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死とは何か シェリー・ケリガン

かなり前に入手したまま読みそびれていた本書。アメリカのイェール大学の人気講義の書籍化ということで期待して読んだが、どうもこういう本は自分に合わないらしい。題名通り「死」について色々な考えを紹介してくれるのだが、考えられる限りのケース分けをしてものすごく緻密に分析をしたかと思えば、これは自明だとしてスルーしたり、どうも一貫性がない。その感覚の違いは、宗教的背景の違いではなく、国民性の違いによるところが大きい気がする。死についての知見を深めるというよりも、アメリカ人が何を自明のこととしているのかを知ることができる本。それにしてもページ数はそれほどでもないのにとにかく重いので、寝ながら読むことが全く出来ず閉口した。(「死とは何か」 シェリー・ケリガン、文響社)
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