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カーリー・ウェッブ ウェア GOLF

女子プロゴルファー、カーリー・ウェッブのコレクティブル(サインは2007年11月3日に紹介済み)。このシリーズは比較的地味な感じのものが多いが、これもウェア部分がカラフルであるにもかかわらず、なんとなく地味な感じがする。見た目のよさは、ウェアの色のカラフルさだけではなく、やはり全体のデザインに左右されるところが多いことを物語っていると言えよう。それから、こうしたコレクティブルは、写真のウェアと実際のウェアが同じということは滅多にないのだが、これは完全に一致しているように思われる。これも、写真がまさに試合中に着ていたことを示す証拠となっていて、その点はうれしいのだが、デザイン的には色がだぶってしまうのでマイナス面もあるように感じる。そのあたりが大変難しい。
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最後の証人 柚月裕子

「…の証人」という本は、似たような題名の本がいろいろ出ていて紛らわしい。アガサ・クリスティの有名な「検察側の証人」もあれば、最近話題になった「弁護側の証人」というのもあるし、昔、日本の女流作家の作品にも似たような名前の本があったように記憶している。本書を買うときも、「読んだ本ではないかなぁ」と少し心配になり、奥付で2010年5月となっているのを確認してから買った。紛らわしさの一因は、「…の証人」という本が4冊とも女性作家によるものだということだ。少し前に読んだ「弁護側の証人」も、作者名を忘れてしまっていて、中途半端に女性作家だったということだけ覚えていたので、混乱してしまったのだ。
 そういうことで、もっと題名にインパクトが欲しいと注文をつけたいところだが、読み終わってみると、この題名が作者の思いの大部分が込められたものであり、まさに本書に相応しい題名だということが納得できる。著者は、なんと言われようと、最後の証人の最後の一言が書きたかったのだろうという想いが伝わってくる。本書を読み進めると、最初から8割くらいはいろいろ似たようなミステリーがあるのでそんなものかという感じで、最後のところのどんでん返しも予想の範囲なのだが、不思議なのは、その後大きなどんでん返しもないのに何故か「そういうことか」と感心させられてしまうことだ。そのキーになるのが最後の証人の最後の一言という訳で、そこに読者は面白さを感じるのだ。(「最後の証人」柚月裕子、宝島社)
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粘菌-その驚くべき知性  中垣俊之

昨年だったか、NHKの「爆問学問」で「単細胞は天才だ!」という「粘菌」についての番組をやっていて、非常に面白かったのを覚えている。その時のホスト役の先生が本書の著者だ。著者の本を本屋さんで見つけたとき、その番組が思い出されたので、読んでみた。TVの番組と比較して思ったことは次の2点だ。1つは、著者による粘菌の研究が、TVの番組では思いもしなかった「知性」というものに対する深い考察の元に行われているということだ。TVの番組は、確かに面白かったが、著者が何を目指して研究を進めているのかがほとんど描かれていなかった。本書を読むとそれが良く判るし、「知性」というもの対する日本と西洋の考え方の違いなども、大変興味深いものだった。もう1つは、本書で紹介されているような科学実験について、TVだと視覚的に理解できるものが、文章ではなかなか難しいということだ。TVでやっていた実験と同じ実験を説明するのに、TVならば一瞬でわかることを文章では数ページで説明しなければならない。当然そのインパクトはTVの方が断然勝っている。そんなこんなで、本とTV、2つの情報媒体の特徴の違いが良く判って面白かった。(「粘菌-その驚くべき知性」中垣俊之、PHPサイエンス・ワールド新書)
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現代アートを買おう! 宮津大輔

普通のサラリーマンである著者による現代アート・コレクションの楽しみ方という触れ込みの本書。入門書らしく、非常に親切に、コレクションを始める際の注意だとか、コレクションの醍醐味とかが紹介されていて、読んでいて楽しい本だ。今まで全く知らなかった世界が見られるということで、新鮮な驚きが多い。しかし、著者の豊富な経験談をいくつも読んでいると、本当に普通のサラリーマンだということを鵜呑みにしていのだろうか、と思えてきてしまう。読んでいると、現代アートに親しみが沸いてきて、自分も一歩踏み出せば現代アートのコレクターになれそうな気がしてきてしまうが、やはり著者のようなアートに対する特殊な才能があっての話ではないかという疑惑も同時に沸き起こってくる。そうだとすると、結局は「私はこうしてお金をかけずに高尚な趣味を楽しんでいます」という自慢話ではないのかと思ってしまう。そのあたりが大変微妙な感じだ。
 また、著者がコレクションを始めたのが約15年前のことらしい。思い起こせば私がサインのコレクションをし始めたのもちょうどその頃だ。片や現代アート、片やサインということで、何だか自分がつまらないものを集めてきたような気がして複雑な思いになってしまった。私だって、サインを集めてきたことを本にすれば、本書のような高尚な内容にはならないが、1冊本が書けるくらいのエピソードはあるのではないかと思う。それから本書は、アートの本でありながら、写真が全く使われていない。これは、アート関係の本としては読者に不親切すぎる。版権の問題などがあるのだろうが、せめて自分の所有する作品であれば、そのくらいのハードルは越えて、読者のためになるように配慮して欲しい。(「現代アートを買おう!」宮津大輔、集英社新書)
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マルセル・ホッサ ジャージ NHL

名選手マリアン・ホッサの弟、マルセル・ホッサのユニフォーム。名前のつづりが少し似ていて、イニシャルにすると両方ともM.ホッサなので混同しやすい。実は、私自身、この2人の兄弟のサインを両方持っていたのだが、しばらくの間、ホッサという選手が2人いることを知らず、同じ人のサインだと思い込んでいた。当時は、何故か彼のサインを4~5枚も持っており、形状の違うサインがあるということには気がついていたのだが、時間の経過とともに変化したものとばかり思っていた。どちらかというとマリアンの方が実績は上だが、マルセルも期待の若手選手として既にかなりの活躍をしているようなので、兄と混同してしまっては失礼、NHLファンとしては恥ずかしいことと反省している。
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