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図書館は脳 沙羅双樹

図書館総合展で入手したシリーズの2冊目。学校図書館の司書さんの悩みや課題を漫画で解説してくれるシリーズの2冊目。本書のテーマは、学校図書館に置くべき本、置くべきでない本とはどういうものかという話。通常の図書館であれば、リクエストがあったので買ったとか、ベストセラーなので揃えておこうといった程度の話であとは予算的に大丈夫なのかという話になるのだろうが、教育機関である学校図書館となると物事は単純にはいかないらしい。こういう本が教育的にプラスになるのかということを検討しなければいけないし、かといって検閲になり過ぎないようにしなければいけないという配慮のバランスが大切であったり、生徒への読書というものへの指導的観点を考慮したりと、とにかく色々大変だということがひしひしと伝わってくる。まだ何冊かシリーズの既刊があるので、是非読みたいと思うが、巻末の連絡先に連絡して入手を試みるかか来年の図書館総合展まで待つか悩んでしまうほど面白かった。
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