goo

図書館の囚人 沙羅双樹

先日参加した図書館総合展で入手した2冊のうちの1冊。毎年刊行されているシリーズもので、学校の図書館で働く司書さんが仕事上の悩みとか課題を漫画で解説してくれるという内容。まず一冊目に読んだのだがこちらの一冊だが、学校の司書さんにはこういう悩みがあったのかということが初めて分かって、とても面白かった。本書のテーマは学校図書館が発行する「図書館だより」。そういう冊子を発行している学校もあれば発行していない学校もあるとのこと、まあそうだろうなぁと読み進めると、「図書館だより」に関するお悩みが次から次へと明らかにされる。普通のどこの職場にもありがちな悩みもあれば、図書館ならではの悩みもあるし、さらには学校図書館ならではの悩みもあって、悩みのタネは尽きることがないようだ。極め付けは、図書館だより=校外流出文書ということで、その内容を校長とか副校長といった管理職にチェックしてもらう必要があるというくだり。言われてみればそうなのかもしれないが、こうして学校の先生の仕事が増えていくんだなぁと複雑な心境になってしまった。一言で言えば学校図書館の司書さん本当にご苦労様という感想だ。(「図書館の囚人」 沙羅双樹、太陽出版)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )