書評、その他
Future Watch 書評、その他
ヘザー・ロックリア サイン ダスティ ルーニー・デューン
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告白 湊かなえ
書評に「読み出したら止まらない」という表現が使われていたが、実際その通りだった。まず第1章がかなり衝撃的で、これは面白そうだという気持ちになる。本書がデビュー作ということだが、文章が読みやすくて澱みなく読めるので、どんどん話が進んでいく。各章毎にちょっとした驚きがあって、それが次の章への興味につながっているような感じだ。最後にまた少し大きめの驚きがあって読了、ああ面白かったとなる。内容が非常に悲惨な話なので、読み終えて気分爽快にはならないが、ある時間夢中になれたことは確かだ。作者の主なフィールドがどこにあるのかこの作品だけでは判定ができないが、あまり悲惨な話の方に行きすぎなければ、この作者はかなり期待できる気がする。(「告白」湊かなえ、双葉社)
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ジェナ・エルフマン ダーマ サイン ダーマ&グレック
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しかしサインは実に出来映えの良い逸品である。私のコレクションのなかでも際だって素晴らしい。大きくスペースいっぱいに書かれていること、手抜きを全く感じさせないこと、全体に丸みのある文字でいかにもサインらしい形状をしていること、そして全体のバランスが極めて美しいこと、などが高く評価できる。このように良いサインで、しかもテレビドラマで主役をはっている俳優のサインということで、持っていて何よりも楽しいサインである。
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ブライアン・ダウニング サイン MLB
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駒田徳広 サイン 元巨人軍4番打者
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「古事記」の真実 長部日出男
帯に「戦後史最大のタブーを解く」と大書してあったのに惹かれて読んだのだが、あまり古代史等の知識がない人間にはどこがタブーを打ち破った画期的な著書なのかが良く判らなかった。冒頭に古事記の著者の1人とされる「稗田阿礼」は女性だったという論証があるが、男性か女性かという論争があったこと自体知らなかったし、何だかどちらでもいいような気がしてしまう。古事記は演劇性・音楽性の強い「楽劇」のようなものだったという「説」も古事記を原文で読んだことのないものには、これまたどうでも良いことのように思える。楽劇ならば、何かメロディをつけてミュージカルにしたら面白いかもしれないという気がしたくらいの感想である。本書で一番気になるのは、「文学者の直感」を重んじているような記述が何カ所かあったことである。著者がどの程度の文学者なのか知らないが、「文学者としての直感」を持ち出されると、それが大文学者であればあるほど、歴史学者が異を唱えにくくなり、歴史学そのものが思考停止に陥ってしまうという弊害をもたらす。斎藤茂吉が「当代随一の歌人」という看板を利用して、いろいろな説(珍説)を唱え、日本の文学史をめちゃくちゃにしたのと同じものをみているような気がしてならなかった。(「古事記の真実」長部日出男、文春新書)
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グラスホッパー 伊坂幸太郎
作者の数多い人気作のなかでも特に人気の高い本書であるが、最初に「鴨とアヒル‥」を読んで面白いと思った私としては、このようなハードボイルド風味の強い作品にすこし戸惑ってしまった。しかし、こちらの方が、かれの代表作ともいえる「ゴールデンスランバー」に近いことを考えると、こちらの方が作者のメインなのだろうと納得した。一時期、複数の話が同時並行で進んでいって、最後に1つの話にまとまっていくという小説手法が大流行で、そんな小説ばかりになってしまったなぁと感じた時期があったが、本家本元(伊坂とか恩田陸とか)の作品を読むと、やはり面白いなぁと唸ってしまう。(「グラスホッパー」伊坂幸太郎、角川文庫)
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渡辺久信 サイン 西武ライオンズ現監督
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金正日の正体 重村智計
最近の金正日の重病説の流布を見計らったような絶妙なタイミングで刊行された本書の内容は、実に衝撃的である。その重病説も吹き飛んでしまうほど衝撃的である。金正日が日本の赤坂にたびたび来ていたといううわさは本当か、いつから影武者が登場するようになったのかといった話がどんどん飛び出してきて、消化不良を起こしそうになる。作者の分析は信憑性が高いように思えるが、それを全て受け入れる準備がこちらにはまだないような、そんな感じだ。作者の分析がどこまで正しいいのか、それが判る日も遠くないような気がするが、そのとき何が起こるのか怖いような気もする。(「金正日の正体」重村智計、講談社現代新書)
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村田兆冶 サイン&ユニフォーム ロッテ・オリオンズ
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デストラーデ サイン 西武ライオンズ
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ダニエル・ナルディエロ サイン サッカー
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ハンク・ブレイロック サイン MLB
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フィル・リズート ユニフォーム MLB
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さらに、なかなか殿堂入りを果たせない彼に対して、以前のチームメートが彼の殿堂入りを促すキャンペーンを行ったというエピソードを考えると、人格的にも優れた人物だったのかもしれない。
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荒野 桜庭一樹
本書は「直木賞受賞第1作」となっているが、実際には、書かれた時期もその内容も今より低い年齢層を対象にライトノベルを書いていた少し前の時期のものだ。本人の弁では、3章からなる本書は、最初の2章はすでに刊行されたもので、最後の一章を最近書き下ろして付け加えたとなっている。モチーフは「ブルースカイ」の系統のような気がするが、文体はこれまた本書独特のものである。あたりまえのことかもしれないが、作者の文体の変化が、書かれた時期によるのではなく、内容によって変幻自在である、ということが判って面白い。内容的には、狙った読者層の年齢が低いということもあり、作者の作品のなかでは中くらいという感じだ。(「荒野」桜庭一樹、文芸春秋)
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