近のドローンによる取材事情やIT技術と取材という観点の話で、色々ビックリさせられた。(「戦場カメラマンの仕事術」  渡部陽一、光文社新書)

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