玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

属国としては

2023-03-21 16:22:54 | あれこれ

午前中、WBCをTVで見ていた。サヨナラ勝ちの余韻に浸りながら、これで決勝はアメリカ戦となった。負ければ属国として相応なことだが、勝ったら先の日米戦争のお返しとなろう。

この國も悪かったが、米国も充分に悪かった。米国は今も大国という悪者だが、ロシアは大国であったが、捻じ曲がった悪者になってしまった。

かつて日本が真珠湾奇襲で負ける戦争に挑んだのも、底流には大国意識があった。欧米は認めていなかったが、日本は五大国としての矜持があった。その矜持で負ける戦争に突っ込んだのは当時の無責任で無能な陸大出身の軍人たちとお先棒を担いだ新聞屋たちの愚挙のお陰であった。

今、霞が関や永田町を見るに、東大出官僚、世襲議員、忖度放送界がこの國を昔来た路に導こうとしているように見える。

憲法の主旨に違背する「閣議決定乱発を容認する官僚や言論界」の同調空気に、かつての「天皇機関説批判」によって精神的に國民を非常時に持ち込んだときの嫌な空気感を感じている。

終活で本棚に積まれていた本を処分しようと思って取り出したら、又読みだしてしまった。

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コロナ三年

2023-03-06 14:31:12 | あれこれ

振り返れば、恐ろしいほど何もなかった三年間であった。多くの人間が日常の活動や行動をそれぞれが考える、又はできる範囲で制限した三年間であった。これで終わるかどうかも分からないが、ともかく三年間が過ぎた。

振り返れば、よくもマア安倍政権は八年も持ったものだ。よく八年間もこの國の国民は許したものだ。いまだにその後遺症が残存しているのがチラホラ出て来ている。

ふと街を歩くと、辛夷の花が咲いていた。

実は木蓮の一種かと思ったがケータイでは「姫辛夷」だそうだ。辛夷が咲けば、もうすぐサクラだが、・・・

既に咲いていた。但し、雲南桜だったが。

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発信力のある人

2023-03-05 11:08:31 | あれこれ

声と態度の大きいヒトの意見は、時として国や社会を動かすことがあります。またそうでない場合もあります。

昨今は、ハシモト氏やミウラ氏などが、発信力があるコメンテーターということになっています。

その実体はマスコミが多く取り上げるだけで、彼らの意見はさほどの中身があるモノではありません。彼らの共通項は政権を批判しないこと、それだけです。

その逆がテレ朝のタマガワさんかもしれません。たぶん彼が出なくなって「羽鳥モーニングショー」の視聴率は下がっていくでしょう。

放送局の上層部は政権に忖度すれば一時的に政権の圧力を逃れますが、人々はメディアから徐々に離れていきます。

マスコミ企業が経営利益を最優先させれば、逆にジャーナリズムの質は逸失していきます。やがてテレビ局・新聞社は学生の人気就職先から外れて行きます。近頃は人気アナも転職して行くとか!

早晩マス・メディアそのものが斜陽化して行くのではないでしょうか、…。

 

〇道ばたの春

アオイカタバミ(葵片喰)

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元には戻らない

2023-02-11 14:36:19 | あれこれ

先週、整形外科で隣に座った婆さん(失礼!高齢の女性)がろっ骨を温めていた。つい「肋骨を折ったんですか?」と聞いてしまった。そこから話が進み、自らの交通事故のことを話した。会話の最後に「元には戻らない、焦らないで納得すること」と云われた。

確かに私は焦っていた。しかし、毎日歩行練習したり、体操したり、膏薬を張っても、たぶん事故前の同じレベルには戻らないのだろう。それを納得することが、…中々できない。

同じように、戻らないズタズタになったこの國がある。進行方向を間違えたのは自民党の政治家と佞臣官僚であろう。

日銀総裁は、ナルシスト黒田の後任に官僚ではない学者が登用されるらしい。財務・日銀官僚ではなかった。

当然アベ・スガの縁故政治の罪は責められるべきだが、現経済の歪みは元に戻らない。これは納得する訳にはいかない。

嘗ての「敗戦」責任は「軍部」に押し付けたが、今度の経済「敗退」の責任は旧態依然の「財界」であろう。無論共同正犯に世襲政治家がゐることは云うまでもない。

近頃、バイクボックスができた!新商売かしら。

 

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滑落の空気感

2023-01-12 09:36:25 | あれこれ

先日のデモクラシータイムスを見ていて思ったが、各自の意見をそれぞれ遠回しにいうだけで、誰かの意見をはっきり否定したり、疑問を呈するモノではないらしい。つまり討論会じゃなくて、相手の意見は十分過ぎる程尊重する。

その姿勢は上品で良いとしても、気になったのは三木さんという方は情報公開のプロらしいが、そもそもこの国は情報を隠蔽、改竄することを基本原則とする行政國家ではないのか。言葉では情報公開というが、実は「情報隠蔽法」なのであろう。その現実から語らないと、細部の技術論や物知りで終わってしまう。

高千穂商科大学の教授は学生への講義をそのまま持ってきたような喋り方だ。日刊ゲンダイの編集長は喋るのが下手だが、しかし喋るのが大好きだ。結論はいつもゲンダイの記事程度だが。白井准教授は一番の論客だが、司会の山田爺さんに好かれないのか、ポイントで意見を求められずにずっと不満そうだった。

しかし、ネットと云えども、難しい時代だと思った。あまりに本当の事や鋭い事を言うと、宮台氏のようなことが起こらないとは限らない。

近頃はかなり緊迫した世情ではないか。戦前のように、テロによって言論が封じられる事がないことを希う。

台湾有事や防衛費倍増との危険な言葉が埃や塵のように飛び交い、いつのまにか、戦争に向かって滑落していく空気感がある。

魚釣草とも、鯛釣草とも、云うとか。

十数年前に初めて見つけた時の驚きの印象があるが、今ではそこら中で見る花になった。

 

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