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糸切り 吉永南央

こちらはシリーズ4冊目。最近、立て続けにシリーズものを読んでいる。少し安直な本の選び方をしていると反省しながら読んだ。7冊目とか8冊目という作品に比べると、本書はまだ4冊目なので、飽きてきたということはないが、それでも「ああいつものパターンだなぁ」と思いながら読み飛ばしている自分に気がついて、これでは何のために読書をしているのかわかrないなぁと思ってしまった。内容は、前作同様、気持ちは昔のままなのに、周りの人たちの対応が老いを感じさせるようになってしまった寂しさを上手く描写している話が並んでいる。もうそろそろシリーズものとして、何か工夫をしなければ飽きられてしまうぎりぎりのところに来ている気がした。(「糸切り」 吉永南央、文春文庫)

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